キングフィッシャーは『発泡酒』?

なんと『発泡酒』であった!
インドのビール、キングフィッシャーを日本で飲んでみた。小ビンで量が少ないのは物足りないが、緑色のボトルが個性を主張し、『Since 1857』の文字が語る歴史と貫禄が深い味わいを保証、そして鮮やかな色彩のカワセミの絵がキレの良さを象徴しているようだ。これこそ世界に冠たるビールの中のビールであると思っていた。まぁ、お酒の好みなんて人それぞれだから要は気分である。
ゴクリ、ゴクリと喉を鳴らせてから、ふと目に入ったのが日本市場向けに背面に貼られた小さなラベルの文字。

である。
まさにこの三文字を目にしたときだ。『百年の恋が醒めた』気分になったのは。
私の目が一点に釘付けになっていると、隣で一緒に飲んでいた友人もこれに気がついた。
『え〜?これって発泡酒だって』
と時を同じくして声を上げてしまう。
あのキングフィッシャーが発泡酒 = 第二のビール = 安酒・・・。
信じていたものに裏切られたような気分だ。
発泡酒とはあくまでも日本の法令上の区分で、麦芽の使用率やビールとしては認められない副原料を使っているかどうかによる違いでしかない。おいしいかどうかはまた別の次元の話なのだが。
気を取り直してふたたび口をつけてみると、今度はやっぱり発泡酒のような味わいが広がった。
要はお酒というものは『気分』なのである。

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