グジャラート州議会及びヒマーチャル・プラデーシュ州議会選挙結果判明

この時期のインドではグジャラート州とヒマーチャル・プラデーシュで、それぞれ州議会選挙が進行中であったが、本日開票で結果がほぼ明らかになった。

1995年から27年間に渡り、州政権を担ってきたBJPが182議席中158議席を確保する勢いで圧勝する見込み。BJP政権27年間のうち、2001年10月から2014年5月までの12年半はモーディー政権。2014年5月に同州チーフミニスター辞任、インド共和国首相に就任した。

パンジャーブ州に続き、グジャラート州でも旋風を起こすことが期待された庶民党(AAP)だが、躍進を見せることはなく、国民会議派に行くべき票が庶民党に流れたのではないかと思われるが、この庶民党が確保した5議席は、どの選挙区のものであるのかについても興味のあるところだ。

ヒマーチャル・プラデーシュではこれとは逆の展開となっており、どうやら国民会議派が過半数を確保する方向。1990年代以降、同州ではBJP → 国民会議派 → BJP → 国民会議派・・・と、両党が交互に政権を担う形となっており、現政権であるBJPが「順番どおりに」国民会議派に与党の座を明け渡すことになりそうだ。

面白いのは、インドが大国であるためもあるのだが、「上げ潮の勢いのBJP」「退潮著しい国民会議派」といっても、州によって政治の潮流が異なり、このような結果が出ることがごく当たり前であることだ。

また、UTとなったカシミール、西ベンガル州、南インドの各州のように、BJPの存在感が非常に薄く、地域政党が主役である州が多いこと、元々はやはりBJPの浸透度合いが低く、国民会議派と地域政党が強かった北東州で、近年はアッサムやアルナーチャル・プラデーシュでBJPが政権を取るといった大きな変化が生じるなど、非常にダイナミックな動きが見られることもたいへん興味深い。

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