以下の行程で、7泊8日の特別ツアー列車が走っているのだそうだ。その名もBuddhist Circuit Special Train。
初日 : デリー、ガヤー
2日目 : ガヤー、ボードガヤー
3日目 : ボードガヤー、ナーランダー、ラージギル、ガヤー、ワーラーナスィー
4日目 : ワーラーナスィー、サールナート、ゴーラクプル
5日目及び6日目 : ゴーラクプル、クシーナガル、ルンビニー
7日目 : ゴーンダー、スラワスティ、アーグラー
8日目 : アーグラー、デリー
ビハールとU.P.の仏蹟を中心とした観光地に加えてアーグラーを観光してデリーに戻るというもので、出発日は次のとおり。
出発日
2010年9月25日
10月16日及び30日
11月13日及び27日
12月11日及び25日
2011年1月8日及び22日
2月12日及び26日
3月12日及び26日
いずれも起点はデリーだが、出発駅はサフダルジャン駅である。料金は以下のとおり。
First AC Coupe
US$ 1176
INR 55272
AC – First Class
US$ 1050
INR 49350
AC – Two Tier
US$ 875
INR 41125
AC – Two Tier
(Side Berth)
US$ 770
INR 36190
AC – Three Tier
US$ 735
INR 34545
宿泊費(ホテル2泊で他は車中泊)・食費等込みとはいえ、料金は決して安いわけではない。
それでも鉄道大国インドならではの豪華観光列車として知られるPalace on Wheels、Rajasthan Royals on Wheels、Deccan Odyssey、Golden Chariotなどは、時期やクラスによるが7泊8日の行程で2500ドルから5000ドル近くの出費を覚悟しなくてはならないことを思えば格安である。
最近のこの類の企画ものでは、Maharaja’s Indiaというものがあるが、こちらは5600ドルから20000ドルという、さらにビックリの金額で売り出されている。
Buddhist Circuit Special Trainは、これらのゴージャスな車両と特別なサービスを売りにするものではなく、基本的に在来の車両を使用する企画ツアーである。他にもエコノミーな列車ツアーとしては、Bharat Darshanシリーズの中に様々なタイプがある。日程は1週間から15日間で、訪問先もいろいろ異なるものがあるが、費用は3600ルピーから7700ルピーと手頃なものとなっている。通常の列車もクラスにより運賃の格差が甚だしいこの国だが、ツアー列車にかかる費用も上から下まで大きな差があるのは、いかにもインドらしい。
先述の豪華列車にかかるコストの関係はさておき、そもそもパッケージツアーで1週間費やしてみたいと思わないのだが、デリーからラージャスターンのアルワール間を1泊2日で往復するFairy Queenには、いつか機会を得て乗車してみたいと考えている。
1855年、なんとインド大反乱の2年前にイギリスで製造された、現存する最古の運転可能な蒸気機関車が牽引するヘリテージ列車であるため、『イン鉄ファン』のマストアイテムだ。
往復でも片道のみでも乗車可能で、IRCTCのウェブサイトでも予約を受け付けている。今季は2010月から2011月まで、合計10往復している。
料金はフルパッケージ(Fairy Queenでのデリー・アルワール往復とサリスカー宿泊ならびに国立公園見学)で10200ルピー。片道ツアー(Fairy Queenでのデリーからアルワール片道とサリスカー宿泊ならびに国立公園見学)は7100ルピー。Fairy Queenのデリーからアルワールまでの乗車のみならば3200ルピー。
ご興味のある方はお早目にご予約を。