季刊誌(年4回発行)TRANSITの最新号はチベット特集。主に取り上げられているのは中国占領下のチベット(中国政府は「西蔵自治区」を自称)、ブータン、インドのダラムサラとラダック。旅行関係の出版物だけあり、豊富でカラフルな写真や図版が楽しい。
色々な方面の執筆者による記事が満載だが、それらの中で意外であったのは、「日本で触れるチベット仏教」と題されたもの。今までまったく知らなかったが、広島市にある高野山真言宗牛田山龍蔵院内に、デプン・ゴマン学堂日本別院という、日本初のチベット僧院があるのだそうだ。
チベット僧院といっても、チベット式の建物があるわけではなく、龍蔵院の敷地内に間借りしているとのこと。
書店で見かけたら、ぜひ手に取ってページをめくってみることをお勧めしたい。