タイ国鉄もeチケットの時代に

個人的には、近年におけるインド国鉄の快挙といえば、eチケットの導入である。わざわざ駅に出向いて列に並ぶ必要がなく、あるいは物グサして代理店に予約を依頼する必要もない。ただ自宅で予約サイトにアクセスして、IDとパスワードを入力して、運行日時と発着時間帯を見て、列車とクラスを確定するだけ。カードで支払い、eチケットをプリントアウトして、カバンにねじ込む。
ネット予約しても、結局は駅の窓口に出向いて(時には長い時間列に並んで・・・)予約票を提示して切符を受け取らなくてはならない某国のJRとかいう鉄道よりも、この点においては利用客にとっての利便性は非常に高いといえる。
唯一難点としては、すべての座席・寝台がネット予約販売されているわけではないので、込み合う時期やもともと運行数が少ない路線では、窓口ではまだ空きがあるはずでも、ネット予約分は早々に完売していることが往々にしてあること。
ところで、eチケット導入については、しばしインドに遅れを取っていたタイ国鉄だが、このほどようやく同様のサービスを導入している。
タイ国鉄予約サイト
インドから日本への帰りに、タイ航空を利用してバンコクにチョコッと滞在するという人は少なくないだろう。日数は限られているけど、市外にちょっと足を伸ばしたい、できれば夜行列車でチョイ遠くまで・・・というとき、バンコクからチェンマイ方面でも、あるいはハジャイ方面でも、タイ入国前に鉄道チケットが手元にあれば、行動範囲がグンと広がる。
道路網が非常に良く発達しており、高速バスが全国各地を頻繁に結んでいるタイだ。発着数やカバーする目的地の多さでは比較にならないが、旅情という点からは鉄道、あまりビュンビュン飛ばすのは嫌だから列車がいい、という人は私だけではないはず。
だがこのウェブでの予約について、全体の席の10%のみeチケット販売とか。残りはやはり従来どおりに鉄道予約窓口(タイの旅行代理店を通じての予約を含む)を通じての販売となるらしい。
とりあえず予定が確定したら、早めに席を抑えるのがよろしいようで。

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