FIH World Cup 2010

先週日曜日から、デリーではホッケーのワールドカップが始まっている。インドにおける開催は、1982年のムンバイーに続く2度目である。
スティックでボールを扱うが、フィールドの形状、プレーヤーは11人ずつであること、相手のゴールにボールを入れることにより得点されることなど、試合展開にはサッカーと共通するものがある。
オフサイドは廃止されていること、ゴール前の半円状のエリアからのシュートでないと得点できないこと、交代した選手が再びフィールドに戻ることができることなどといったルールを押さえておけば、ボールコントロールの技術的にはまったく違うものであるとはいえ、サッカー好きな人ならば思い切り感情移入して観戦できる競技である。
日本ではマイナーなスポーツだが、サッカーの世界で言えばブラジルやドイツに相当する地位にある。パーキスターンは優勝4回、準優勝2回、インドは優勝・準優勝ともに1回ずつ、他にはオランダが優勝3回、準優勝2回、ドイツは優勝2回、準優勝1回といった具合だ。オーストラリア、スペイン、韓国なども強豪の一角を占めている。
出場国は12カ国。これまでの試合結果、今後の予定等はこちらを参照願いたい。
Schedule & Result (FIH World Cup 2010)
『Pool』のA,Bが総当りのグループ分けで、それぞれの上位2チームずつが決勝トーナメントに進出する。
大会初日にインドはパーキスターンに対して1-4で幸先の良い勝利を収めたが、因縁のカードにふさわしく(?)トラブルがらみのスタートであった。
Reduced ban not justice, I was punished for no fault: Shivendra (Hindustan Times)
3月2日のちょうどこれを書いている今、もうじきインドとオーストラリアの対戦が始まろうかというタイミングだ。
4日にはスペイン、6日にはイングランド、8日には南アフリカとの対戦が予定されている。もちろん個人的にはもっとも関心があるのは、開催国でもあるインドが決勝トーナメントに進むことができるか、そこでどこまで勝ち進むことができるかということだが、同時に格上のパーキスターン、そして東アジアの雄、韓国の動向も大いに気になっている。
※BHUJ 3の続きは後日掲載します。

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