EMPIRE ROYALE HOTEL

ムンバイのエンパイア・ビルディングにある「エンパイア・ロイヤル・ホテル」というエラそうな名前だが、ドミトリー専門のホテルらしい。
ボロッボロかといえば、そういうわけでもなく、けっこうキレイであるという評判。
1901年開業というから、120年近く営業している老舗ということになる。
当時は安宿ではなく、いつしか没落してこうなったのかもしれない。
歴史があり建物も立派で、ちょっとした名門ホテルになっていてもおかしくないのに、「未完の大器」のままで年月を経たホテルというのは、インドにけっこう多い。
だがまさにこういう宿こそ、ホテルが歩んできた道のりの悲哀とか喜怒哀楽みたいなのが感じられ、味わい深いと言える。宿の快適度は宿泊料金に比例する部分はあるかもしれないが、こういうヘリテージな部分については、たとえ四つ星、五つ星ホテルといえども、敵うものではないのである。

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