babajob

babajob.comというサイトがある。要は求職サイトなのだが、地域と職種を選んで進んでいくと連絡先、サラリー、勤務地、勤務時間、必要とされる言語、その他注意事項等が出てくる。

トップメニューでいくつかの言語の中からひとつを選び、職種や地域ごとに調べることができる。また希望する給与から探すこともできる。

あるニュースサイトに『非正規雇用者の求人情報サイト』と書かれていたが、これは正しくないだろう。ハウスキーパー、庭師、運転手、料理人、チョーキーダールといった仕事の他に、会計、ITエンジニア、教員などといった専門職の求人もある。

そんなわけで次から次へとクリックしていくと、どこの地域でどういう仕事をするといくらくらいの収入になるのかということが判って興味深い。ちょっと他人の財布の中身をの覗き込むような感じか?
例えばデリーでチョーキーダールの仕事をすると月収5,000 Rsから6,000 Rsだが、ビハールの州都パトナーでは3,000 Rsから4,000 Rsとかなり分が悪いのは当然としても、アーメダーバードで『要ホテルマネジメントのディプロマと数年間の実務経験』という条件でのシェフの求人を見かけたが、それでも提示されている給与は4,000 Rs。「うむむ、厳しいなぁ!」という印象を受ける。

まさか国名の綴り最初の部分「Ind」の三文字つながりの縁というわけではないと思うが、kerjalokalという名前でインドネシア版も用意されている。

これで職探しをするには、まず同サイトに登録する必要があるが、名前、携帯電話番号、希望職種と現在の収入等を記入するようになっている。就業の可否については雇用者から直接本人に電話ないしはSMSで連絡がなされることになっている。

固定電話に較べて携帯電話の普及が著しいのは途上国共通の現象だが、インドでももちろん道端の床屋さんや山間の町の坂道で大荷物を運ぶクーリーなども中古品であれ、格安機種であれ、何がしかのケータイを持っている。

とかく番号さえ知っていれば、人をつかまえやすくなったこの頃だが、仕事に関してもそういう具合になりつつあるのだろう。まったく新しい土地でツテがなくても仕事が見つかるキッカケを掴みやすくなってきた、報酬や条件についての見当も付けやすくなってきたといえるだろう。これは雇用する側にとっても同様だろう。

すでに使い古されたコトバではあるが、今の世の中はまさに『情報化』社会であるということを改めて思う。

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