キングフィッシャー・エアラインス就航

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 今年3月にライバルのSHAW WALLACE社の買収に成功し、世界第二位の酒造会社に躍り出た UB (United Breweries)グループはビールの「キングフィッシャー」でおなじみだが、同グループによるその名も「キングフィッシャー・エアラインス」が本日より就航した。
 使用される機材は、乗客定員174名のエアバスA320。国内線ではインド初とされるサービスとして、座席ごとの液晶スクリーンで10チャンネルのオーディオと5チャンネルのビデオを鑑賞できるとのことで、新規参入ながらも格安路線を歩むものではないようだ。
 同社のサイトをクリックしてみると、インド人モデルたちの水着画像がダウンロードできるようになっている。これまでのインドの航空会社とはかなり異なったカラーを持つ会社らしい。
 当初はバンガロール・ムンバイ間を結ぶのみだが、6月からはバンガロール・デリー便もスタートする。同社は今年12月までに11機の航空機を取得し、年明けからは毎月1機ずつ追加して2年以内に合計33機を備えることを計画しているとされる。今後ネットワークの急速な進展がみられるはずだ。
 インド国内線各社の競争に拍車がかかることはもちろんのこと、同社を保有するUBグループの本拠地が置かれているバンガロール空港が国内便のトラフィックのハブとしての地位がさらに高まるだろう。もちろん現状のままでは同空港のキャパシティ不足が更に深刻化するのは間違いないのだが。
 民間会社による航空業界への新規参入は今後も予定されているようだ。今のインドで航空機による移動を選択できる人たちがいかに増えているかを示すとともに、順調に成長を続けるインド経済の元気なありさまを象徴しているようである。
Kingfisher Airlines launched (Mid Day)

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