Namaste Bollywood #23

Namaste Bollyowwd #23
Namaste Bollywood #23が発行された。
同誌をめくって初めて知ったのだが、昨年マカオが開催されたIIFA(International Indian Film Academy)が、今年6月に韓国のソウルで開催されるとのことだ。
1990年代以降、クルマ、携帯電話機、家電製品等々、インド市場に怒涛のように進出し、大きな存在感を示すに至った韓国だが、自国ではボリウッド映画をどのように評価しているのだろうか。
さて、今号の特集記事は『はじめてのボリウッド』である。十数年前、いっとき日本で盛り上がったインド映画ブーム。だがそれがゆえに、以降の作品に対する関心の薄さの原因となっていることを踏まえてのものであるようだ。
『ブーム』の終焉以降、インド発の映画を見ずに過ごしてきた人たちの間で定着している先入観が、実は大きく様変わりしている今どきの作品へのアクセスを阻んでいるのであろうということは、私も常々感じている。
いっときの流行が終わってから、すでに十数年経過している。当時、小学校低学年であった子供たちが成人となるくらいの時間である。1990年あたりに生まれ、現在20歳くらいの人たちは、日本でインド映画が次々に上映された時期があったことを耳にしてはいても、実はよく知らないはずだ。
そうした先入観のない世代、知識欲や好奇心旺盛な年代こそが、日本におけるインド映画の有望な市場なのではないかと思う。
同時に、10代後半から20代前半あたりの年代は、自由に使うことができる時間に恵まれ、趣味であれ、スポーツであれ、好きなことに打ち込むことができる年齢層だ。またインドに対するイメージも、それよりも上の世代とはかなり違うようでもある。
加えて、洋の東西を問わず、娯楽映画の多くはそのあたりの年齢の人々を主なターゲットとしているものが多いことは言うまでもない。この市場をいかに取り込むことができるかということが、大きなカギとなる。
今号の特集『はじめてのボリウッド』は、まさにそうした人々を意識したものであろう。ムンバイー発の映画に関心を抱く人、ひいてはインドという国に対する興味を感じる若い世代の人々が、今後さらに増えてくれれば幸いである。

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