CHAWMOHALLA PALACE

ハイデラーバードのチョウマハッラー・パレスを見物。現在の当主であり、世俗の権力を有しないながらも、「ニザーム」のタイトルを継承するムカッラム・ジャー(Barkat Ali Khan Mukarram Jah Asaf Jah VIII)は、フランスのニースで生まれで、イギリスに留学していたことがある。

最初の后はトルコのオスマン家のエスラ王妃。だが彼女との結婚生活は15年で破綻。これまで5度の婚姻を経ているが、あまり結婚運には恵まれなかった人物らしい。ハイデラーバード藩王国は、ムガルの家臣でトルコ系の血筋。初代のアスィーフ・ジャー1世の祖父は現在のウズベキスタンのサマルカンドの出身の武人であった。

ハイデラーバードのニザーム(現在も当主の所有)の宮殿ともなると、田舎の藩王国のそれとは洗練度が違うようだ。インド各地の藩王国の多くとは、ずいぶん格が違うことは素人目にも明らか。展示品も、良いものを品良く陳列していた。おそらく管理運営はどこか専門の企業に委託しているのではないかと思われる。ゴテゴテと並べ立てた感じではないところもまた洗練度の高さを感じる。

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