RAGS TO RICHES

グジャラート州のマンジューラー・ヴァゲーラーという60歳の女性は、今から35年前には1日の稼ぎがわずか5 ルピーのゴミ拾いで糊口をしのいでいたという。

その彼女は現在、400名のスタッフを雇用して、年商1,000万ルピー(1,755万円を稼ぎ出すShri Saundarya Safai Utkarsh Mahila Sewa Sahkari Mandali Ltd (SSSUMSSML)という清掃会社の経営者となっている。インドのニュース雑誌でもこの関係の記事を見かけたが、彼女の息子は現在、医師として活躍しているそうだ。

底辺の仕事に就いて、やっとのことで日々生き延びているというのが、ごく当たり前の世の中であるし、そうした厳しい境遇ではなく、もっと恵まれた環境にある私たちでも、日々のルーティーンで手一杯で、大きく飛躍することはなかなか出来ないものだ。

こうした「デキる人」の日常というのは、やはりどこか違うのだろう。本人の才覚や努力はもちろんのこと、常に上昇していく強い意志を持ち、日々改良と工夫を重ねているのだろう。

This Woman was Once a Ragpicker, Today She Heads a Firm (iDIVA)

上記の記事によると、彼女がこうしたインフォーマルセクターで働く人たちを組織するアイデアを得たのはSEWA(Self Employed Women’s Association)というNGOとの出会いがきっかけであったとのこと。

SEWA (Self Employed Women’s Association)

様々な分野で数多くのNGOが活動するインドだが、そうした民間による自助努力を促す働きかけが盛んであることは、世界第2位の人口大国インドの強みである。

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