カッチ地方西部1 〈出発〉

午前7時に宿の前にクルマが迎えに来る。日帰りでカッチ地方西部を訪問する。

ブジのスワーミー・ナラヤン寺院の前を通る。ずいぶん新しくてキレイでお金がかかっているお寺だが、デリーやアーメダーバードのアクシャルダム寺院で知られるBAPS
(Bochasanwasi Shri Akshar Purushottam Swaminarayan Sanstha)の寺院であった。今の時代にこうした「歴史的な規模」の巨大寺院を建立する潤沢な資金はどこから来るのか。信仰の力というよりも、その集金力に感心してしまう。

こうした宗教活動が盛んであるが、ここから最短で90kmほど離れた国境の向こう側ではヒンドゥーはごく少数派となり、その存在自体が陰に日向に圧迫されているわけなので、「政治」や「体制」といったものは本当に大切だと思う。

クルマで走っていて、7時はまだ辺りは暗く、薄いフリースの上にジャケットも羽織って出たがこれでちょうどよかった。さすがに早朝はかなり寒い。

荒野を走っていくと、デリーのクトウブミナールよりも更に大きな塔があった。これはテレビの放送電波の中継施設であるとのこと。最初に古いシヴア寺院に立ち寄る。規模の小さな石造り。

次に同じ道沿いで寄ったのはマーター・マンディル。こちらもかなり古いのだそうだが、2001年の大地震のダメージによりひどく損壊した後に建て直したものであるとのこと。


途中で2回ほど、休憩を取ってチャーイを飲み、クルマは一路西へと向かう。

これも中途で立ち寄った階段井戸
カッチ地方では風力発電が盛ん

〈続く〉

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