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カテゴリー: travel

  • 山間部を行き来する運転手は大変

    ヒマーチャル・プラデーシュ州、ウッタラーンチャル州、J&K州等々、山岳部の往来を担う運転手たちは大変だ。
    映像は乾季で天候が安定している時期なので平穏無事だが、山中の狭い道路で、反対側から大型車両が来ると、互いに行き違うのは大変だし、更に夜中だと危険だし怖い。雨季の夜間という更に困難なシチュエーションも数えきれないほどあるだろう。
    そう、雨季にもなると、道路が崖ごと崩落してしばらく通行止めになったりもするし、やっとこさ開通したかと思えば、崩落部分の崖をなんとか削り通して修復してあったり、それとは反対に崩落個所になんとかレンガを積んで盛り土した上に道路を修復なんていう心配な処置だったりする。そんな場所に差し掛かるたびに、「おぉ、うまく直してくれたねぇ」と安堵したり、「こりゃあマズイ!」と神に祈ったりしているのかもしれない。
    山岳地の長距離バス路線で、大過なく無事に退職まで勤めあげた運転手に「ドライバー人生」について語ってもらったら、実に興味深いお話を拝聴できるのではないかと思う。

    Off road bus driving | H.R.T.C |Dangerous road of himachal pradesh | shimla most dangerous road (YouTube)

  • 12年に一度咲き誇る花 ニーラクリンジー

    12年に一度咲き誇る花 ニーラクリンジー

    南インドのムンナールでニーラクリンジーが大量に咲くのが今年、2018年であることが話題になっている。これに伴う観光客の増加を見込んで、近年になってからニーラクリンジーが沢山自生する地域が国立公園に指定されたほどだ。
    しかし不思議なのは、この植物ひとつひとつの株の年齢はさまざまであろうはずなのに、なぜ2006年、2018年にみんな一斉に咲くのだろうか?なぜ間の年ではチョボチョボと寂しく咲くだけなのか?
    もしかして、12年に一度しか咲かないため、地域に生息するほとんどの株の年齢が12歳違いとなっているのか?
    自然というものは実に不思議だ。

    June 2018 Next Massive Neelakurinji Blooming Season in Munnar (Jumbo Travel & Education Blog)

    Neelakurinji Flower Blooming (Kerala Tourism)

  • 「Vintage Tales」という本

    「Vintage Tales」という本

    Vintage Tales by Warren Brown

    Kindleでこの本を読んだ。

    英領末期から1990年代までにかけてのアングロインディアンをはじめとする欧印混血の人々の日常が描かれている。クリスマスの祝祭であったり、ご婦人たちのピクルス作りのことであったり、雨季の洪水とそれにまつわるエピソードであったり。著者のWarren Brown自身がアングロインディアンである。

    アングロインディアンたちは軍、鉄道に加えて、役所や政府系起業に勤めるサラリーマンが多かったが、ここに登場する人たちは税関役人、市内電車を運営する公社、郵便局などで働く男性たち(女性は主に主婦)やその家族たちが大半を占める。自営業としては、写真館経営者、装身具販売、ウェディングドレス仕立屋、ボクサーといった人々が登場する。

    Free School Street、Marquis Street, Elliot Road、Ripon Street、Royd Street、Collin Lane その他、今のカルカッタの旅行者ゾーンとなっているサダルストリート界隈にある通りが主な舞台だ。

    カルカッタ市内で、アングロインディアンが集住していた地域は他にもあるのだが、このあたりの話が中心となっているのは、もしかすると著者自身がこの地域の出身なのかもしれない。

    元々、この界隈はアングロインディアン、アルメニア人、ユダヤ人、華人といった白人社会を取り巻く層の人たちが多く住んでいたが、独立後のインドでは立場が悪くなったため、生まれ育ったこの国を離れた者は多い。

    今でもこのエリアに残るアングロインディアンの人口はそれなりにあるのだろうか?次にカルカッタを訪れる際には、このあたりのことについて調べてみたいと考えている。界隈の両替商のオーナーにはアングロインディアンがけっこういるというような話は耳にしたことがあるのだが。

    書名 : Vintage Tales
    著者 : Warren Brown
    ISBN 1537852892, 9781537852898

  • 名古屋名物パキスタン料理

    名古屋名物パキスタン料理

    せっかく名古屋に来たので、味噌カツ、山本屋本店とやらの味噌煮込みうどん、ナントカのきしめんとやらをいろいろ食べてみた。どれもおいしい。さりとて、知る人ぞ知る名店で食べることなく東京に帰るのはもったいないので出かけてみた。

    名古屋駅からあおなみ線で南下して荒子川公園駅下車して徒歩15分。港湾地区に近い工業地帯にひょっこり出現するAsia Halal Restaurant。場所柄、お客さんの大半がこのあたりに多いパキスタンの人たち(とりわけ中古車取引関係者が多い)なのではなかろうか。妥協のないパキスタンらしい味わいを期待したい。

    パンジャーブのヒルステーション、ビール醸造所で有名なマリー出身で、大柄でガタイの良い店主のアッバースィーさんに「評判を聞いて東京から食べに来ました」と言うと、大変歓迎してくれた。ちょうど食事時ということもあり、私たちが着いたときには誰もいなかった店内がすぐに満員となる。見たところ、他のお客はみんなパキスタンかバングラデシュの人たちであった。

    ニハーリーとナーン、そしてチキンビリヤーニーで昼食。盛りが大きく、味付けもパキスタン人客向けという感じだ。店内のお客たちの姿と併せて、名古屋にいることをすっかり忘れて、まるでパキスタンに来ているような気分になる。

    隣にあるAbbasi Halal Foodもアッバースィーさんの経営で、パキスタンの食材、清涼飲料や袋菓子などを扱っている。

    所在地: 愛知県名古屋市港区善進本町536
    電話: 052-398-6128

  • 津島市にあるアハマディーヤのモスク

    津島市にあるアハマディーヤのモスク

    名古屋市や近郊では、あまり観光客には知られていない名所も多い。名鉄津島線で足を伸ばした先は、津島市にあるアハマディーヤのマスジッド。

    英領時代のインドの東パンジャーブ(現在はインドとなっている地域)で、イスラーム教スンニー派の流れを汲み、19世紀に始まった革新的な組織だが、印パ分離独立時に本拠地がパキスタンに移動。その後更にイギリスに移転している。

    その背景には、アハマディーヤの教義等をめぐって、現在のパキスタンではイスラーム教とは認められておらず、不利な立場に置かれているという不幸な現実がある。

    これと重なる時期に、インドではやはりスンニー派の流れのひとつとして活動が始まったデーオバンド学派(ワッハーブ派の影響を強く受けた超保守派)の活動も始まっているが、穏健かつ寛容なアハマディーヤは、これとまったく別の方向性を持つもので、インド世界におけるイスラーム文化の豊かな多様性と奥行きの深さ、イスラーム教学や神学研究の盛んさを象徴しているとも言えるだろう。

    日本全国的にどうなのかはよく知らないが、東京首都圏でインド系ムスリムの人々が集う礼拝施設の中で、デーオバンド学派系のダブリーギージャマアト関係のものがかなり多い。そんな中で、都内にもこれらとはまったく異なるアハマディーヤの活動拠点があるとのことで、興味深いものがある。

    さて、最寄り駅の青塚駅を降りて、住宅や田畑の眺めが続く中を歩いていくと、屋上にドームを持つ大きなコンクリートの建物が見えてくる。日本国内で最大級のモスクで、建物の完成は2015年だが、アハマディーヤの日本での活動は1930年代から(第二次大戦時により一時中断)と古く、当初は神戸に拠点があったとのこと。

    さて、このマスジッドにどなたか常駐されているのかどうか、年始早々(1月2日に訪問した)に開いているかどうかよくわからなかったので、名古屋を出発するときに「本日見学可能ですか?」と電話で確認してから向かった。

    到着して、はじめて判ったのだが、教団の方が通いでモスクに駐在されているのではなく、この建物は宣教師の方とご家族の住居も兼ねており、はからずもお正月の団欒のときに突然訪問するという形になってしまった。大変恐縮であるが、いろいろお話を伺うことができた。

    津島市という立地がやや不思議な気がしたのだが、愛知県では名古屋港を中心とするエリアで自動車関係の取引をする同胞の方々が多いとのことで、南アジア出身のイスラーム教徒の人たちが多く出入りするモスクが鉄道駅近くにあることが多い首都圏とは、かなり事情が違うようだ。話題は反抗期の青少年、スマホとSNSの功罪についてなどのユニバーサルなトピックにも及び、示唆に富む貴重なご意見をいただくことができた。またいつか機会を得て、イスラームについて、アハマディーヤについてお話を伺いたい。

    このたび、津島市にアハマディーヤの大きなモスクがあることを知ったのは、ほんの数日前で、ある方にFBで教えていただいたことがきっかけだった。これがなければモスクを訪れることはなかったし、博学な宣教師の方と知り合うこともできなかった。これについては、まさにSNSの功の部分の恩恵である。

  • 名古屋市内のチベット仏教寺院 強巴林

    名古屋市内のチベット仏教寺院 強巴林

    名古屋市内にチベット仏教のお寺があることは、だいぶ前から聞いてはいたものの、訪れる機会がなく、そのままになっていた。

    正月にたまたま名古屋を訪れる機会があったので、初詣はこの強巴林(チャンバリン)寺に出かけることにした。

    敷地入口にマニ車がある。
    チベット仏教寺院 強巴林

    このお寺は本山修験宗の倶利伽羅不動寺敷地内にあり、同寺の森下住職がチベットでの修行時に名刹ジョカン寺の高僧から依頼を受けて建立したものである。なお、この女性住職はジョカン寺管長であったボミ・チャンバ・ロドロ師から受戒したチベット仏法僧でもあるとのこと。

    他にも日本で、チベット仏教僧侶が駐在していたり、チベット仏教界と交流を持ったりするお寺はあるが、たいてい在インドのチベット亡命社会の仏教界繫がりであるのに対して、ここはチベット本土と直接の繫がりでやっていることが大きな特徴だ。

    チベット本土からやってきた僧侶が常駐していると、何かで聞いていたのだが、2011年以降、チベット人僧侶は不在となっているそうだ。同様にお寺の世話をされている方の話では、倶利伽羅寺住職が、このチベット仏教寺について著した書籍もあったとのことで、ぜひ買い求めたかったのだが、中国当局の依頼により発行を取り止めているとのこと。

    チベット本土の仏教界は、中国共産党の指導下にあり、寺院などにも共産党の支部が常駐する形にとなっているのが現状なので、とりわけ外国との交流ともなれば、いろいろな障害があったり、突然中国共産党当局から干渉されたりすることもあろうことは想像に難くない。

    お堂の入口から先は撮影禁止となっているが、本尊はジョカン寺のそれを忠実に復元したものであるとかで、堂内の形状や装飾なども実に見事なものであった。同寺のホームページ内の「ライトアップ体験ツアー」で建物内外の様子を楽しむことができるようになっているのでご参照願いたい。

    チベット仏教寺院 強巴林HP

    堂内を拝観していると、まるでインド各地にあるチベット人コミュニティの仏教寺院を訪問しているかのようで、名古屋に来ていることをしばし忘れてしまいそうになる。

    境内にはチベットカフェ「パルコル」もあり、訪れたときは営業時間前で、次の予定もあり食事をすることは出来なかったが、ちょっと興味を引かれた。

    チベットカフェ「パルコル」

    毎月7日の13時からに強巴林(チャンバリン)祭として、チベット仏教式の法要が営まれているとのこと。そういうタイミングで訪問してみると、なおのこと良いかもしれない。

  • 進化系オートリクシャー

    Wi-Fi、AC(本当だろうか?)、子供用にチョコレート、ケータイのチャージャー、新聞等読み物、飲料水等々を備えているそうな。なんとPaytmだけじゃなくて、クレジットカードも受け付けるとのこと。怖ろしい。
    メーターも普通の3倍速くらいで勢い良くガンガン上がっていくのかな?と想像してしまう。
    滅茶苦茶ガラの悪い兄貴が運転していそうで、どうもキケンな匂いばかりがする。

    AC Fitted Auto Rickshaw – Must Watch

  • 列車が迷子

    チャーター列車が間違った方向に進んでしまったらしい。
    他にも同様の事例があるようなので、そう珍しいことでもないのかもしれない。
    日本の援助により、本格的に始動することとなったムンバイー・アーメダーバード間の新幹線建設計画はさておき、次々に新たなカテゴリーの特急列車が導入されたり、各種ラグジャリーな客車も投入されている昨今のインド国鉄だが、老朽化した橋梁、旧態依然の運行システム、こうしたミスを起こす操業上のルーズさに起因する大事故の頻発など、もっと根本的な部分を改革していく必要があることは常々指摘されているところだ。
    間違った方向に進んでいるのは、件のチャーター列車だけではないように思える。

    India train travels 160km in ‘wrong direction’ (BBC NEWS)

  • Steam in India

    Steam in India

    80年代後半のインドでは、わずかながら蒸気機関車が牽引する各駅停車のローカルトレインがあった。

    急行列車やバスで移動したほうがよほど速いのだが、機関車の直後の客車に乗り込んで煙、匂い、音などを感じながら過ごす時間は、当時のインド国鉄ファン必須科目みたいなものであった。

    当時の詳細を思い出すと、客層の悪い(笑)超混雑の「General Coach」での移動は、まったくもって大変で、蒸気の旅を愉しむとか味わうとかいう状態ではなかったように記憶している。

    今のインド国鉄では、冬季に定期的に催行するFairy Queen(デリーからアルワールまで)の1泊2日のツアーが催行されている以外に、プロードゲージの路線で蒸気機関車が牽引する貸し切りツアーも、たまに行われていると聞く。

    28/11/2015 RTC Railways of the Raj Part 4 Delhi to Rewari

    機会があれば、こういうのに参加してみたいものだ。

  • 競争社会 

    今年前半に導入された新しいタイプの急行列車、Antyodaya Express。

    ラージダーニー、シャターブディー、ドゥロント等の特別急行よりも下だが、一般急行よりも停車駅が少なくプライオリティの高いスーパー・ファストのカテゴリーの急行ながらも、連結されている客車はすべて2等、しかも予約席/寝台一切なしというエポックメイキングな急行列車。

    さぞかし粗末なものだろうと想像していたが、どうやらAntyodaya Express専用にモディファイされた新型車両を使用しているようで、なかなかいい感じ。

    しかしながら、「予約無し」システムなので、途中駅からの座席/寝台確保は難しそうだし、始発駅からの乗車でも、「他人をかき分けて我先に乗り込む」作法のインドだけに、「早い者勝ち」というよりも、「腕力ある奴が勝ち」「デカい奴らのグループ圧倒的有利」という状況になりそうだ。

    まさに「競争社会」でキビシイ・・・。

    Antyodaya Express, Train for Unreserved Travel to Roll out Soon. Here Are the 7 Things to Know! (THE BETTER INDIA)

  • Trains At A Glance更新版

    11月に入ってすぐにインド国鉄時刻表が更新された。

    今はインドの様々な旅行予約サイトで検索・予約出来るので利用価値は下がっているとはいえ、方面別に一覧できるのはありがたい。

    各駅停車も掲載されるNewman’s Railway Bradshawという時刻表もかつて出版されていたが、今でもどこかで流通しているのだろうか。

    オフラインでも参照できるように各ページをダウンロードしておこうと思ったのだが、リンク切れが沢山あるため、保存しそびれたページがかなりある。相変わらず雑な造りだ。

    一冊まるごとダウンロードできるようにしてあればいいのだが、1ページずつしか落とせないようになっているのが残念である。

    Trains At A Glance (November, 2017 – June, 2018)

  • 「アーリア人の谷」からのFBリクエスト

    2年前、ラダックのマールカーへのトレッキングでガイドをしてもらったT君と、今ごろになってFBで繋がった。
    「知らないカシミール人からリクエストが来ている・・・」と思って、よくよく見ると彼だった。ラダック人だが、風貌はまるでカシミール人みたいだ。

    チベット仏教の地ラダックの西側に、「アーリア人の谷」と呼ばれる地域があり、彼はそこの出身。この地域のアーリア系の人たちが仏教徒化したのはだいぶ時代が下ってからのことのようだが、「先祖伝来のアーリア系仏教徒」というのは、なかなかレアな存在である。

    一度だけ、ちょこっと「アーリア人の谷」を訪れたことはあったのだが、何がしかの縁がないと、あまり楽しめないような感じだった。もともと田舎の人たちなので、外国人が突然「やぁ、はじめまして!」と出かけて行っても、まあそんなもんだろう。

    彼のFB繋がりの人たちを見てみると、おそらく同郷なのだろう、欧州系みたいな顔立ちなのに名前がチベット仏教徒みたいな人たちが多い。

    この地域は、印パに分かれてしまっていて、今では互いに往来できなくなっているというようだ。パキスタン側ではムスリムとなっている同族の人たちが多いらしい。それでもFBを通じて、若い人たちは連絡取ったりするケースも増えているというT君の話はトレッキング中に聞いた。

    インド側のT君の村をいつか訪れてみたいが、同様にパキスタン側も行ってみたいものだ。その国境を越えられないので、ずいぶんグルリ、グルリと遠回りすることになるのだが。