これぞ旅行用三脚?!

Gorillapod
巷でGorillaPodなる三脚が話題になっている。従来の三脚と違い脚がグニャグニャと自在に曲がるのが特徴。足場が悪かったりスペースがなかったりと三脚を設置できる環境になくても、タコのような足を這わせたり巻きつけたりできるのだ。例えばベンチの背もたれに絡みついたり、柱に抱きついたり、果てまた木の枝からぶら下がったりと臨機応変に撮影シーンを提供してくれる。おかげでこれまで想像さえできなかった面白いアングルからの撮影も可能になる。
サイズはコンパクトカメラ用の小さなものGorillapod(自重45g、耐荷重275g)がすでに昨年から販売されている。だがこれは華奢すぎてコンパクトデジカメといっても特に小型のカメラでないとブレはもとより落下も心配であまり興味が沸かなかった。
だがこのGorillapodを一眼レフカメラでも使用できるように、グッと大型化したモデルがすでに欧米では販売されている。現在、日本でも外国業者から通販で取り寄せることができるが、3月には日本国内でもカメラ量販店等で順次発売される予定とのことだ。
なお一眼レフ用モデルには二種類あり、ひとつは標準レンズなど小型レンズを装着用Gorillapod SLR(自重165g、耐荷重800g)と、ズームレンズ装着用のGorillapod SLR-ZOOM(自重241g、耐荷重3kg)である。
Gorillapod
後者はこのシリーズ中で唯一好みの自由雲台を取り付けることができる。むやみに大ぶりなわけではないので、主にコンパクトデジカメに使うつもりであっても汎用性、機能性と安全性を考えればこれがベストチョイスかと思う。『三脚』の割にはやけに重量が軽いことで判るとおり、普通に立てて使うよりむしろ何かに巻きつかせて固定することを第一義とする製品のようだ。
長く使っているうちにジョイントがくたびれてきてダメになるんじゃないか?という疑問も沸くだろう。同じように感じる人も少なくないようで、この点について『そんなに高いものではないのだからまた買えばいいじゃないか・・・』という製品レビューを見つけた。
Joby Gorillapod SLR Tripod Review (DIGITALCAMERAREVIEW.com)
結局のところ、変わった動きと奇妙な見た目で気を引くアイデア商品。末永く大切に使うこだわりの道具ではないだろう。三脚とはたゆまず揺らがず、カメラをひたすらガッシリと支えるものであるはずなので、正直なところ奇をてらったヘナチョコなツールは邪道だろう。でも手軽さといい遊び心といい、散歩用兼旅行用としてとっても気になる三脚なのだ。しかしアイデアとしては大変面白いので、ひょっとしたら本格的なカメラ用品メーカーが類似の商品をより本格的かつ高品質に仕上げて市場に投入してくるのではないかと私は予想している。
このGorillapodを購入後したら使用感をレポートしたいと思う。
Gorillapod
JOBY Gorillapod

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


上の計算式の答えを入力してください