これらもまたご神木がお寺にまで出世した例。
やはり、人が集う→座れるように基壇を作る→長年の愛着から人々の魂が宿る→神様を置いてみたりして神格化→やがて祠から小さなお寺へ・・・というプロセスはどこも同じようだ。
基壇が作られた段階の木を見つけたら、その後発展するか、サッパリ鳴かず飛ばずか?と追跡してみるのも楽しい。
同じ並びの似たような木でも、ゴミ捨て場になっているものもある。どこで違いが出てくるのかわからないが、もともとそれぞれの木に備わった素質としての「徳」の有無が作用しているとしか思えない。
〈続く〉