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カテゴリー: life

  • GREAT INDIAN RAILWAY

    GREAT INDIAN RAILWAY

    ナショナル・ジオグラフィックによるインド国鉄特集のビデオGREAT INDIAN
    RAILWAY」「
    がYoutubeで公開されている。

    といっても、ナショナル・ジオグラフィック自身がコンテンツを広く公開しているわけではないようで、要は海賊版ということになってしまうのだが、インド国鉄の魅力をうまく伝えている作品である(・・・がゆえに、ぜひオリジナルを購入したいところだ)ので、取り上げてみることにした。

    蒸気機関車が登場したり、2001年に事故死したマーダヴラーオ・スィンディヤー(旧藩王国の王族で国民会議派議員)が登場したりしているので、いつ作製されたものなのかと思えば、1998年1月にリリースされた作品であった。

    興味深いインド国鉄の世界であるとともに、今や事情が少し違ってしまっている部分もあるため、鉄道史を語る貴重な記録であるともいえる。

  • magzterで読むインド

    magzterで読むインド

    在米のインド系ビジネスマンが起業したmagzterが頑張っている。

    いろいろな雑誌の取扱いが増えており、インド関係以外にも東南アジアやアメリカ等の国の雑誌類、中には日本のものもわずかながら含まれている。

    magzterの利用により、インド国外からも雑誌類が購読できるのはいいことだろう。インドの主要都市に居ても普段は見かけない北東州のニュース雑誌の取り扱いもある。magzterの出現以前は、インド国外から雑誌類を購読しようとする場合、それを取り扱うサービスはあっても、手元に届くまで時間がかかったり、郵便事情等により欠配することもあったはずだ。紙媒体で流通しているものと同じ誌面で販売されていることはもちろん、オンタイムで購入できるのが有難い。

    ただ欠点もある。年間購読するように誘導しているためであるが、単号で購入するのと半年ないしは1年間の契約にするかで、ずいぶん単価が異なることだ。前者だとかなり割高に感じられてしまう。

    一度購入したものは、同じアカウントでサインインしている限り、他の端末でも閲覧できて便利だ。しかし、iPad、Android、Windows RT等々のタブレット用のmagzterアプリが用意されているのはいいのだが、タブレットのOSによって操作感がかなり異なることに少々戸惑ってしまうため、改善されることを望んでいる。

    少々注意が必要な部分もある。定期購読の場合、少々注意が必要なのは、購読者側から解約手続きをしない限り、自動更新になってしまう。そのため契約月についてはしっかり覚えておかないといけない。

    私自身は、ニュース雑誌を定期購読しているが、旅行関係ではNational
    GeographicのTraveller Indiaというものがなかなか興味深いことに気が付いた。昨年7月のヒマラヤ特集は充実していたし、他の号でもなかなか興味深い記事が掲載されているのは、さすがNational Geographicである。

    National Geographic Traveller India

     

    ただし、他の版元から出ているインドの旅行関係雑誌については、インドの人々の間での旅行に関するトレンドを知るにはいいかもしれない、といった程度のことが多いため、あまり期待しないほうがいいだろう。

    ともあれ、今後ますますの充実を期待したいところだ。雑誌のみならず、将来は電子書籍なども購入できるようになるとありがたい。

  • その名も「GR」

    その名も「GR」

    1990年代後半から2000年代初頭にかけて人気を博した広角単焦点の銀塩カメラGRシリーズのデジタル版として、GR-DIGITALが発売されたのは2005年10月のこと。

    その後、3回のモデルチェンジによる改良を経て、非常に良く熟成された高級コンパクトカメラに仕上がっている。

    今年5月下旬には、初代GR DIGITALから数えて5世代目となるモデルが登場するのだが、こちらはまさに「フルモデルチェンジ」という様相になる。ここで「フルモデルチェンジ」と表現したのは、カメラの心臓部であるセンサーのタイプの大幅な変更だ。1/1.7型 CCDから、ローパスレス仕様のAPS-CサイズのCMOS、つまりデジタル一眼並みのものが搭載されることになるからだ。

    それでもボディの寸法はこれまでのGRシリーズとほぼ同じのコンパクトさであることも特筆すべきだろう。あんなに小さくてAPS-Cサイズのセンサーを搭載するとは驚きだ。

    GRシリーズとしては、2012年4月に「RICOH」と「PENTAX」ブランドのカメラ関係事業が、ペンタックスリコーイメージング株式会社に統合されてから最初の記念すべきモデルだ。

    カメラの機構そのものの大きな変更を行なうことからか、現行のGR DIGITAL ⅣからGR DIGITAL Ⅴとなるのではなく、世代を示す番号はもちろんのこと、DIGITALという表記をも外した「GR」となる。もはや名機GRのデジタル版を名乗る必要はなく、まさにこれぞGRの真打ちであるとする開発陣の意気込みと熱意が伝わってくる。

    レンズの開放側がF2.8と少々暗め(GR ⅢとGR ⅣはF1.9)ではあるものの、センサーの面積は約9倍となることから、画質の飛躍的な向上はもちろんのこと、ラティテュードの幅も格段に広がるため、明暗差が大きな場面でも盛大に白トビさせることなく、自然な表現が可能となる。感度を上げても荒れは非常に少なくなることから暗所に強くなり、手持ちで撮影可能なシーンがグッと増えることにもなる。

    このモデル性能等の詳細については、今後多くのカメラ関係のウェブサイトや写真雑誌等で様々な紹介や解説がなされるはずなので、ここで敢えて云々するつもりはないし、その必要もないだろう。

    「インドでどうだろう、この一台?」ということで、発売前で実機に触れてもいないのだが、力を込めてイチオシしたくなるGRシリーズの最強モデル。発売がとても楽しみである・・・と、私自身すっかり購入モードに入ってしまっている。

    GRシリーズ最高画質のコンパクトデジタルカメラ「GR」新発売 APS-Cサイズセンサー搭載、速写性を追求し小型ボディを実現 (ペンタックスリコーイメージング株式会)

    GRスペシャルサイト(ペンタックスリコーイメージング株式会)

  • タイフェスティバル2013は5月11日(土)と12日(日)に開催

    東京都渋谷区の代々木公園で開かれる恒例の年中行事になって久しいタイフェスティバルだが、今年は5月11日(土)と12日(日)に開催される。

    4月14日(日)には、豊島区の池袋西口公園にて「第14回カレーフェスティバル&ボイシャキメラ バングラデシュ正月祭」が開催されることは先にお伝えしたとおりだが、春先から梅雨入り前までの季節における屋外イベントというのは実にいいものだ。

    タイフェスティバルについては、近年は混雑がひどくなってきていて、会場内は押し合いへし合いといった具合で非常に窮屈ではあるものの、スペースに余裕のある代々木公園なので、会場とは少し離れた場所でレジャーシートを敷いてのんびり過ごす人たちの姿も多い。

    日がなのんびりおしゃべりをしながら、ときどき何か食べ物をつまんではビールをゴクリと、お気楽な休日を楽しみたいものだ。好天に恵まれることを期待しよう。

  • 日本のリンガム信仰 ?

    日本のリンガム信仰 ?

    かなまら祭り
    一見、普通のお祭りの光景のようにも見えるが・・・。
    4月7日の日曜日は、川崎市の川崎大師駅近くの若宮八幡宮の境内の中にある金山神社で、かなまら祭りが開催された。毎年4月の第一日曜日と決まっているようだが、神奈川県はもとより地元の川崎市民でもこの風変りなお祭りについては知らない人も少なくないらしい。
    それでも外国人の間では「変わった祭り」として有名であるらしく、大勢の西洋人、アジア人その他の外国人居住者(および旅行者?)もやってくるため、観衆の中にずいぶん外国人が多いという印象を受ける。本日は、私が見たところでは、5人に1人くらいが外国人であったようだ。
    会場や周辺では外国人の姿がとても多い
    神社に奉納する男根型に削った大根
    変なTシャツが販売されている
    ご神体が男根の形をした黒石、神前のお供え物は男根の形に削った大根、祭りの縁日では男根の形をした飴が売られるとともに、木や石で作った男根の模型、はてまたそういう型をした「大人のおもちゃ」まで販売されているという、とても普通のお祭りとは思えない異次元空間が展開している。男根の形をした神輿が担がれて街を練り歩く様子、沿道で見物する人たちの多くが男根型の飴をペロペロと舐めている様子も、フィクションの世界に迷い込んだかのような気にさせてくれる。
    ご神体もこんな形
    もちろんインドのリンガム信仰とはまったく関係はないのだが、日本の神社の祭りでこんなにエロチックで、しかもあっけらかんとしたものがあるとは想像もしなかった。極めて庶民的で、活気と笑いで一杯のB級感に満ちた祭礼だが、他のお祭りではあり得ない旺盛なパワーをもらった気がする。
    奇妙な露店

    こんなものが神社のお祭りの縁日で販売されているとは・・・。
    この祭りの会場以外ではあり得ない光景

    あちこちで、こんな飴を舐めている姿が・・・。
    怪しいグッズの品定めをするお客さんたち
    こんな神輿があるとは・・・。
  • マイクロソフトのSurface RT

    マイクロソフトのSurface RT

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    タブレットPCは、アップルの初代のiPadを使用してきた。手軽で簡単にネット検索をしたり、電子書籍を読んだりと、いろいろ役に立っていたのだが、使い勝手がラップトップPCともかなり異なるため、不便に思うことも多かった。

    アンドロイドOSを搭載したラップトップPC風の製品が出てきたときには思わず購入しそうになったが、普段使用しているウィンドウズOSとの互換の点でやめておくことにしたのは賢明であったと思う。

    そこにきて、最近話題になっているマイクロソフトのSurface RTについては、オフィスがちゃんと使えること、ちゃんとしたキーボードを利用できること(タッチキーボードとタイプキーボードと2種類用意されている中から選択できる。前者はタッチセンサー式、後者は従来型のキーボードだ。)などが特徴だ。USB端子を繋いで、外付のHDDやUSBメモリと接続することができるし、メーカーにもよるがプリンタで印刷することもできるなど、かなり自由度が高いため、ラップトップPCに近い感覚で使用することができる。

    旅行や出張などで、「パソコンとして」持参するという用途にも充分耐えうる製品だと思う。内蔵フラッシュメモリは32GB、64GBとふたつのタイプがある。後者のほうでも今のラップトップPCのデータ容量に比べると大きく見劣りするが、常時接続環境でSkyDriveやDropboxと併用するという条件下においては、決して悪いものではないと思う。

    だが通常のPCと大きく異なる点としては、普通に市販されているWindows用ソフトをインストールすることができず、ウェブ上のウィンドウズ・ストアで購入したアプリケーションしか利用できないという点だ。しかもリリースされてからまだあまり時間が経過していないため、iPadやアンドロイドで利用できるアプリケーションの豊富さとは雲泥の差がある。こちらは時間の経過とともに解消していくことになるのだろうが。

    日本では未発売のSurface Proでは、搭載されているOSがタブレットPCに特化したWindows RTではなく、Windows 8であるため、いわゆる普通のパソコンとしての使用も可能であるようだ。それでもRTが675gで後者が907gであること、厚みではRTが9mmでProが13mmであるなど、携帯性に差があるため、両方とも店頭に並んでいたとしても、私ならRTを選択することだろう。ノートパソコンライクな使い方もできるタブレットは欲しいが、それをメインのマシンにする気はさらさらない。

    ともあれ、仕事にもプライベートにも、そして旅行先でも重宝しそうなマイクロソフトのSurface RT。インドその他の国々に旅行する際にも持参すると非常に役立つであろうこと請け合いだ。

    タイプキーボードを装着

  • 桜バザー 2013 最終日

    桜バザー 2013 最終日

    桜バザー会場

    3月27日(水)から5日間に渡り、インド大使館敷地内で開催されていた桜バザーの最終日、3月31日(日)に訪れてみた。

    もうだいぶ前、大使館が改築されて現在の姿になる前には、外交官の家族たちが自ら作った料理や菓子などを販売していたりもしていたものだが、何かにつけてアウトソースするのが時流の昨今らしく、このイベントで出店しているのはすべて外の業者となっている。

    その分、開催が1日のみであったものが、ここ数年来、つまり大使館の改築後からは複数の日付にまたがって開かれるようになっている。

    開催する側の都合や目的あってのことなので何とも言えない。少なくとも訪れる人々に対して複数の機会が用意されていいかもしれないが、中身はずいぶんよそよそしい感じになったと言えるし、訪れる人々の数も減ったと思う。開催日が数日間に渡るようになったため、延べ人数では多いのかもしれないが、1日の訪問客数で見ると、明らかに少なくなっているに違いない。

    もちろんタイミングも良くなかった。桜の開花時期とはいえ、すっかりピークを過ぎてしまっており、もはや花見を楽しむという具合ではなくなってきているし、天気もすぐれなかった。桜が一気に開花した先週末であれば、また少し違った様子になっていたかもしれないが、事前に準備しなくてはならないので、こればかりは仕方ない。

    インド大使館の前では、現在スリランカで起きている重篤な人権侵害を糾弾する座り込みの抗議活動が展開されていた。参加している人たちは、タミル系の人たちで、インド国籍の人たちもいれば、スリランカ国籍の人々もある。

    剛腕でLTTEを壊滅させたラージャパクサ大統領については、その手腕に高い評価を与える向きも少なくない反面、あまりに行き過ぎたやりかたについて、内外からの批判も多い。現在もLTTEの残党狩りは続いており、治安当局による不当な拘束、監禁、拷問、殺害などが続いている。

    だが、これらについて日本では人々の関心は非常に薄い。そうした状況であることを知らない人も多いのではないだろうか。通りかかる人たちの無関心ぶりには考えさせられるものがあった。

    スリランカにおけるタミル系市民への迫害を糾弾する座り込み活動
  • 鉄道市場

    インドの話ではなくて恐縮である。日本からインドに向かう場合、往々にして上空を通過あるいはバンコクでの乗り換えといった形で縁のあるタイの鉄道に関するものである。

    バンコク郊外のメークローン駅界隈では、今も水上マーケットが残っており、古き良き時代を体験できるエリアとして知られているが、それにも増して魅力的なのは、鉄道の路線にまたがって広がる市場だ。

    ・・・と書いてみたが、実は私自身、まだここを訪れたことがない。

    Thailand railway track market (YoutTube)

    列車通過に備えて店頭の片づけをする人々の手際の良さに感心するとともに、車両最後尾が過ぎ去るやいなや店開きを始める様子には、市場で働く人々の旺盛なバイタリティを感じずにはいられない。

    感銘を受けたのは、市場の人々の有様だけではない。上記リンク先の動画の中に出てくるように、多数の観光客がカメラやビデオで撮影している姿があることからも判るかと思うが、バンコク近郊の有名スポットである。

    タイ政府もこの危険なコンディションのマーケットを貴重な観光資源のひとつとして位置付けているのかどうかは知らないが、当この状態を容認しているため、長年に渡ってこうしたシーンが日々繰り返されているわけであり、当局の鷹揚さと柔軟さを感じずにはいられない。

    マーケットの立地が危険であることは間違いない。でも常時神経過敏症的で、些細なことで大げさに騒ぎ立てるヒステリックな日本社会から眺めると、このようなおおらかさは実に羨ましく感じられないだろうか。

  • オーム・シャーンティ・オーム 3月16日土曜日から

    オーム・シャーンティ・オーム 3月16日土曜日から

    オーム・シャーンティ・オーム(2007年公開)が、「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」と題して、3月16日から東京渋谷のシネマライズおよび大阪梅田のシネ・リーブル梅田にて上映される。

    今世紀に入ってからのボリウッド映画で最高クラスのひとつであるとともに、子連れでも安心して楽しむことができる作品でもある。より多くの方々に観賞してもらい、感動・感激をシェアしていただきたいと思う。

  • ふたたびコールカーター中華朝市へ

    ふたたびコールカーター中華朝市へ

    「中華朝市」とはいえ、売り子の多くはインド人

    コールカーターでは必ず早起きして中華朝市に出かけることにしている。ラール・バーザール近くで旧ユダヤ人地区にも近い場所のかつての中華街(といっても往時の繁栄は見る影もないが)で毎朝夜明けとともに開かれている。タクシーで乗り付けるならば、Lu Shun Saraniの中華朝市と言えば、運転手はすぐに判ってくれるはずだ。

    中華朝市では豚肉入りの肉まんを食べた。この旧中華街は、現在では事実上のイスラーム地区となっており、中華系の人が営む店で働くムスリムたちも多いのだが、そういうものも売られている。朝食をつまみに出てくる華人たちの姿もあるが、週末ともなると地元カルカッタのインド人たちはもちろんのこと、他州からやってきたインド人観光客たちの姿もある。

    いつもどおり、ここで祖父から三代に渡って中華食材・漢方薬の店を開いている客家系のCさんのところに挨拶に出向く。このお店にいると、お客たちはもとより、地元の写真家やジャーナリストたちと出会うことも多く、それもまた楽しい。Cさん自身がおしゃべりでとっつきやすい性格であるということもあるが、コールカーターのチャイナタウンや中華系社会に関する情報通であるため、取材に来るというケースが多い。

    ときおり、インドのメディアで取り上げられたり、ジャーナリストが著した本などが出ることはあるものの、地元カルカッタ華人により書かれた、インサイダーとしての立場からの華人コミュニティ史の書籍は存在しないようだ。

    多くの語るべきものがあり、文化面でも歴史面でも貴重なものであるはずだけに、残念なことだ。今の時代を謳歌して繁栄している状態であれば、そういうものを書いたり、書かれたものを編纂したりということが起きてくるのだろうが、すでに衰退してしまったコミュニティの場合は、なかなかそういう風にはいかないようだ。この地域にいくつかある、華人たちの出身地ごとの同郷会館には、この方面についておそらく大変貴重な資料が眠っているのではなかろうか。これから更に世代を継いでいくに従い、コールカーター華人史が当人たちによって書かれる機会はますますなくなってくるはず。相変わらず、華人たちのインド国外への流出は多いということもある。

    この街からカナダに移住した華人たちは多く、「インド華僑」のアソシエーションがあるくらいなので、カナダから遠い故郷を想う書き手が出てくることはあるかもしれないが。

  • ラヴァングラーの町

    ラヴァングラーの町

    ラヴァングラーの町の中心。どこに向かっても数分で町の外に出てしまうが建物は多層が多い。

    ラヴァングラーの町には食欲がそそられるようなレストランは見当たらないのは、いかんせん田舎の集落なので仕方ない。それでもスマートフォンでインターネットを利用できる(ただし接続速度は眠くなるくらい遅い)のは大したものだ。フェイスブックで友人たちのやりとりを見たり、書き込みをしたりしていると、自分がどこにいるのかわからなくなる。

    もっとも、スィッキムの田舎では、町から少し出るとネットどころか通話さえも通じなくなるのだが。私が利用するのはairtelだが、こうした不便なところでは国営のBSNLのほうが電波状況は良いらしい。

    町の中心でバスが発着するあたりに宿を取ったが、ここから四方を眺めてみると、どちらの方角に歩いても数分で外に出てしまうほど小さな町であるような気はしない。それなりに建て込んだ感じがするからだ。スィッキムの田舎町はたいていこんな具合であるのは、以前も書いたがおそらくインフラ整備とそれにかかるコスト等の関係があるのではないかと私は想像している。

    山また山の複雑な地形で、どこもかしこも斜面だらけだ。電気や水道を引くのも平地と違って楽ではないため、ややなだらかで交通の便の比較的いい場所があると、商いを生業とする人や公共関係の仕事に従事している人たちは、いきおいそこに集住することになる。周囲に広がる余地はあるにもかかわらず、小さな町なのに平屋は少なく多層階の建物が多い。

    あまり豊かそうな人は見かけないものの、さりとてひどく貧しげな人の姿も見かけない。そこそこ事足りて暮らしているといった風情がいい。小さな町だけあって、道を行き交う人たちは、お互いによく知った相手のようだ。

    夕方6時を回るとバーザールの大半の店がシャッターを降ろし、食堂さえも7時過ぎると開いているかどうかも怪しくなってくる。

    夕方7時で人通りはなくなってしまう。

    そんなわけで、夜はずいぶん早く寝てしまうことになる。スィッキムではバスもシェアジープもやけに朝早い時間に出発して、その後は公共交通手段がないということが多いため、朝寝坊するリスクが減るのはまあ助かる。

    やけに早く寝るため、朝日が昇るとともに目が覚めることになる。
    バスやシェアジープは早朝に出る

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  • タシディンのゴンパへ

    タシディンのゴンパへ

    タシディン・ゴンパ入口
    なかなか洒落た造り
    タシディン・ゴンパを訪れる。田舎にある割にはずいぶんゴージャスな感じがする寺院だ。何がゴージャスかといえば、細長い敷地の通路には、信者たちの寄進による沢山のカラフルなマニ石があしらってあることだ。
    こんな眺めがずっと続いている。
    どこまでもどこまでも・・・。
    おそらく地震のためダメージがあって修復したのだろう。いくつかあるお堂の壁は新しく塗られている。境内にいた地元の人の話によると、ここの寺院では壁にひびがはいったりはしたものの、崩落するような大きな被害ではなかったという。
    2011年9月の地震による大きなダメージはなかったという。
    建物の中にある大きなマニ車は、ちょうど下部のベアリングの交換をするというところであった。現在、私たちが目にするマニ車がスムースに回るのは、もちろんベアリングが入っているからで、そういうものができる前の時代には、回すのにかなり力が要るものであったことだろう。
    寺院敷地内に沢山のチョルテン群
    2011年9月の地震は多くの寺院で改修工事を促すことにもなったようだ。おかげで(?)被害が少なかった寺院や資金力のあるお寺はやけにキレイにしてある。
    良く整えられている敷地内
    朝の散歩のつもりで立ち寄ったが予想以上に素晴らしかったタシディン・ゴンパ
    敷地内はよく整備されている。とりわけ入口から見て、敷地の向こう側に沢山のチョルテンが集まっている部分は特徴的である。敷地内にいたおばあさんが、「こっちにおいでなさいよ」と言うのでついて行ってみる。彼女が数々のマニ石やチョルテンに礼拝しながら連れて行ってくれた先は、まさにそのマニ石を彫ったり、そこに仏画を書いたりする職人さんの工房であった。
    マニ石を描く職人さんの工房
    奉納されたマニ石。おそらくさきほどの職人さんの手によるもの。
    こちらも同様
    あまり生産的ではないかもしれないが、チベット仏教圏では、こうした寄進文化が非常に良く発達している。だが、実は仏画というのは感覚で適当に描いているものではなく、最初にいくつもの直線を引き、極めて幾何学的な正確さで下書きを進めていく、非常に精密なものなのである。
    朝の早い時間帯であったため、お堂の中はちょうど朝の勤行の最中。そのため堂内を見学することはできなかったものの、勤行自体を見学することができて良かった。
    風力で回るマニ車
    寺院から宿までは、斜面のつづら折れの道なので徒歩30分くらいかかる。寺院からの階段の参道で、一匹の大柄な犬が近づいてきた。叱っても後ろからついてくる。特に吠えたり、噛み付こうとしたりする様子もないので放っておくが、ときおりやけに近くまで来るので叱りつける。
    まるで帰り道を案内しているかのように、しばらく先に進んでは、こちらが追いつくまで待っている。するとしばらく後をついてきて、叱るとしばらく先に進む。そこでしばらく待っていて・・・といった具合に。