インドのカレンダーアートから見る女性観

今から21年前に「インドのカレンダーアート 女神からピンナップへ」福岡アジア美術館でという企画展が開催されたときの展覧会図録。

80ページほどのコンテンツには、「妻として」「豊穣の花嫁として」「母の愛」「危険な母神、保護する母神」「恋人」「妖婦」等々、インドにおける女性像について、様々な側面からカレンダーアートの絵とともに考察がなされており興味深い。

内容は図柄も文章もかなり古くなっており、今の50代以上の世代のインド人たちの感覚で著されたものであるが、それは即ちインドの伝統的な女性観を象徴したものであると言える。

最近、福岡アジア美術館を見学した際に購入したのだが、同美術館を運営する福岡市文化芸術振興財団のウェブサイト上のオンラインショップでも販売されており、ご興味のある方にはお勧めしたい。

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