コールカーターで中華三昧 5 日曜朝市

華人の行商人
 日曜朝市は先日訪れたNEW C.I.T. RD.の中国寺院のすぐ裏側で開かれていた。華人ばかりが大集合しているのかと思ったらさほどでもなかった。インド人10人に対して華人1人といったところか。
 売手のほうはといえば、インド人たちが果物や普通のインドのスナックの露店を広げている中に華人の露店もある。蒸し器の中に入った肉まん、餃子があり、また中華式の長い揚げパンもある。よく中国で粥に浸して食べるあれである。
 そしてミートボールの入ったスープ、ちまき、揚げ餃子、揚げ春巻き、中華ソーセージもあった。持ち帰り用としては、未調理の中華麺、中国語で書かれた護符やカレンダー(台湾から入っているとか)などが売られていた。


餃子と肉まん
中華ソーセージ
ちまき
 こうした露店で商う華人たちは一見してかなり貧しげである。しかしそれでもオーナー然として売り子たちを監視している感じである。売り子たちとはもちろんインド人たちというケースが多く、お客との対応は現地の人に任せるというスタンスがあるのかもしれない。
 肉まんをパクつきながらあたりの様子を眺めていると、露店の中年女性は次に来た華人老女(服装からしてそれとわかる)とヒンディー語で会話をしていた。マンダリンではなく中国の地方語でもなく、ヒンディー語というのがいかにも外地生まれの貧しい華人らしさかもしれないし、また地ベンガーリーでなくヒンディーというのは、いかにもコスモポリタンのカルカッタといったところかもしれない。老女はいくつかの護符を買っていったが、彼らの話を耳にしているとやはり外国から入ってきたものであった。中国のカレンダーもあった。
お客として来ている華人たちはけっこう暮らしぶりの良さそうな人が多い。仲間同士で華語の方言で話す者もあれば、英語で会話している者もある。
 朝市が開かれる通りにつながるSanyat Sen St.には「陳合興」という店があり、看板には「日常品一應倶全」と書かれていた。薬屋と乾物屋と雑貨屋をまとめたような店で、愛想の良い中年の華人女性が店番をしていた。
 好物の台湾製「九製陳皮」(Preserved Mandarin Peel)を見つけたのでさっそく購入してみた。干したミカンの皮の漢方薬漬(?)みたいなもので、日本でも幾度か食べたことがあるし、東南アジア各地でよく見かける品物である。パッケージ裏に貼られたシールから、タイ市場向けに輸出されたものであることがわかった。
 壁にかかるカレンダーには、中文でコルカタのアドレスが書かれている。この街で印刷されたのかと問えば、香港の業者に発注したのだという。
 ここでは、漢方薬、乾物、ハシその他の日用品が売られている。また普通の西洋薬も大量にストックされており、大半は大陸(中華人民共和国)製であり香港経由で仕入れているとのことだ。店内のレイアウトも中華風、ときおり入ってくるお客もやはり華人たちなので、インドにいる気がしない。
中華カレンダー
華人雑貨屋

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