良き祝祭を!楽しい休暇を!

ディーワーリー期間中のインドについて、日本の外務省による注意喚起が出ているのだとか。
思えば2年前、ディーワーリー前の買い物で賑わう商業地域で連続爆破事件が起きたのはまだ記憶に新しいところだ。人々の行き来が多く混雑に紛れて事件を起こしやすかったり、そういう時期だからこそ政府や社会に与えるインパクトが大きかったりするなど、騒ぎを起こす側にもこうした祝祭シーズンをわざわざ選ぶ理由にもなるだろう。
『テロで何も変えられない』とはいうものの、人々の心に憎悪と猜疑心を植え付ける効果があることは間違いない。これを利用して広い浸透を画策する政治屋たちが、実像のよく見えない『敵』との対立を訴える。そして反撃と排除の標的を手の届くところに暮らす罪なき声なき人々へと巧妙にすり替える。テロという暴力の行使の結果、それを実行する者たちにとってどれほど利するものがあるのかどうかはさておき、間違いなく大きな損害を被るのはその標的となる市民たちだ。
せっかくの祝祭の季節、惨事のニュースなどではなく、各地のさまざまな楽しい話を耳にしたいものである。
Happy Diwali !!

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