再びインド特集 ニューズウィーク日本版

ニューズウィーク日本版 2006年3月8日号
 ちかごろ何かと日本のメディアでも大きく取り上げられることが多いインドだが、現在発売中のニューズウィーク日本版3月8日号はふたたびインド特集である。
 《インド新常識 ITだけじゃないソフト経済の実力、未来を支えるインド版「寺子屋」》という大きなタイトルとともにパドマ・ラクシュミーの写真がカバーになっている。
 ページをめくれば、『インド経済の規模はいずれ日本の5倍になる』『消費行動は世界有数 クレジット会社が成長』『富める少数派の意思を反映した民主主義』『この繁栄は永遠には続かないかもしれない』『南米と同じパターンをたどる?』『問題山積で極左勢力が台頭』といった見出しが並び、インドの現状と将来の展望と問題点を示している。
 手にとっていただけるとわかるが、日本のメディアの報じる『インド』についてある一定の志向があるのと同じく、アメリカ系メディアにも独自のカラーがある。もちろん『民主主義』と『自由経済』への絶対的な信奉がその背景にあることはいうまでもない。
 いずれにしても日本で取り上げられるインド関係のトピック、日本社会に流れ込むインド情報のソースは確実に増えている。かつての『ベトナム・ブーム』のときのように女性誌に雑貨、小物類、ライフスタイルや旅行などに関する情報が氾濫し、『おしゃれなインド』のイメージが広く流布する日もそう遠くないのかもしれない。

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