サダルストリートのブルースカイカフェの謎

年始にちょこっとカルカッタを訪れたときの写真。何十年もあんまり変わらないたたずまいだ。ひどく不味いわけではないが、さりとて何か旨いものがあるわけではまったくない。早朝から開いているのはここだけ(及び向かいの似たような店)しかないので、やむなく利用したりする。

お客は欧米や日本などからの安旅行者と、界隈からバングラデシュからの直行バスが発着するため、バングラデシュ人客が多い。

いつ無くなっても不思議ではない没個性なダメ食堂ではあるが、なぜかそれなりに繁盛して、店舗内だけではなく、近隣のゲストハウスでルームサービスを頼むと、ここから宿まで運ばれ、宿のボーイが客室に持っていくようになっている。

キッチンを持たない安宿と客室を持たない安食堂の持ちつ持たれつの関係があるが、ちょうど安宿街の真ん中に位置しているため、便利なロケーションであることに加えて、朝早くから夜遅くまで開いているという、この通りでおそらく最も長い営業時間が幸いしているのかもしれない。

さりとて、この店が繁盛する理由など何もないように思われるのは、近年界隈でいくつかキレイな店が出来ているからだ。だが不思議なことに、そういうちょっといい感じの店は、次に行くと無くなっていたりするのに、こんなブルースカイカフェ如きが永遠不滅なのはなぜだろうか?

ミニマムなコスト、最低限の努力?で最大限の利益を得て長続きしているとすれば、ここのオヤヂは経営の神様かもしれない。もっとも、界隈にあるオンボロ宿、モダンロッジやホテルパラゴンも最低限の投資でずいぶん長く続いているので、彼らは天才経営者?なのかもしれない。

This entry was posted in column, food & drink, life, society, travel. Bookmark the permalink.