昔々訪れたときのケーララ州の街の商業地では、下階はお店で上階は住居のこんな感じの低層家屋が延々と続く光景が続いていた。
これが連なっていた地域で、こうした建物がほとんどなくなっているので、おそらく90年代から2010年代くらいの間に次々と建て変わってしまったのだろう。こちらの写真はトリスールで撮影したもの。
こうした変化はケーララ州に限ったことではなく、どこの地域でも伝統的な街並みというものはかなり減った。1990年代に入るまで、こうした昔ながらの眺めが健在であったのは長年続いていた低成長がゆえ。経済が調子良く回るようになってからは、街なかの様子が大きく変わっていくのは当然のことである。