そういえば先日行なわれたワールドカップアジア三次予選、日本対バーレーンの試合はJustin TVから無料中継されていたそうだし、その録画ならば今でもLiveSports.jpで丸ごと観ることができる。(・・・といっても出来の悪い試合だったので、そのためにわざわざ時間を割く必要もないと思う)
FREEE TVはカバーする範囲が広く、インド以外にも世界中の主要国の番組を見ることができる。日本の読売やTBSも含まれているが、こちらは録画のみ。
とはいえ、電波が届かないところにいながらにして、その日に起きた主要な出来事を映像にて目にすることができることに大きな価値がある。アンテナでは拾うことのできないプログラムにアクセスできることが大きなメリットだ。
カテゴリー: IT
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ネットでテレビ 2
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ネットでテレビ 1

昨年11月、ある方に無料にてインドのニュースやエンターテインメント番組を視聴できるサイトを教えていただいた。iDesiTvというのがそれだ。
似たようなサービスを提供するサイトとして、Babu Tvというものもあり、どちらもインドやパーキスターンのチャンネルにアクセスすることができる。ヒンディー語およびウルドゥー語によるプログラムが主体だが、英語のニュースチャンネルも含まれている。
国外からでもアクセスできるのもさることながら、パソコンで忙しく作業しながらでも画面端にそれを表示しておいたり、音声だけ聴いたりという利用の仕方もいいだろう。
通信の質はいまひとつだったりするが、ニュースにしても映画にしても何をやっているのかわからないということはないし、音もまずまずで聴き取れないことはないため、それなりに早い回線が確保できる環境下にあれば充分実用の域にある。
今後、通信技術の更なる進化、ブロードバンド環境の拡大などにより、従来型のテレビ受信機が役目を終える時代はそう遠くないのではないだろうか。少なくともこうした形での受信が広まれば、大画面で映画を楽しむのでなければ、パソコンで済ませてしまったほうがいいのではないかとも思う。
テレビ放送自体も、さまざまな放送局が電波に乗せるだけではなくネットに流すことも開始しているがゆえに、このようにパソコンでリアルタイムに受信することが可能になってきているし、一部の国では人気番組を好きなときにオンデマンドでアクセスできるサービスも始まっている。
こうした分野への進出に消極的なのは日本の大手テレビ局だが、ひとたび『変わるぞ』となると各社横並びに一気呵成で物事が進むのが日本なので、5年後、10年後にはずいぶん違う状況になっているかもしれない。
ともあれ、インドあるいはパーキスターンで何か大きな出来事があれば、すぐにこれらのサイトにアクセスしてみるといいだろう。事件が起きた現場のシーンやその背景についての解説等々がリアルタイムに目の前のパソコン画面に飛び込んでくるのだ。 -
旅行向きのモバイルPCは?
従来型のモバイルパソコンといえば、出先での作業はもちろん、顧客に対するプレゼンテーション、職場に戻ってからの業務等々、様々なビジネスシーンでの用途が前提なので、当然機能性重視。一部の例外を除き、A4サイズが基本形であった。
もっと小型で、まともに文字入力操作ができるピッチのキーボードを搭載しているモデルといえば、10.1インチ画面、B5サイズのモデルとなり、選択の幅がとても狭くなる。価格も20万円前後と高価で、デルやゲートウェイなどといった通販系の会社で、デスクトップあるいは主に据え置きで利用するタイプのノート型パソコンを購入するならば、かなり高性能な機種が購入できる価格。まさに『高級機』といえるものである。
ご存知のとおり、そうした携帯パソコンの分野で異変が起きている。近ごろネットブックと呼ばれるタイプの5万円前後で購入できる安価なモバイルパソコンが次々に発売されるようになった。その名の示すとおり主にインターネットのブラウジングのために用いるものである。高速なCPUは必要ないし、HDD容量だってそんな大きくなくて構わないだろう。日常的に外に持ち出して使うことを前提に作られているため、非常に軽量かつコンパクトだ。
そうしたモデルのほとんどが横長の8.9インチ画面。タテはギュッと縮めてあるものの、横幅は10.1インチのものと同等で、キーボードはまともに入力できる幅を確保してある。視覚的にも横幅がこの程度あれば違和感なく操作できる。利用目的がインターネットの閲覧中心といった場合、自宅でのメインマシンとしての用途を兼ねて購入する人も多いと聞く。
以前はずっと高かったモバイル機器が安く、しかもこんなにコンパクトになってくると、旅行の際に持参したという考える人も少なくないだろう。旅先でそのパソコンからインターネットにアクセスせずとも、日記など記録用に使いたいという人は多いだろうし、ガイドブックには出ていないような各地の情報を参照できるよう保存したり、交通機関の時刻表をダウンロードしたりといった用途も考えられる。またハードディスクに好きな音楽を入れておき、滞在先の部屋で好きなときに聴きたい、出かけた先で購入したDVDやVCDなどを再生したいということもあるかもしれない。
特に写真が好きな人にとっては、撮影データのバックアップ用としても重宝するだろう。従前から、パソコンを持参せずとも画像保存のためのハードディスクタイプのツールを持参している人は多い。パソコンのハードディスクではなくCDかDVDに撮影データをバックアップしたい(こうした小型パソコンの場合、再生ドライブはたいてい外付けとなる)という場合には、いわゆるネットブックというジャンルから少し逸脱するが、工人舎のSXシリーズなどがいいのかもしれないが。
デル、ASUSやエプソンなど良さそうなものがいろいろ目に付く中で、ややアップマーケットな商品だが、ソニーからtype Pが販売されている。実勢価格9万円前後と、通常のネットブックの倍近くの価格帯ではあるが、キーボードピッチはしっかりと確保してあるのに、やたらとコンパクトでビックリする。わずか19.8ミリという薄さと588グラムというから驚きだ。かなり華奢なのではないかと想像していたが、実機に触れてみるとこれがどうして、なかなかしっかり感があっていい感じ。
ただし小型のモバイル機器として、従前から定評のあるパナソニックのレッツノートの中の最もコンパクトなRモデルのようにタフであることを売りにしているわけではないため、圧迫や衝撃といった外部からのショックの際の耐性はあまり期待できないのだろう。価格の差ということもあるかもしれないが、元々のコンセプトが違うので仕方ない。
ところで、ネットブックが5万円前後で購入できる時代に、2万円強という価格はどうなのかという疑問はあるが、折りたたむと文庫本サイズで、テキスト入力専用のワープロもある。KING JIMから昨年11月に発売されたポメラというのがそれだ。単4電池(世界中どこでも手に入りやすい単3電池でないことがネックだが)2本で20時間駆動、つまりACアダプタ不要で長時間使うことができる。しかも起動してからわずか2秒で入力可能という手軽さがウリである。
もっとも日本国内ならともかく、インドでいつでもどこでも好きなときに取り出してカタカタ打ち込む・・・という図はあまり考えられないので、結局宿の部屋で使うことを考えれば、メリットはどのネットブックよりもコンパクトなことと、価格が最も安いこと以外に見当たらないが、人それぞれこうしたモノを持つ理由や動機が違うので、いろいろ選択の余地が増えてくることはいいことに違いない。
ともあれいろいろと持ち物が増えると故障や盗難など、いろいろ気を使わなくてはならないこともまた増える。お互い気をつけることにしましょう。 -
ググッと眺める奇妙な景色?
それにしてもこのグーグルアース、普段目にすることができないものをいろいろ眺めることができるので、遅まきながらハマッているここ数日間である。広いインドでヘンな不思議な人工物を探してみようかと思ったが、これが軍事施設だったりすると愛するインドを裏切るようでどうも気が進まないため、他国を当たってみることにした。もっとも衛星写真解析の素人である私が見つけられるようなものは、とっくの昔にいろんな人が気がついて話題にしていることだろうが・・・。
手始めにモルジブへ。無数の島々や環礁からなる風景は、衛星写真でも充分感動的だ。たとえば周囲を浅瀬とサンゴ礁に囲まれたこんな島でのんびり休暇を過ごせたら、さぞ気持ちいいだろうなあと想像してしまう。

またこういう具合にまだちゃんと陸地が形成されていない、いわば『島の赤ちゃん』を船で訪れて、大海原の中の浅瀬という不思議な体験をしてみたいな、とも思う。干潮時にはそれなりに水面から砂地が顔を出すのだろうか?

リゾート島を除き、いかにも人口密度が低そうな島々ばかりが目につく中で、さすがに首都マーレは建物の集中ぶりが物凄い。

水際までずいぶん建て込んでいる様子が見て取れるが、もともとフラットで土地に高さがないだけに、地球温暖化で海面が上昇したらどうなるのだろうか?

ともあれ何もない大海原に浮かぶ、そう広いともいえない島に高層ビルが林立する様子はなかなかフォトジェニックで眺めているだけでも楽しい。こちらをご覧いただきたい。
視点を一気にアラビア半島へと移してみる。インドを始めとする南アジアからの労働者、技術者、投資家その他が発展に貢献しているUAEのドバイだ。市街地に散らばる青いマークをクリックすると、その地点の風景を収めた写真が表示されるが、やはり中東産油国随一の大都会にして貿易の中心地であることに加えて、おそらく建築に関する規制が緩いのではないだろうか、日本その他では想像できないような斬新なデザインの高層ビルがいくつもあり、近代建築の実験場といった印象を受ける。
中心地から海岸沿いに西郊外へと目を移すと、地上絵(水上絵?)かサカナの骨かと思われるような不思議なカタチが見えてきた。

なんと、これらは人工の島らしい。どういう施設なのかよくわからないが、すぐ近くには同様のものを建設中らしき様子も目に入る。

さてお次はイラク。数年前に米軍と原理主義勢力との間で激しい戦闘が繰り広げられたファルージャ南郊には、電話マークのような形をした施設がいくつも並ぶ地域がある。これは軍事施設なのだろうか?掘ってあるように見える部分は、周囲からの攻撃を防ぐためのバンカーなのかもしれない。

もっと西へと動いてみる。サウジアラビアの大きな港湾都市ジェッダと紅海を挟んで反対に位置するスーダン随一の港町ポートスーダンと見比べてみると、上空からの写真でもずいぶん差があるように思える・・・と言っても、ここに掲載した縮小画像ではそれを見てとることはできないので、クリックするとGoogleマップへ飛ぶことができるようにリンクを貼っておいた。上がジェッダで下がポートスーダンだ。


さらに地方の街になると、同じアラブ連盟に所属する国でありながら、富裕な産油国サウジアラビアと最貧国のひとつでもあるスーダンの格差は歴然だ。人造のナセル湖南に位置しエジプトとの国境の町として知られるワディハルファは今でも舗装道路さえないようだ。実は90年代初めに一度だけここを訪れたことがあるのだが、そのころとほとんど変わらない風景が想像されて気の毒になる。(こちらもクリックすれば大きな画像へと移動できる)

このスーダン、特に近年はダルフール問題等で非常にネガティヴなイメージを抱きがちだが、当時ここを訪問した私は非常に人情深くとても友好的な人々に私はいたく感動したものであった。
また今度適当な機会を見つけて、Google Earthで見かけた気になる風景を紹介したいと思う。インド関係のものであれ、その他の国や地域のものであれ、奇妙なものや面白いものがあれば、ぜひご教示いただけるとありがたく思う。 -
ググッと眺める奇妙な景色?

2年近く前のことだっただろうか。Google Earthで『発見された』中国内の軍事施設のことが話題になっていたことがある。インド・中国の国境地帯、アクサイチンを模した巨大なジオラマが見られるとのことであった。
そんなことをふと思い出し、自宅パソコンで立ち上げたGoogle Earthにその位置(北緯38°15’56.35″の東経105°57’6.12″)を入力して出てきた奇妙な風景。

これをGoogleマップで表示させてみよう。
湖が点在する風景からして、いかにもアクサイチン周辺の模型である。ちなみにこちらがGoogle Earthで表示した本物のアクサイチン周辺の画像だ。

これまたGoogle マップでも位置を示しておこう。
チベットから1962年の中印紛争以来、ここを占領した中国が実効支配している。チベットと新疆を結ぶ重要なルートであったことから戦略的価値の高い地域である。またその交易路の存在ゆえのことだろう、ラダック地方に暮すかなり高齢の人たちの間には、アクサイチンがイギリスの影響下にあった時代に、現在では新疆ウイグル自治区となっている地域のカシュガルその他の町を仕事で訪れたことがある、そこにしばらく暮らしたことがあるという人はけっこういるようだ。
私たちはアクサイチンをこうした衛星写真でしか眺めることができないが、変化に富んだ地形、環境が厳しく植生の少ない高地ながらも川の流れや点在する湖などもあることから、まさに息を呑むような風景があちこちに見られることだろう。この有様を再現した模型が『本物』から2600キロ以上離れ、中国の内蒙古自治区、甘粛省そして陝西省に挟まれた寧夏回族自治区に存在するのである。機密に属するものであるため、実物同様こちらも一般人が訪れることはできない。 -
技術を学ぶ先としてのインド
アフリカ、中東、東南アジア、南アジアの周辺国等々の途上国および中進国からこの国へ経済、金融、医学、薬学等々のいわゆる実学を身に付ける目的でやってくる人々は多い。もちろん欧米に留学するよりも費用が少なくて済むということもあるが、ローカルな言葉をみっちり習得せずに英語で学ぶことができて、しかもあらゆる分野において高い水準の充実した大学・大学院が存在するという基盤の高さがある。
インドのライバル中国もまた留学生の受け入れには積極的で、コトバの壁はあれども中国が国費で招聘する者を含めたアフリカからの留学生もけっこう多いというと、意外に感じる人もあるかもしれないが、留学生受け入れは貴重な外交手段のひとつでもある。
それはともかく、先進国とひとくくりにされる国々からは、インドで言語、社会、文化、歴史、政治、美術、舞踊等々、この国固有の物事を学んだり研究したりするためにやってくる人々は多いが、仕事でおカネになる実学を学ぶ目的でやってくる人はそう多くなかった(あまり目立たないが、決していないわけではない)といえる。そうしたごく普遍的な分野のことを学ぶにあたり、わざわざインドまでやってくる動機に乏しかったからだ。
だが昨今はちょっと事情が変わってきている。IT関連を中心に、研修目的で若手社員を送り込む企業は多く、仕事に必要な技術や知識を身に付ける場所として認識されてきているインドだ。高いレベルの実務教育をリーズナブルな費用で受けることができるというコストパフォーマンスの高さという魅力は大きい。
ソフトブリッジソリューションズのウェブサイトを覗いてみると、IT関係の様々な実務教育のプログラムが紹介されている。インドとの関わり方も時代とともにずいぶん変わるものである。10年後、20年後のインドがどうなっているのか、日本とどういう風につながっているのか想像もつかないが、インド社会のどこかに視点を据えて定点観測していくと、とても興味深いものが見えてくるはずだ。 -
ePaper, eMagazine
数年前からThe Times of IndiaやHindustantimesなどといった新聞は、通常のウェブ版に加えてePaperと称し、紙媒体の内容をそのままの形で用意している。もちろん過去にさかのぼって紙面を探すことも可能だ。なお後者については無料のID登録を済ませれば、毎朝読者自身のメールアカウントに『Mornig dispatch』として当日のePaperが届いて便利。
『消費期限』がわずか一日と短い新聞に比べて、ニュース雑誌等は紙媒体のコンテンツを惜しげなくネット上に公開することについては積極的でなかったようだ。少し前まで、India Todayのウェブサイトは、定期購読者のみID等を入力することにより主要コンテンツを閲覧できるようになっていたものだが、最近は大きく様変わりしたようだ。現在、メインの記事はひととおりウェブ上で見ることができるようになっている。
読者からのフィードバックをウェブ上で受け付けるとともに、各記事の末尾には閲覧者自身が五段階の評価を付けることができるようになっている。インディア・トゥデイ側としては『情報公開』を今後の誌面づくりのためのマーケティングに大いに活用しようという姿勢に転換したのだろうか。
ウェブ版をそのまま斜め読みするのもいいのだが、最新号からバックナンバーまで、市販されたそのままのものを『eMagazine』として、表紙や広告等を含めて全ページ閲覧することもできる。文字サイズが二段階にしか調節できず、拡大してみても実際の印刷物よりもかなり文字が小さくて見づらいという向きには、まるごとPDFとしてダウンロードすることもできる。


こうしたサービスが、India Todayの英語版、ヒンディー語版ともに利用できることに加えて、同じ版元から出ているMoney Today、 Business Today、SIMPLY DELHI、 SIMPLY CHENNAIなども同様だ。
近年、ウェブ上で豊富な情報提供がなされるようになったことに加えて、すでにニューズウィーク等で同じようなサービスは提供されているものの、インドの雑誌による『eMagazine』という試みも面白い。今後、THE WEEKやFrontlineといった他のニュース雑誌もこの動きに追随してくれるとありがたい。 -
ポケットの中のインド

2001年に最初のモデルが発売されたアップル社のiPod。以前は携帯音楽プレーヤーといえば、ソニーのウォークマン、CDウォークマン、MDウォークマンや他社によるこれらの競合商品が店頭に並んでいたものだが、携帯性、機能性、収録できる曲数、拡張性どれも秀逸で、圧倒的な支持を得てこの分野第一級の定番商品となった。
これまでiPodを手にしたことさえなかった私だが、遅ればせながら私も購入してみたのは、第6世代のiPod Classicである。最近のモデルは動画機能が強化されていることが購入の動機。出先でヒマができたときにインド映画を観るのにどうだろうかと思ったのだ。 -
ネットで体験する世界遺産

World Heritage Sites in Paranography というサイトがある。ここでは各地の世界遺産のパノラマ画像を360℃の角度から眺めることができるのだ。(閲覧にはQuick Timeのインストールが必要)
日本やロシアのコンテンツは今のところアップされておらず、このサイト自体がまだ発展途上といった印象を受ける。しかしここで見ることのできる画像の美しさはもちろんのこと、画角の広さからその場の雰囲気もよく伝えていて興味深い。イランのイスファハーンの画像などは、卒倒しそうなほどに美しかった。最初は『ああ、こういうサイトもあるのか』と何の気なしにブラウズしていたのだが、知らぬ間に『呑み込まれて』しまい、ずいぶん時間が経ってしまった。
もちろんインドについてもかなり手厚く25か所のパノラマ画像が掲載されている。南アジアの周辺国のものなども含めて、訪れたことのあるところ、ないところをあれこれと眺めてみるのも面白いだろう。
どういう技術でこういう画像の作成が可能なのか、ハイテク音痴の私には皆目見当つかないのだが、こうした手法で各地の旧所名跡や風物を記録したギャラリーが増えてくるといい。遺跡の外に広がる景色をしばらくたどって行くことができたり、最寄りの町までの沿道風景をそのまま画像でフォローできたりする『仮想旅行体験』が用意されているとなお楽しそうだ。
WH Tour -
日本でインド系放送の輪広がる

昨年から日本で東京のMOLA TVと大阪のHUMTUM TVがインド、パーキスターン、バングラーデーシュのテレビ番組をウェブ上で配信するサービス(番組配信事業において両社は提携関係にあり、契約パッケージ内容・料金ともに同一)を行なっており、この一年ほどで取り扱いチャンネル数が次第に増えてきた。
当初はヒンディー番組のみであったが、今ではパンジャービー、グジャラーティー、マラーティー、ベンガーリー、ウルドゥーと放送言語のバリエーションも広がっている。BTV(バングラーデーシュ)、PTV(パーキスターン)に加えて、南アジアのさらに他の国の放送をラインナップに加える予定もあるのだ。各現地語による放送番組をそのままウェブ上で流す、いわばケーブルテレビのインターネット版といえるだろう。
この盛況を受けて、新たな会社がこの業界に新たに参入する動きが出てきている。IP電話を利用した安いプリペイドカード国際電話の取り扱い、国際線航空券の販売、自動車の輸出などを手がける株式会社ユアチョイスコーポレーションである。
この手のサービスの広がりはADSLや光ケーブルによる大容量回線の普及を背景にしたものであることはいうまでもない。ZEE TV等の各放送局により国ごとに指定の番組配信取扱業者があり、これらの業者が番組を流すのは日本国内のみであること、番組で使用されるのはどれも現地の言葉であるため顧客の大部分が日本在住の南アジア系の人々であるため、日本における彼らの人口規模の相当な拡大が感じられる。
契約者の大部分を占める南アジア系世帯の中で、番組視聴時間が最も長いのは主婦であるといわれる。在日の南アジア系の人々の中に占める勤労者は男性が圧倒的に多い。彼らは日中ずっと仕事で出払っており夕方の帰宅時間も決して早くはない。そのためあまりテレビを見る時間はない。だが夫の赴任についてきた奥さんたちの多くは専業主婦で小さな子供がいるケースも多いので家にいる時間が長くなる。そのためこうしたサービスが必要とされるのだ。結局のところネット経由のインド系テレビ番組の普及のカギを握るのは主婦らと小さな子供たちなのかもしれない。
80年代末のバブルの頃から日本の街角では南アジア系の人々の姿が急増したのだが、当時は短期滞在において日本との間に査証の相互免除の取り決めがあったパーキスターン、バングラーデーシュ(そしてイラン)の人たちが工場や建築現場などで働いていたが、ほとんど例外なく単身で日本に来ていた。
やがて日本の景気の悪化とヴィザ取得の義務付けと審査の厳格化により、彼らの数は次第に減少していくのとちょうど入れ替わるように増えてきたのがIT関連の業界で働くインド人エンジニアたち。やはり彼らもまた比較的若い年齢層の人たちが多いが、前者と大きく違うのは合法的な在留資格を持ち、いわゆる3Kの職場とはまったく違う環境での業務に従事するエリート的な立場であることはもちろんのこと。しかし日本での生活面でも大きく違う面がある。若い層が多いことから単身者も決して少なくないものの、奥さんや子供を伴って来ている人が非常に多いことである。日中多くの時間を家の中で過ごすことが多い彼らにとってこそ母国の放送がリアルタイムで受信できることのメリットは大きい。
もちろんインドだけではなく、東南アジアや南米など各国の放送がネット経由で流れるようになっている昨今。在日の外国人等を相手に小さな会社が番組のパッケージを細々と切り売りする状況にも変化が現れるのではなかろうか。大手通信系会社が一手に複数の国々からなる大量のチャンネルを扱おうと試みることがあるかもしれないし、各国での大容量通信回線の普及が進めば、外国のそうした業者が日本国内に拠点を構えることなく、直接切り込んで来ることもあるのかもしれない。
いうまでもなく、現在インド系テレビプログラムを日本国内で配信する業者たちは、各放送局と正規の契約を交わしたエージェントであり、放送されるコンテンツについては著作権等の関係も含めて法的に守られていることから、他社が勝手な真似をすることは許されない。それでも第三者によるプログラムの二次利用や再配信、そして『海賊放送局』など、いろいろ出てきそうな予感はする。
かつて海外のテレビ放送受信といえば、巨大なパラボラアンテナを設置して海外のテレビ局による衛星放送を受信なんていう大掛かりでマニアックなものであったが、ここのところ急速に手軽で簡単なものになってきている。時代はずいぶん変わったものだとつくづく思う。こと通信や放送について、世界は本当に小さくなったものだとつくづく思う。 -
珍品エレクトロニクス

現在のLG電子に、1997年以前Gold Starブランドで販売していたころの白物家電メーカーのイメージ(今でもそれらは商品構成の主要な部分を担うが)を重ねる人は今やほとんどいないだろう。
ソニー、日立、ナショナル、パナソニックといったグローバルなメジャー・プレーヤーの本拠地ニッポンでは存在感はほとんど無に近いが、パソコンやその周辺機器を含めたさまざまなハイテク分野で力を発揮するエレクトロニクス関連の総合メーカーに成長した同社は、高い技術力と旺盛な営業力をバックに世界各地に進出している。 -
新型パソコン@10,000RS
インド発の新しいPCの流れが生まれる予感(?)がする。このほどバンガロールのエンコア・ソフトウェア社は、リナックスのOSを搭載した1万ルピー(約2万4千円)で購入できる低価格パソコンを発表した。これまでパソコンの購買層として想定されていない人々をターゲットにする製品だ。
開発関係者によれば、一般ユーザーの必要以上に多機能にして高性能なパソコンは「西洋の使い捨て文化の象徴」だといい、マイクロソフトのウインドウズとインテルのCPUによる、いわゆるウィンテル支配の呪縛からの解放さえも目指す意欲作とのことで、これまでになかった新しいPC環境創造への意欲が感じられる。

