マハーラーシュトラ州の街なかで店の看板を眺めていると、マラーティー語における外来語(英語)の綴りがヒンディー語圏におけるそれと異なるものが目につく。
画像の店では「Welness Forever」と書いてある「Forever」の部分、ヒンディーであればफॉरेवर(forevar) あるいはफोरेवर(forevar)となるところ、फोरेव्हर(forevhar)とある。

同様に銀製品の店ではसिल्वर(silvar)ではなく、सिलव्हर(silvhar)とあった。英語の「ver」の部分が「var」ではなく、「vhar」となるらしい。
Zeroxについてはजेरॉक्स(jeroksあるいはzeroks)またはजेरोक्स(jeroksあるいはzeroks)などではなく、झेरोक्स(jheroks)と、最初の音が帯気音化するようだ。

系統は近いとはいえ、異なる言語なので、綴りも違ってくるのは当然ではあるものの、マラーティー語に限らず、ネパール語でもサンスクリット等古語が起源の語は、綴りにほとんどブレがないのに比べると、英語からの借用語であったり、英単語の音写においては、かなり違ってくるのが興味深い。
また「औषधि (aushdhi)」とは薬のことだが、ヒンディー語圏では、アーユルヴェーダの薬のことであり、西洋医学の薬のことは指さない。だがこちらでは西洋医学の薬を販売する薬局が堂々とその看板を掲げている。またこちらでの綴りは「औषधी (aushdhii)」となり、尾が長くなるらしい。

時間と機会があれば、マラーティー語を習ってみたい気がする。