トリプラ州都アガルタラ 鉄道乗入れ8月中旬の見込み

ついにトリプラ州都アガルタラへ、インドの他の地域から旅客列車で行き来できるようになる。建設途中に続発した、地域の反政府勢力による攻撃や関係者の誘拐など、様々な困難を乗り越えての快挙だ。もちろん開通後も、治安面の懸念含みの運行ということにはなるのだろうが。
デリーからの場合、現在グワーハーティーが終着駅となっているNorth East Express, Abadh Assam Expressなどが、アッサムのハフロン(ちょっと危険なエリアだ)経由でアガルタラまで延伸するのではないだろうか。従前のものに加えて新しい列車が導入されるのかもしれないし、もっと短い区間の急行や各駅停車なども加わるのかもしれない。
アガルタラへの乗り入れは、単にインド国鉄のネットワークを少し東に伸ばしたことに留まらず、エリア最大の港湾チッタゴンを見据えたバングラーデーシュへの接続、また東の隣国ミャンマーを足がかりに、東南アジア地域を窺おうかという、中・長期的な展望による意欲的なネットワーク展開構想の足がかりでもあるようだ。10年、20年というスパンで眺めれば、ひょっとするとこのエリアを管轄するNortheast Frontier Railwayは、ただの片田舎のローカル線ではなく、ひとつの花形ルートに成長するのでは?潜在力を秘めている。
もちろんそれが実現するかどうかは、隣接するふたつ国々との二国間関係の進展のみならず、これらの国々の内政事情にも大きく依存することは言うまでもないのだが。
Agartala comes up on Indian railway map (The Economic Times)

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