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カテゴリー: health

  • 「インド初のオーガニック野菜州」実現目前で頓挫

    今年の春先から有機栽培以外の農作物の輸入・移入が禁じられることになっていたスィッキム州だが、直前になってこれを撤回。

    おそらく州内の農業保護とあわせて「イデオロギーの実現」の目的が大きかったようだが、自前で州内の需要を満たせないことに加えて、流通業者の反発や市民の反対もあったのだろう。大半の人々がなんとか食べていける状態なので、西ベンガル州などからふんだんに安い作物が入ってくる現状のほうが良いに決まっている。

    自分の身に置き換えてみても、有機野菜しか手に入らないというのは大変健康的な環境かもしれないが、家計維持の面で大変苦しくなる。

    もっとも、これが施行されたとしても、安い作物の需要から「野菜闇市」がはびこることになったのかもしれないが。

    Sikkim withdraws bill on non-organic import ban (NEWS CLICK)

  • 軽食とおやつ

    軽食とおやつ

    子連れでタイを訪問したのだが、軽食やおやつの類がいろいろあると、子供本人が喜ぶだけではなく、「暑い」「疲れた」と言い出す前に、こうしたものをパクつく時間を入れて、テキトーに誤魔化すことができるので親も助かる。物見遊山の合間にこれらを挟んで、夕方にタイスキ屋にでも繰り出せば、子供はさらに大喜びしてくれる。

    以下は、子供ウケする軽食・おやつ類の一例。

    カオソーイ
    ラオスでは味噌ラーメンみたいになっているが、タイではカレー麺といった具合。見た目も味わいも垢抜けていている。

    マンゴーライス
    スライスしたマンゴーにココナツミルクで炊いたり、ココナツミルクをかけたりした糯米とセットで出てくる。ついついお代わりなどしてしまう。

    ケーキ
    今どきのタイのケーキは実によく出来たものが沢山ある。洒落たカフェでひと休みしながら、子供にはコーラやファンタ。自分自身は、ちゃんと美味しいコーヒーと一緒にいただく至福のひととき。

    棒アイスのドリアン
    ちょっととした雑貨屋でもコンビニでもたいていこの類を置いている。本物の果実をふんだんに使っているようで、香りも味もいい感じ。

    ドリアン
    やはりこれぞ果物の王様というより、すでにこれはとても良く出来たお菓子だな、と思う。うまく「当たり」に出会えれば、その味わいはカラメルソースを和えたカスタードクリームといったところか。

  • 「THE LAST ANGLO-INDIANS」という本

    「THE LAST ANGLO-INDIANS」という本

    アマゾンのKindle版で読んでみた。アングロ・インディアン全般について書かれたものではなく、著者の祖父母、母のインドでの生活の日々から、母親が南米出身の船乗りと結婚して1960年代に米国に移住するまで、19世紀終わりから21世紀に入るまでを淡々と綴った3代に渡る家族史。

    インドでは中産階級に位置する家庭だが、一家やその一族は、電報局や鉄道勤務だったり、軍人だったりと、いかにもアングロ・インディアン的な勤め人世帯。

    著者が語るに、アングロ・インディアンたちは、土地や家屋を所有せず、多くはアングロ・インディアンたちが多い地域で借家暮らしであったということだが、こうした層の人たちは、多くが転勤族であったことによるのではないかと想像する。アングロ・インディアンの商人層には、これとはまた異なるライフスタイルがあったことだろう。

    勤務先での出世といっても、要のポジションに配置されているのは、本国からやってきた英国人。英国系とはいえども、インド生まれの人たちはローカルスタッフの扱いであったようだ。英国もインドも階級社会だが、アングロ・インディアンの中でも、生業や出自、業種や経済状況などにより、いろんなクラスがあったらしい。

    1929年から1933年にかけての大恐慌の時代には、インドもひどいとばっちりを受けているが、現地在住のアングロ・インディアンも失業して、文字通り家族で路頭に迷う者も少なくなかったのだそうだ。英国系ということで支配層に比較的近いところにいたとはいえ、やはりそのあたりは、文字通りの勤め人なので、極端な不景気に見舞われると大変である。

    家庭料理には、ふんだんにインドらしいメニュー(英国テイストを含んだ)が並び、そのレシピもいくつか紹介されていた。今度、料理してみようかと思う。

    一般のインド人家庭よりは、恵まれた環境にあったようだが、それでも10代の反抗期には、グレてしまったり、勉強嫌いで学校からドロップアウトして、家族から離れてしまう者もあったりと、日本で暮らす私たちの家の中で起きることと、同じようなことが書かれている。

    ただ、衛生状態や医療水準は今とは違うので、著者の母親は幼い頃、チフスで危うく命を落としかけたようだが、その時代には裕福だったアングロ・インディアンの家庭でも、生まれた子供たちがみんな元気に育つということはなかったらしい。

    Kindle読み放題を利用したが、単体で購入しても570円。コスパの高い、英領末期前後のアングロ・インディアンに関する書籍である。

  • ジービー (जीभी)

    ジービー (जीभी)

    インドでは、毎日舌掃除をする人たちが多いのだろう。たいていの雑貨屋でジービー(舌こき)が売られている。
    少し使っただけで折れたり、錆びたりしてしまうものも少なくないが、ちょっと探せばとても良質なものも手に入る。
    そんなわけで、ステンレス製のものと銅製のものを購入してみた。
    二日酔いの朝や睡眠不足のときなど舌苔が多くなることから、舌には体調が如実に現れるようだ。舌掃除は、口臭や虫歯予防などに効果的らしい。また、風邪の予防にもなるといことも耳にした記憶がある。
    20数年来、朝晩の歯磨きの際には、欠かさず舌もキレイにするようにしているが、そのおかげか知らないが、風邪を引いたり熱を出したりすることはほとんどなくなっている。

    ステンレス製のジービー
    銅製のジービー
  • アウンサンスーチー氏 国家顧問就任1年

    NLD政権発足から1年。
    期待されたほどの成果が出ていないという批判はあるものの、政権担当した経験がない指導者、政党であること、けれども旧国軍系勢力と衝突することなく切り盛りしていること、外資の呼び込みやおカネの回り具合は良好に推移していることなど、総体的に見て素晴らしいことだ。

    映画や物語の絵空事のストーリーではないし、ガーンディーに比肩するほどの偉人とはいえ、神様ではないのだから、民族問題、内戦、人権侵害等々の課題が山積する国のすべてをいっぺんに取り組むことが出来るわけではなく、解決出来るはずもない。「難局」というならば、現在のNLD政権が直面しているものよりも、軍政時代のほうがより大きな難局に対峙していたと言える。また2010年に「民政移管」と称して、軍幹部が軍籍を外れて発足した翼賛団体、USDP (連邦団結発展党)も「軍政の看板のかけかえに過ぎない」と批判されていたものの、良くも悪くも数々の難局を乗り越えてきた。

    NLD政権発足は、軍を背景とする体制から完全に民政へ移管した快挙であったが、その後、旧体制に属していた層への粛清や報復といった手段により対立を生むことなく、着々と成すべき仕事を粛々と進めているように見える。やはりそこにはスーチー氏の冷静な判断と、彼女に対する周囲の厚い信頼あってのことなのだろう。

    スーチー氏から袂を分かって新たな政治団体、政党を立ち上げようという動きもあることは、これまた好ましい動きだ。旧国軍勢力に対抗するため異なる思惑を抱えつつも横断的に団結していた中から自らのカラーを鮮明にする人たちが出て来たわけで、民主主義のシステムが国民の中のより広範な意見を吸い上げることが出来るようになることを期待したい。

    NLDが政権党となるまでのスーチー氏の闘いの軌跡は偉業だが、大統領の上の存在、『国家顧問』に就任してからのそれも同様だ。

    それにしてもすでに71歳となった彼女、後を継ぐことになりそうな人たちはみんな小粒で、あまりに偉大過ぎるカリスマが去った後の真空をどうやって埋めるのか?埋めることが出来るのかが気になる。
    どんなに素晴らしいリーダーでも、老いという天命から逃れることは出来ない。

    スーチー政権発足から1年、早くも難局にさしかかる政権運営 (WEDGE Infinity)

  • コイル式電熱ヒーター

    コイル式電熱ヒーター

    昔、バックパッカーだったころ、これで毎日お湯(ペットボトルの水を買うお金なかった)沸かしてから水筒に入れたり、朝食用にゆで卵やインスタントラーメンを作ったりするなど、旅行中の必需品だった。タイ製のものはしっかりした作りで長持ちしたのだが、インド製はすぐにコードが断線してダメになった。壊れても、すぐに代わりのヒーターが街中で手軽な値段で入手出来るのは便利で良かった。ときどき感電して痛い目に遭うこともないではなかったが。
    あれからずいぶん長い歳月が過ぎたが、この商品はまったく進化することなく、昔のまんまであることが可笑しいような、嬉しいような・・・。

  • タバコがない?

    禁煙したい人は、このあたりに1週間ほど滞在するといいかもしれない。
    パンジャーブ州のアーナンドプル・サーヒブでもパティヤーラーでも、タバコを売る店をひとつも見かけていない。
    街中で、タバコを吸う人の姿も皆無。例外的にビーディーに火を付けているリクシャー引きは、ひとり、ふたりほど目にしたかもしれないが。
    こうした環境はやはり、タバコをタブーとするスィク教徒が人口に占める割合が高いこと、中産階級から社会上層部にかけて、彼らの存在が大きいことから、他の人たちの模範となったり、模倣される対象となったりすることが大きな理由のひとつとして挙げられるだろう。
    手持ちのタバコがあるので、今すぐ困るわけではないが、こういう環境だと自然に禁煙できるかもしれない・・・と思ったりする。
    ちなみに、パンジャーブ州では、タバコのバラ売りも禁止されている。これもまた禁煙志願者にとっては、踏ん切りがついて良いのではないだろうか。

    Punjab: Smaller Cigarette Packs Creates Big Problem (mynahcare.com)

  • バンコクの石鹸

    バンコクの石鹸

    ちょっとした繁華街やモールなどでよく見かけるフルーツ型石鹸が実に精巧だ。ちゃんとそれぞれの果物の香りもついていて、隙のない作り。さすがにここまでキッチリと仕上げてあると、実際に使ってしまうのは惜しい。
    若い女性が番をしている店先で、そうしたフルーツ型石鹸の横の棚に目をやると、そちらに陳列されているのは、大小のこれまた精巧な男根型石鹸であったりして、なんだかこちらのほうが恥ずかしくなる。
    後者については、ときどき警察が取り締まっているらしいが、実にあっけらかんと販売されている。

    Cock-blocked: Police arrest dick soap sellers (COCONUTS BANGKOK)

  • ココナツ水、ペットボトル入り

    ココナツ水、ペットボトル入り

    インドに限らず、南の国ならどこにでもあるココナツ。ヘタの周りをナタでガンガン削り取って開けてもらった穴からゴクゴク飲むとき、「これがキンキンに冷えていたら、もっと旨いはず・・・」と思う。ほのかに甘く、これまたほのかに香る水であるだけに、常温ではちょっとボンヤリした感じの味わいだ。

    何かと気の利くタイではそういう「製品」が出回っているのが嬉しい。それがcocomax

    ココナツ水100%と謳われているとともに、砂糖が添加されていないのもいい。たぶん、何かしらの保存料は使用されているのだろうけれど、コーラやペプシなどよりは、ずっと健康的な感じがする。

    これまで知らなかったが、日本でも取り扱いがあるらしい。私はまだ目にしていないのだが。

    cocomax 100% coconut water (リードオフジャパン)

    このcocomax、タイ発の大ヒット商品になりそうな予感がする。

  • 朗報 インド国鉄機関車にACとトイレ導入

    通常、インド国鉄の機関車にはトイレがない。長距離を走る列車の場合、途中で運転士の交代はあっても、腹具合が悪くなることもあるだろう。鉄道の運転士はかなりの激務で、40歳を越えたあたりで、続かなくなるケースも少なくないと聞く。

    もう何年も前から、「もうじき機関車にトイレを導入」「機関車内にトイレを設置することとなった」という記事はしばしば目にしていたものの、ここにきてようやく実現することとなった。

    さて、このたび貨物列車用の機関車に空調とともに備えられたトイレだが、安全上の理由から、機関車が停止してブレーキがかかっている状態でのみ、トイレのドアを開けることができるようになっているのだという。

    鉄道予約や上級クラスの客車内の設備等に比較して、運行に直接関わるハード面での整備はまだまだ遅れているので、このような面からも少しずつ改善がなされていくことは、イン鉄ファンとしては喜ばしい。まずは乗客全員の命を預かる運転士に、万全の体勢で職務に臨んでもらうのは当然のことである。

    Railways launches first diesel locomotive with AC vaccum toilet for train drivers (The Financial Express)

    After 163 Years, Indian Railways To Finally Install Bio-Toilets In Train Engines For Drivers (indiatimes)

  • 燃える土地 ジャリヤー

    ジャールカンド州の州都ラーンチーから東に位置するダンバード地区の西ベンガル州境附近のジャリヤー(झरिया)は英領期から長きに渡って炭鉱で栄えてきた土地。最寄りの鉄道駅はダンバード・ジャンクション。ここはシャターブディー・エクスプレスその他のメジャーな列車が停車する大きな駅だ。

    現在、インドでは製鉄業を中心に、燃料の2/3は石炭が使用されるという。インド自身、世界第三位の石炭産出量を誇るが、実にその3/4はここから採掘されている。ここではCoal India Ltd.やBharat Coking Coal Ltd.といった、この分野ではインドを代表する大きな政府系企業が操業している。

    400平方キロメートルの面積に75もの炭鉱があるというほど集中しているが、そのエリアには100万人超の人口を抱えていることも特筆される。この地域では、石炭の埋蔵量が豊富であることだけではなく、地表近くに鉱脈があることでも知られており、それがゆえに採掘が容易である。ゆえに違法採掘が絶えないだけではなく、住民たちの中で炭鉱労働に従事してはない人たちも簡単に石炭を採取しては売りさばくといった形で、家計の足しにしていたりする例も数多いという。

    この地域に住む人たちは部族民が中心だ。しかしながらこれを取引するのは地域外の人たちである。地下資源に恵まれながらも、外界から搾取される存在であるという矛盾がある。
    こうした土地なので、政治で暗躍する人たちや炭鉱マフィアたちのパワーゲームが常時展開する暴力的な風土もあるらしい。

    地表近くに鉱脈があることによる利点と同時にデメリットも大きい。河川や土地の汚染はもちろんのことだが、住宅のすぐ脇から火が噴いていたり、100年以上も続いている燃焼により、地下が空洞となることから地盤が陥没したり、その上にあった建物が崩壊したりなどしているとのことだ。これによって廃線となった鉄道路線もあるとのこと。参考記事のリンクを以下に付しておく。

    India’s Jharia coal field has been burning for 100 years (CNBC)

    健康被害もまた甚大なようで、石炭で潤うことにより、田舎の部族中心の社会としては例外的に栄養問題がほとんどないとされるようだが、採掘と地下の燃焼による大気汚染による呼吸器疾患を抱える人々の割合が異常に高いとされる。

    観光で訪れるような場所ではないが、街から少し出ると石炭採掘現場があり、蔓延する違法採掘現場はマフィアが取り仕切っているため、カメラやビデオなどを回すとかなり高い割合でトラブルに巻き込まれるという話もある。

    ジャリヤーを取り上げたドキュメンタリー番組はいくつもあるが、下記リンク先が特に秀逸なので閲覧をお勧めしたい。

    INFERNO: JHARIA’S UNDERGROUND FIRES (PSBT INDIA)

  • ビハールが禁酒州に

    昨日からビハールは禁酒州に移行。しかしU.P.州では酒税率の削減により、酒類が安くなる。生活習慣が大きく異なるわけではなく、隣り合う州なのに。アルコールに起因する社会や生活の問題、酒という個人の楽しみと製造・販売の利権、どちらも票になるので、政権が社会のどのあたりの歓心を買おうとしているかによって転ぶ方向が違う。州ごとの自治性の高さからこうしたコントラストが生まれてくる。

    Complete ban on alcohol in Bihar from today (The Indian Express)

    Liquor prices come down in UP after state govt slashes excise duty on alcohol (India Today)

    禁酒となっても、闇であちこち流通していることだろう。インドでは、他にも禁酒州はいくつかあるが、ブラックマーケットではかなり高い値段で取引されているかといえば、そうとも限らないようで、政府に税を払わずに売りさばくので、酒が合法な州よりも安く手に入るということもなきにしもあらず、のようだ。

    こちらは2007年にindo.toにアップした記事だが、これはグジャラート州の酒に関するもの。当時、禁酒を見直す動きがあったものの、現在までのところ、この情勢には変化なし。

    グジャラート州 酒類解禁への道 (indo.to) ※2007年2月の記事