スワンナプーム空港付近のホテル

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早いもので、2006年にバンコクのスワンナプーム空港がオープンしてから5年になる。
インドをはじめとする南アジア各地と日本の間をタイ航空で移動する場合、ここで乗り換えたり、乗り継ぎの関係で一泊したりというケースは多いだろう。
スワンナプーム空港がオープンしてからしばらくの間は、空港にごく近いところにあるホテルといえば、Hotel Novotel Bangkok Suvarnabhumi Airportくらいであった。
Novotelといえば、フランスを本拠地とする国際的なホテルチェーンで、バンコク市内では空港近くのものを含めて4軒展開している。宿泊料金については、こちらを見てわかるとおり、ずいぶん大きな開きがある。もちろん空港エリアのものが最も高い。
サヤーム・スクエアにあるNovotelの約1.5倍、そして他の2軒の倍あるいはそれ以上となっている。。本来の格を大幅に超える強気な料金設定は、スワンナプーム空港隣接のNovotelは、ターミナルビルに隣接するロケーションであるがゆえのことだろう。私も利用してみたことがあるが、どの時間帯においても、次々に宿泊客たちがロビーに到着しては、出発していく姿が多数見られ、かなり忙しそうな印象を受けた。
夜遅いフライトで降り立ち、朝早くの飛行機で出発であったり、あるいはタイにしばらく滞在していたとしても、出発便のチェックインが早朝の変な時間帯であったりすると、なるべく空港近くに滞在したいと思う人は多いであろう。とりわけ子供連れであったりすればなおさらのことだ。
空港と市内の間は、見事な高速道路で結ばれているため、深夜や早朝ならばスクムヴィットの繁華街あたりからタクシーにて30分程度で到着できたりもするのだが、朝寝坊な人間にとっては、この時間を捻り出すのはなかなか大変だったりする。
かといって、市内ならばもっと格上のホテルに宿泊できる料金を、そのために払うのは無駄であるし、室内を含めてホテル内はスタイリッシュだし、スイミングプールなどのアメニティもそれなりに上質ではあるのだが、ベッドとバスタブ以外の何も利用することなく眠りから覚めたらそそくさと立ち去るのももったいないと思うのは私だけではないだろう。
要は空港近くに、もっと安いホテルがあればいいのであるが、さすがは商売上手なタイの人々がそうした商機を見逃すはずはない。新しい国際空港開業後から着々と準備が進められていたようで、すでに空港から至近距離にいくつかのエコノミーなホテルがオープンしている。Queen’s Garden ResortConvenient Resort等が、シングルルームで一泊900バーツ程度からで、このエリアに同じようなホテルは他にもいくつかあるようだ。空港からの無料送迎を付けているところもある。
先述のとおり、乗り換えや早朝便の利用等でニーズのあるエリアなので、今後さらにホテルやゲストハウスなどが増えてくることと思う。

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