キングフィッシャー ロンドンへ飛ぶ

Kingfisher Airlines
インドの新興エアラインを代表する航空会社のひとつ、キングフィッシャー・エアラインスが9月3日から国際線に進出する。手始めはバンガロール・ロンドンを往復する便であり、じきにムンバイ・ロンドン便も続くようだ。他にもサンフランシスコ、ニューヨーク、アムステルダムなどへの乗り入れが予定されているらしい。
マレーシアを本拠地とするエア・アジアのように、自国および近隣国を軸足を置き、地域を代表する航空会社に成長していったのと違い、南アジア近隣国や中東諸国への飛行も検討されているもののプライオリティは低く、今のところは欧米志向のようである。
ともあれ、例の赤くて格好いい制服を着たフライト・アテンダントたちの姿をインド国外の空港で見かける機会が出てくるのだろう。
将来、キングフィッシャー・エアラインスで東京からバンガロールへ直行できる日がくるのかどうかわからない。それでも今後、成田空港への乗り入れについての検討がなされるかどうかという点については、発着にかかるコストもさることながら、それが果たして良いことなのかそうでないのかはともかく、インドにおける日本のプレゼンス、インドから見た日本の関係がどのくらい深いものになっているかということが如実に反映されることだろう。
もちろん日印間の友好や親善などといったエモーショナルなものではなく、経済という人々の日々の活動を通じた実体をともなう繋がりがどれだけ濃いものになっているかということであることはいうまでもない。

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