会期余すところ一日となった第13回東京国際ブックフェア。今年も『FEDERATION OF INDIAN PUBLISHERS』のブースにデリーのアサフ・アリー・ロードにあるSTAR PUBLICATIONSが出展している。
もうひとつインドから参加予定であった児童書(およびCDやVCD)を取り扱うBREPO SYSTEMS INDIA PVT LTDはフェア開催直前になってキャンセルとなったとのことで、彼らが陳列するはずであったブースは空のまま。
イベント名に『国際』という二文字が付いている割には海外からの出展は質量ともに乏しいのは、読書大国ながらも出版物のほとんどが日本語であるというコトバの壁もあろうし、どの分野でもマテリアルのうち、かなりの部分が『国産』で完結しているという事情もあるだろう。 また非常に商業的すぎて(出版業というビジネスの見本市なので当然ではあるが)このフェア自体にあまり関心を持てないのだが、ときに掘り出し物がないでもない。
もちろんこの催しは単に書籍をその場で販売するだけでなく、翻訳、版権、書籍流通その他の取引先を探したりといった様々な目的を持った人たちが集まってくる。 日本で誰もがその名を耳にしたことのある高名なフォト・ジャーナリストが著書を手に海外の業者相手に売り込みを図っているのを目にした。
ともあれインド書籍の本はその場で販売しているので早い者勝ち。ブックフェアに出かける方はちょっと覗いてみてはいかが?
※東京国際ブックフェア最終日は7月9日(日)
書店に勤務している都合上、昨年Star Pabricationsをのぞいて参りましたが、
中の方は忙しそうで残念ながらお話しませんでした。
かわりに私の相手をしてくれたのは、隣のブースのパキスタン人の男性でした。
名刺を渡しましたが、何の意味もなさそうでした。
今年もインドから出店されていると知っていれば行ったのに!来年を楽しみにしています。
毎年欠かさず来ているみたいですよ。このフェアに来るときにはいつも他国での用事その他もまとめて済ませているそうで、とかく忙しい人のようです。