大丈夫なのか?ネパール航空

本日、12月18日からネパール航空は国際線の運航を停止する。下記リンク先のニュースに伝えられているように、『機材がない』のがその理由である。国際線に用いられているボーイング757が二機あるうち、一機は故障中でもうひとつのほうは定期点検に出すからだとか。
気になるフライトの再開時期だが、1月1日から飛ぶとも1月2日までは運休だとも伝えられておりはっきりしないが、少なくとも今後半月程度は期待できないのだろう。
規模が小さく財政基盤の弱い航空会社はどこも機材繰りには苦労していることと思われるが、こうなることが前もってわかっていながらも、打つ手立てがないところに非常に危ういものを感じずにはいられない。
平常どおり運行を続ける国内線にしても、定期点検が終わり国際線の運航が再開してからも『大丈夫なのか?』と安全面にかかわる不安はつきまとうだろう。
また国際線運航休止のニュースがメディアに掲載されていながらも、肝心のネパール航空自身のウェブサイトにおいて、本日時点ではそれらしき情報の提供がなされていないようだ。ただ同サイトの『Today’s International flight』のメニューの中に『情報なし』との記載があるのみで、詳しい説明などは一切なされていない。
折しもこれからクリスマスを控えて、同社のフライトでカトマンズに降り立つことを予定していた人も少なくないだろう。国際線の運休を受けて、どこか別のキャリアにきちんと振り替えはなされるのだろうか。そうした措置がなされても、繁忙期時期だけに他航空会社も席に余裕はないはず。もとよりネパールに乗り入れする便は決して多くない。
ヒマラヤの小国の航空会社とはいえ、一国を代表するキャリアがこんな状態でいいのだろうか?
Nepal Airlines to temporarily suspend all international flights (flightglobal.com)
Nepal airlines suspends international flights after last plane grounded (Reuters.com)

「大丈夫なのか?ネパール航空」への2件のフィードバック

  1. >一国を代表するキャリアがこんな状態でいいのだろうか?
    それどころではないのではないでしょうか。
    内政も相変わらず混乱したままですし。
    ネパール航空が運休しても、他にネパールに出入りする手段はあるわけですから、国際線の運行再開よりも、ネパール国民が平和に安心して安全に暮らせる日が早く来ることを祈ります。

  2. まさにそのとおりです。長く幾多の混乱が続いてきたネパールで、ここに暮らす人々とってより良い時代が少しでも早くやってくることを願っています。
    もちろん地元の人々の平和と安全とどちらが先かなどと比較するつもりなどありませんが、航空会社として尋常なことではありません。
    訪れる外国人たちにサービスを供するのみならず、地元の人々に直接的間接的に雇用を生み出し、各種産業を活性化させることが期待される存在でもあります。
    ゆえにネパール航空にも、苦境に負けずに頑張って欲しいと思っています。

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