デリー警察のポスターガール

デリー警察初のポスターガールは、実際にデリー警察に勤務する女性警官とのこと。記事中にあるとおり、彼女は優秀なアーチェリー選手で、ライフルの扱いにも秀でているというナガ族の女性。私たち日本人とよく似た風貌のモンゴロイド系の民族だ。
彼女が女性警官としての高い資質を認められたこと、加えて容姿にも恵まれているということ以外に、近年の首都で頻発しているインド北東部出身のモンゴロイド系の人たちへの偏見、嫌がらせや暴力行為などに対する抑止としたいというデリー警察の意思があるのだろう。
多民族国家インドでは、少数民族に対して進学や公部門への就職の際に留保制度といった優遇制度があるものの、市井の人々の間でこうしたマイノリティを見下す傾向は否めないようだ。
多くの人々の目に付くところで、世の中のために日々頑張っている少数民族の人たちの姿が取り上げられることを通じて、少しでも状況が改善することを願いたい。

Delhi Police gets its first poster girl (THE TIMES OF INDIA)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


上の計算式の答えを入力してください