ホテル ヤンゴン空港目の前

Seasons of Yangon

ヤンゴンの空港正面にシーズンズ・オブ・ヤンゴンというホテルがある。もともとは米国資本でラマダ・エアポート・ホテルと呼ばれていたが、ラマダ・ホテルが撤退するのを受けて、マレーシア資本が名乗りを上げた。シーズンズ・オブ・ヤンゴンとして開業したのは今から15年ほど前のことになるようだ。

もともとかなり良いクラスのホテルであったため設備等はかなり立派な雰囲気を残しているものの、宿泊客が自分でスイッチを入れる客室のエアコンを除き、館内はどこも空調は作動していないし、建物自体もちょっとくたびれてきていることが見て取れる。

レストランの食事等はかなり割高であり、周囲にそれに代わる適当な場所もないというのは難だが、空港目の前(国際線チェックインカウンターまで歩いて徒歩でも3分ほど?)というロケーションで宿泊費が30ドルというのはバーゲンだ。

しかしながら、ダウンタウン界隈までタクシーで4ドルから5ドルくらい、時間は30分前後ということもあり、わざわざ周囲に何もないこの場所に宿泊する理由といえば、早朝のフライトを利用するということに他ならない。

このホテルはマレーシアの民間資本とミャンマー政府の合弁事業(建物と敷地の所有は政府)であるため、ミャンマーのガイドブック内で「ミャンマーで政府系の事業を利用しない」ことを提唱しているロンリープラネット社のポリシーのため、ヤンゴンでの宿泊先案内のページに掲載されないことも不利に作用しているようだ。

私が利用したときマレーシア人である支配人氏の話では宿泊客は全部でたったの5人とのことであった。大きな建物で売り上げがたったの150ドル。オフシーズンとはいえ、これは厳しい。

ともあれ元々ホテルとしての造りはとても良いので、ヤンゴンを発つフライトがやけに早い時間帯であれば利用してみることをオススメする。レストランの前にはスイミングプールがあり、暑い昼下がりにザブンと飛び込んでからビールをグビリと飲み干すのもリゾートっぽくていいだろう。

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