OYOが日本進出

なんとインドの「OYO」が日本進出というニュース。これにはビックリした。しかし既存の宿泊施設がこれによって圧迫されるというような懸念はないだろう。

このOYO、自前でホテルをバンバン建設して・・・というものではなく、既存の宿泊施設を勧誘してOYOに加盟させるというスタイルだからだ。

よって、インドの大きな繁華街では、狭い一角にOYOが3件も4件もあり、通りを渡るとまた別のOYOがある・・・というような光景が展開している。初めて目にすると、本館、別館、そのまた別館・・・と拡張したホテルみたいに思うかもしれない。しかし、それらはまったく経営者が異なる別々のホテルなのだ。

ホテル運営と集客のノウハウを伝授し、マーケティングを行い、OYOのウェブサイトでも各地のOYOへピンポイントでお客から予約が入るように誘導するなどの見返りに、これらのホテルからOYOがロイヤリティ等の支払いを受ける。

そんなわけでロゴマークの入った看板以外は、OYO独自のスタイルというようものはなく、元々の宿のスタッフたちがこれまでと同じように働いている。たいていの場合、OYOに入るのは、元からダメだったホテルで、OYOからの指導により、なんとか稼げるようになることを画策している施設。

日本でOYOに入ろうという宿泊施設はどんなところかといえば、なんとなく想像がつくように思う。経営が苦しい施設にとっては、もしかしたらいくばくかの助けになるのかもしれないのだが、利用者にとっては特に魅力がないのがOYOの特徴といえば特徴。近い将来、日本でOYOの看板を見つけたら「経営者芳しくない施設だね」と理解してほぼ間違いないのだ。

インド発格安ホテル「OYO」、日本進出へ(日本経済新聞)

列車待ち

サライロヒラー駅前の狭い広場のすぐ向こうにある「南インド料理」の看板を掲げた店で簡単な夕食を摂る。北インドの大きな街で、本場の料理を食べさせる店として営業している南インド料理店を除き、それ以外の店で出す「南インド料理」というのは、たいてい美味しくないものだ。食後のコーヒーもまた残念なものであった。こういう店がやっていけるのは、やはり始発・終着駅の目の前というロケーションあってのことだろう。

なんと「厚焼きドーサ」であった。

サライロヒラー駅は主要幹線から外れたローカル線、もともとはメーターゲージの路線専用駅だったので、往来の頻度が少なく、主にビカネール、ビカネールとジャイプルの間に広がるエリアといった田舎へ向かう列車となるため、首都の鉄道駅らしからぬローカル感に満ちている。

サライロヒラー駅
プラットフォーム上にある「シヴァ寺院」
乗り込む列車が入線してきた。

それはさておき、スマホカメラで良いことのひとつに、ちゃんとしたカメラだったら憚られるようなシーンでもなんとか撮ることができる場合が少なくないことがある。最近のスマホ上位機種のカメラ機能・画質の向上は目覚ましく、ちょっとしたコンデジと同等といっても良いレベルにあるモデルも少なくない。当然、暗所にも強いため使い勝手も良い。

インドでは鉄道施設、橋梁など公には撮影が禁じられているところは多い。そうした場所で、おおっぴらにカメラを構えてファキンダーを覗いて「さあ、撮るぞ!」とやっていると、駅員に注意されたり、鉄道に配置されているポリスに捕まったりすることもあるのだが、そのあたりのハードルがやはりスマホだとずいぶん下がる。もちろんシャッター音を消すソフトは入れておくべきだろう。

いずれにしても撮影禁止の場所で、咎められたら面倒なことになるのは間違いないので、あまりお勧めできる話ではないのだが。

今どきのインドのプリペイドSIM

デリーで、携帯のSIMカードを販売している店にて、この広告を目にして、ちょっと驚いた。

vodafoneのプランだが、国内通話が無料で、ネットは1日当たり1.4GBまで利用できて28日、84日、90日のプランがある。28日と90日の中間くらいの日数がなくて、84日という半端なのは変な気がするが、3ヶ月丸々利用できて、509ルピーというのは嬉しい。

1日当たりのネット利用可能容量は、他に2GB, 3GB, 3.5GB, 4.5GBといったものがあるようで、現在のプラン一覧についてはこちらを参照願いたい。

また無料通話について、いくらかけまくっても無料というわけではなく、こちらに記されているように一定の制限があるのだが、それでもインドの携帯電話通話料金の安さは突出している。世界でも最安の水準だろう。

携帯電話が普及し始めた頃のインドでは、通話受信にも費用がかかっていたし、モバイルのネット接続プランについても、出始めの頃は今のような料金水準になるとは想像もつかなかった。

費用がずいぶん安くなっていることもさることながら、以前はデリー市内で午前中にSIMを購入しても、開通するのは夜になってからだったが、現在は昼までに購入すれば、同日午後2時くらいにはアクティベートされるとのこと。使用可能となるまでにかかる時間も短縮された。空港で購入したその場で開通するような他国とはまだまだ事情が違うとはいえ、こうした傾向は大歓迎である。

分配コンセント

近年、世の中で出回る電子機器の種類が増え、当然のことながら旅行の際に持ち歩くそうしたデバイスも増えている。スマホ、外付け充電池、タブレットあるいはKindle端末、デジカメ、電子蚊取り・・・。

そんな具合なので、宿泊先の部屋にコンセントひとつしかなかったりすると、充電を要するものが複数あると困る。もしいくつかコンセントがあっても、壁のずいぶん高い位置に設置されていたり、バスルーム内であったりすると具合が良くない。

また、長距離列車内に電子機器用としてコンセントが設置されていても、すでに誰かがそれを用いてスマホの充電をしていると、自分は使うことができない。
そんなシーンはたびたびあるので、ひとつのコンセントから二口、三口に分けられる、日本ならば百均にあるようなタイプのものを持参すると便利だ。

部屋の中のひとつのコンセントから複数の機器を利用出来るようになるし、列車内でコンセントを占領して充電している人に、「これでちょっと割り込ませてもらうよ」と声をかけて、文句を言われることはない。インド旅行時は携行をお勧めしたい。お買い求めは、インドの街のバーザール内の電気機器屋さん店頭にて。

参考までに、私自身が利用しているものは以下のタイプである。

背面は3穴。フラットタイプも利用可能。
上面は3穴
下面は2穴

amazon.co.jpで販売されている「インドで使えるデータ通信用SIM」

amazon.co.jpで販売されている「インドで使えるデータ通信用SIM」

以前、旅行前に日本で購入できる割安SIMと題して、amazon.co.jpで取り上げてみたが、どんな使い勝手なのか興味があったため、同じ業者によるインドをカバーするSIMとして最も安い「8日間用」(1,630円)を購入して試してみた。

メインのスマホには、インドのプリペイドSIMを挿入するため、予備のスマホのほうに購入したSIMを装着しておいた。デリーのインディラー・ガーンディー国際空港に到着してから電源をオンにしてみると、特に設定をいじる必要もなく、Airtelのネットワークに接続していた。実にあっけない。

しかしながら、「SIMを入れるとすぐに繋がる」というのは、おそらくSIMロックフリーの端末においての話であって、日本のドコモ、ソフトバンク等のキャリアに紐づけられたスマホをSIMロック解除したものでも同様かといえば、必ずしもそうではないかもしれない。

SIMロックをかけられることなく販売されている端末の場合は、世界中のメジャーな通信キャリアのネットワークに関する設定は、プリインストールされているようなのだが、SIMロックがかかっている端末については、SIMロック解除したものをインドの現地SIMを挿入してみると、ネットワーク関係の詳細な設定をしなければ、データ通信そのものがまったく出来ないという経験を幾度かしたことがある。

少なくとも、端末自体が「SIMロックフリー」として販売されていた場合は、まったく問題なく「自動的に」ネットが繋がるはずだが、そうでない場合は、このSIMがインドで利用するAirtel回線の「APN設定」について、事前にメモして持参しておくと良いだろう。

このSIMによる通信は極めて良好である。データ通信専用であるため、通話が出来ないという部分、インド現地のプリペイドプランで非常に割安で素晴らしいプランが提供されているため、通話は出来ずSIMの有効期間も極めて短いこのSIMを必要とするか?という部分はあるが、インド到着すぐさまモバイル環境を必要とする場合、現地SIM入手まで数日かかる事情がある場合には一考の余地ありか、と思う。