同じオートでビカネール市内に戻り、ジュナーガル宮殿を訪れる。ラージャスターン州各地でそうだが、最近は訪問者たちをまとめてガイドツアーをするようなところが増えているが、ここもまた同様。そのぶんキレイに展示されているし、落書きなど悪質ないたずらをするようなケースも少なくなっているはずだ。良い状態で見学できるし、いろいろ質問も出来るため、こういう措置は賛成したい。
その後、併設されている博物館を見物してから、市内を散策。裁判所、その他の役所などが藩王国時代の勇壮な建物を利用しており、いかにも旧藩王国の都といった面影があって良い。シュリー・ガンガー・シアターという、今はどうやら閉鎖されているらしい映画館が裁判所のすぐ近くにあるのだが、これもまたラージプート建築で見事だ。ラージャスターンの他の主要な街に較べると、交通量は多くなく、歩きやすいのもありがたい。
〈続く〉