2008年3月に新空港オープン? ハイデラーバード

ハイデラーバードの新空港
ハイデラーバードの新空港は、来年3月には開港するようだ。総工費24.78 billionルピーのこの国際空港は、官民合弁での事業である。空港の運営主体であるGMR Hyderabad International Airport Ltd (GHIAL)は、Airports Authority of India (AAI)および地元アーンドラ・プラデーシュ州政府とMalaysia Airports Holding Berhad (MAHB)の共同事業である。つまり民間資本として参加しているのは、文字通りマレーシアから参入した外資である。


7階建てのターミナルビルを持つ新空港は、インド最長の4,260mの滑走路を持ち、現在収容定員世界最大のエアバスA380を含めた大型機の乗り入れを視野に入れたものである。東南アジアと欧州をつなぐハブとして、また外国とインド各地およびITを牽引力に発展を続けるハイデラーバードを結ぶ窓口しての発展が期待されている。同空港には、ドイツのルフトハンザによる機体整備施設が置かれるとのことである。
幾多の改修や増築などを重ねつつも、もともとの設計が古いデリーやムンバイーの国際空港とは違ったレベルの優れた施設を持つモダンな空港になりそうだ。新しいインドの玄関口のオープンが楽しみだ。10月28日以降、日本航空は東京・デリー間に毎日飛行機を飛ばすようになった。しかし日印双方のキャリアのうち、ハイデラーバードから日本へ直行する新規路線が開拓の予定はあるのかどうかはよくわからない。それでもタイ、マレーシア、シンガポールといった日本との間の便が多い東南アジア各国のキャリアの多くが乗り入れするであろうことから、東京/大阪とハイデラーバードの間のアクセスが良くなることは間違いないはず。
まだほとんど開発の手が入っていない新空港周辺地域は、今後ホテルやショッピング施設といった商業地域として発展させる計画があるということだ。何もかも新しいタウンシップはハイデラーバードの成長のひとつの核として注目されるようになるのだろう。
最後にGHIALのウェブサイト内の完成予想図などが掲示されているPhoto Galleryと建設作業の現況の写真を収めたLive Footageを見てみよう。インドにもこういうモダンな空港が登場するのかと思うとワクワクしてくる。
〈続く〉

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