2017年までに、インド西部で最高時速200キロの高速鉄道を導入することが計画されている。
Railways looks to run Delhi-Mumbai trains at 200 kmph (The Times of India)
これにより、たとえばムンバイー・デリー間の列車移動にかかる時間が相当短縮されることになるらしい。プネー・ムンバイー・アーメダーバード間については、日本の新幹線システムを採用する方向にあるという点にも注目したい。
インド、日本の新幹線システム採用軸に協議 両首脳合意 (asahi.com)
現在のインドの「高速鉄道」といえば、ラージダーニー急行、シャターブディー急行といったところだが、どちらも最高速度は時速120キロ程度。ゆえに日本の新幹線システムや他国の高速鉄道技術の導入が計画されているわけだ。
インドの場合、どの分野にあってもシステムとしては良いものであっても、現場のクオリティ・コントロールが粗雑であるがゆえ、いろいろと問題が生じているケースが多い。鉄道についてはどうだろうか?
ときに、同じ線路の上を両方から走ってきた列車が正面衝突したり、古い橋梁が崩壊して車両が落下したりといった、信じられない惨事が起きたりするのもインドの鉄道。
輸送の高速化はもちろんのこと、安全管理についても飛躍的な向上が見られることを願ってやまない。