中国の裏庭

以下、土曜日にヤンゴンの国際空港から出発する便である。

航空会社 目的地 便数
エア・アジア バンコク 1便
バンコク・エアウェイズ バンコク 2便
タイ国際航空 バンコク 2便
ミャンマー国際航空 クアラルンプル 1便
ミャンマー国際航空&マレーシア航空共同運航 クアラルンプル 1便
ミャンマー航空&ジェットスター共同運航 シンガポール 1便
シルク・エア シンガポール 2便
ベトナム航空 ハノイ 1便
中国東方航空 昆明 1便
中国南方航空 広州 1便
中国国際航空 昆明経由北京 1便

曜日によってはエア・インディア(コールカーターから週2便)が就航していたり、中国東方航空(昆明から週4便)といった具合にバラつきはあるものの、日々の就航状況はだいたいこのくらいと考えてよいだろう。

特徴的なこととしては、同国が後発発展途上国であることに加えて、先進国等による経済制裁、周辺国からのフライトしかないとことである。

そうした中でも中国からは3社が乗り入れており、中国の3都市と結んでいることが注目される。中国東方航空はマンダレー空港と昆明間にも週5便就航させている。

特に中国の休暇シーズンともなると多数の観光客を乗せてやってくるようだが、年間を通じて商用で訪れる中国人たちが多い。とりわけ資源開発等の関係で中国系企業が多数進出しており、経済制裁下にあってもマーケットに多数溢れる家電製品の多くは、近年品質向上著しい中国製品である。

幾多の経済開発援助プロジェクトも中国の手により実施され、国営メディアが流す国際ニュースの大部分は新華社通信からの配信を受けたものである。

先進諸国が経済制裁を課して孤立を深めたミャンマーに対して、ちょっと距離を置いて中立的な立場にあるのがアセアン諸国ならば、ここぞチャンスとばかりに積極的に進出を続けてきたのが中国。

いまや中国という強力な後ろ盾を得て、近年順調な経済成長を推し進める現在の支配システムが、年内に予定されている『総選挙』により国民の信任というお墨付きを得て継続することは間違いないだろう。

『経済制裁』という、いわば思考停止した状態のまま、ミャンマーが『中国の裏庭化』してゆく現状を座視していてよいものかどうか疑問に思う。

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