鉄路の深夜

夜10時過ぎにデリーのサライロヒラー駅を出発の急行列車。

乗り込んでしばらくは、世間話に興じる人たち、デリー滞在時にお世話になった親戚筋と子供たちも交えてビデオチャットしている家族連れなどで大変騒々しかったが、いつしか彼らも寝静まり、夜汽車は粛々と進んでいく。

寝台で、背中にレールのガタゴト感じて寝る夜行列車は心地良く、いつしか私も眠りに落ちて行くのだが、隣のオヤジの高イビキに「えーい、うるさい!」と目が覚めてしまうのだが、周囲を見渡すと、意外にも静粛な車内。

そうか、イビキの主は自分であったか!と気が付く、インド汽車旅深夜過ぎ。

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