地球の歩き方 南インド 2014年~2015年版

地球の歩き方の南インド編が発売されている。

地球の歩き方 南インド 2014年~2015年版 (ダイヤモンド社)

ISBN978-4-478-04546-6

これまでの同シリーズのインド編から南インド紹介の部分を切り離したうえで、内容を充実させたのが本編である。

豊富な図版とヴィジュアルな構成で、パッと見て感覚的に把握できるようになっているのはこのシリーズの他地域のガイドブックと同様だ。個人旅行向けのガイドブックということになっているが、私自身は、地球の歩き方は「るるぶ」的なガイドブックだと思っている。

しかしながら、大まかに「南インド」という場合に当然含まれるはずのアーンドラ・プラデーシュ州(近いうちに同州から分離することになっているテーランガーナー地域も含む)が除外されてしまっていることが大変残念である。

ヴィジュアルな構成であるがゆえに、全330ページというページ数の割には情報量が少ないことも気になる。写真が多く掲載されていると分りやすいという点は否定しないが、今の時代、インド各地の街中や史跡等の画像はネット検索するといくらでも出てくる。また「今の時代」といえば、電子版も用意したほうが良いようにも思う。

地図以外の図版等を削除して、ほぼ文章だけにまとめた極薄のコンパクト版があったらいいようにも思うのだが、それにしてもロンリー・プラネットの豊かな情報量には遠く及ばない。

英語が苦手な人が多いという文化的な障壁があるため売れ行きはいいのかもしれないが、過剰に図版が多いがゆえに、情報量の割には厚いというこのスタイルは、ちょっと見直したほうが良いのではないだろうか。もちろん人それぞれ、様々な意見はあることとは思うのだが。

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