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カテゴリー: travel

  • SAREGAMA CARVAAN MINI BHAKTI

    SAREGAMA CARVAAN MINI BHAKTI

    SAREGAMAのCARVAANシリーズの中のバジャン版だ

    300のバジャン(ヒンドゥーの神への賛歌)が収録されており、この機器自体でも音質は良好し、ボリュームもかなり出るのだが、Bluetoothスピーカーへの接続も可能。この点は、すべてのCARVAANシリーズに共通している。

    これもまた選曲は、さすがSAREGAMAによるものなので、実に素晴らしい。
    なお、このCARVAAN MINIのシリーズには、スタンダードなCARVAAN同様にヒンディー語映画ソング懐メロが収録された「Hindi Legends」とともに、スィク教の神への賛歌「Gurbani」も用意されている。

    いずれも大変魅力的だが、個人的には、いつかカッワーリー版も発売される日が来ると大変嬉しい。

  • CARVAAN GO

    CARVAAN GO

    CARVAAN GO
    CARVAAN GO外装
    上の画像の上箱の中にブリキ缶が入っており、この中に本体が収納されている。

    SAREGAMA社から販売されている好評のCARVAANシリーズ

    このシリーズに新たに加わった新製品で、ウェブで先行販売された後、つい先週から店頭でも出回るようになったCARVAAN GO

    3000曲ものヒンディーソングの映画懐メロが収録されている。キショール・クマール、ラター・マンゲーシュカル、モハメド・ラーフィーその他のレトロな曲を楽しむことができる。SAREGAMAによるものだけあって選曲も素晴らしい。

    重量わずか88g、バッテリー駆動時間は7時間(USB端子で充電)とのこと。収録曲の再生以外に、マイクロSDスロットを備えているので自分で収録しておいた曲目を再生することもできるし、AM/FMラジオ機能も付いている。価格は3990Rs。

    家での使用はもちろんのこと、スマホの2/3程度のサイズなので、外出や旅行にも気楽に持ち出せる。インド懐メロに多少なりとも関心のある方は、ぜひお勧めしたい1台だ。

    蛇足ながらインド製品にしては、ずいぶん包装も凝っており、「開封の儀」を楽しむことができる。

  • 傑作CM

    インドでセメントに関するCMはBanger Cementその他、いろいろ見かける機会は多い。
    どれも自社製品を利用した建物などの頑丈さをアピールする作りになっているが、この日本企業、三井セメントのものは秀逸だ。
    古いタミル映画のシーンを利用しているのかな?と思っているうちに、話が展開していく。
    近隣の男の子からバラの花を贈られて喜ぶ女の子。それを彼女の父親が見咎めて家の中に引き戻す。続いて父親はセメントとレンガを持ってきて、両家の間に大きな壁を築いてしまう。
    男の子は壁を壊そうと試みるが、丈夫な壁はびくともしない。
    やがて向こう側へと小さな穴が空くのだが、その時にはすでにふたりとも老人になっていた。カラー映像となった画面で老婆が手にしているのは、大昔に男の子にもらったバラのドライフラワー。
    インドの古風なテーマと場面設定、一生かけてもわずかな穴しか開けられないほどしっかりしているという大胆な主張。このCMは鑑賞に値する傑作だろう。

    MITSUI CEMENT (facebook)

  • 寝台バス

    寝台バス

    ラーイプルを起点にチャッティースガル州内を走る長距離バスの多くは、寝台付きとなっているようだ。

    つまり寝台と座席両方を備えたものだ。運転席に向かって右側が上段下段とも寝台、左側は上段が寝台で下段は2列の座席となっているもの、左右両側とも上段は寝台で下段は2×2の座席となっているものなど、いくつかのバリエーションがある。

    主に夜間の運行に使用する想定で造られているのかもしれないが、運転手や車掌と違って、車両には休憩は必要ないため、昼夜問わず走らせている。下段寝台については、昼間は複数の乗客ための座席扱いとなるようだ。そのため昼間に寝台を必要とする場合は上段を確保する必要がある。

    寝台で、靴を脱いでリラックスするのはいいが、目的地に着いて靴が見つからず、「はよせんか!」と車掌に大声でドヤされて、片足裸足のままであたふたと降車していく気の毒な若い男性がいた。履物の確保には注意が必要かもしれない。

  • Kanker Palace Heritage

    Kanker Palace Heritage

    宮殿敷地入口を警備する兵士の詰め所だったらしい。
    木立の奥に宮殿がある。
    規模は大きくないが見栄えのするアプローチを持っている。

    旧カンケールの藩王国の宮殿に出掛けてみた。現在はホテルに転用しており1泊16000Rs。
    (3食付き)という高い料金が提示されている。敷地内で別棟となっているKP Cottagesは1泊3900Rs。(食事なし)
    王家の現在の当主はジャイさん。ここ以外にもジャグダルプル等に宿泊施設を持つツアーオペレーターであり、なかなか忙しいらしい。宿泊客は欧州からのグループによる利用が大半であるとのこと。
    王家転じて実業家というのは、けっこうよくあるパターン。旧王家の人々は16000Rsの部屋がある館で今も暮らしている。。

    いかにも昔の王家といった趣味

    手前は現在の王家の「当主」

    「宮殿」に期待されるようなムードは持っている。

    敷地内別棟の「K.P. Cottages」

    Kanker Palace Heritage

    KP Cottages

  • 持続性のある公衆トイレ

    持続性のある公衆トイレ

    デリーに本部を置く「Sulabh international」というトイレ普及を推進するNGOがあるが、BJP政権のスワッチ・バーラト(クリーン・インディア)キャンペーンとの相性が良く、全国各地に公衆トイレをどんどん増やしている。
    行政機関が作るそれらと違うのは、建ててからの保守もしっかり続けていること、その業務に従事する人たちの待遇改善にもきちんと配慮していることなどがある。
    持続性のある公衆トイレ。これがインドではなかなか難しいのに、よくやっている。そのSulabhのトイレがカーンケールのバススタンド裏手にあるのを見て驚いた。
    こんな小さな町でも活動しているとは。
    ただ、懸念されるのは政権が代わった場合でもこの政策が引き続き実施されるのか、それともすっかり無かったものとされてしまうのかというところだ。

  • カーンケールのオートワーリー

    カーンケールのオートワーリー

    田舎町なのにオートワーリー(女性のオートドライバー)がいた。呼び止めてちょっと話を聞いてみることにした。
    女性運転手による女性客のためのオートとのことだ。まだ数は多くないが、仲間たちはみんな頑張っているとのこと。この人は運転手になって7ヶ月経つそうだ。
    政府が音頭取ってのプロジェクトとのことだが、これは良い試みだ。
    それでは、気をつけて運転してください!

  • 女性による女性のための仕立屋

    女性による女性のための仕立屋

    カーンケールの宿の近くに女性だけが働いている仕立屋があった。
    サーリーの上に赤の縞柄のカーディガンを羽織っている人が始めた女性だけのテーラー。インドで仕立屋さんといえば男性の仕事だが、こういう華やかな仕立て屋さんがあると面白い。現在15人でバンバン営業していますとのこと。受注するのは女性衣類のみとのことだ。

    「デーワンガン・レディース・テイラース」という名の仕立屋

  • ドンデン返し

    カンケールの宿の上階に入っている映画館で「ZERO」の入場時間を待っていた。
    係員が来て、ごくわずかしかいないお客たちに告げる。
    「え〜、本日の『ZERO』の上映は中止となりました。」

    それで踵を返して去ろうとするので、お客たちが詰め寄る。
    「で、どうするんだ?」
    係員は涼しい顔で告げる。
    「お客さん少ないもので。SIMMBAに振り替えてもいいですが、どうします?」

    そんなわけで、すでにSIMMBAを観た人は払い戻しを受け取り、私は仕方なくSIMMBAを観ることに。
    ポリスもののアクション映画。ちょっと気が進まなかったが、観た結果、やはりどうもなぁ・・・という感じだった。
    ストーリーが終わると、すぐにバタバタと席を立って帰途につく潔さはインドどこでもそうだが、制作クレジットが流れる前のところで、上映をブチっと切って終わらせてしまう粗忽さには笑ってしまう。

    それはともかく、時間直前で上映中止、他の作品に振替というのはヒドイなぁ!
    とにかく、物事がちゃんと始まるまで、何が起きるかわからなかったりするので、なかなか気が抜けないインドである。

  • ありがたい宿

    ありがたい宿

    チャッティースガル州都ラーイプルからバスタル地方のジャグダルプルまでの道のりの中間点にあるカーンケールという町のバススタンドに着いた。

    その正面に「カーンケール・シティセンター」という商業ビルがあり、そこのセカンドフロアー(日本式に言えば3階)にホテル・アーナンダムという宿が入っている。1泊あたり760Rsという料金に似つかわしくないバリューのある部屋だと感じた。

    ホテルに併設されているレストランがやけに立派で、出される料理も田舎町とは思えないほどちゃんとしている。いずれもとても美味しかった。

    さらに嬉しいことにホテルのひとつ上のフロアーには、映画館が入っていることだ。日中散々歩き回ってからレイトショーを見に行く。日中の行動時間が映画で削られてしまうのは困るのだが、さりとて映画は観たい。だから最も遅い時間に出かけるのが好ましい。

    それでいて、帰りの足や野犬を気にすることなく、階段でひとつ下の階に下りれば、自分の寝床があるのだ。これは素晴らしい。

  • スィルプル仏教遺跡訪問

    スィルプル仏教遺跡訪問

    タクシーでスィルプルを訪問することにした。ここには5世紀から12世紀にかけて栄えた仏教遺跡がある。バスでも行けなくはないようだが、ずいぶん時間がかかるようだ。

    本日の運転手はアジャイという若い男性だが感じはよかった。10歳のときに父親が亡くなり母子家庭で育った。学校も中途でやめなくてはならなかったとのことだが、今はそれなりに仕事が回ってくることから、育ててくれた母親に楽をさせてあげることができているという。インドでは初対面でもそんな身の上話を耳にすることは多い。

    クルマは国道53号線を進んでいく。高架にはなっていないが事実上の高速道路だ。片側二車線のスムースな道路が延々と続いている。見事だ。昔のインドとはずいぶん違う。ただし危ないのは道路によく牛や水牛が出ていること。

    ここではティーワルデーヴ寺院を始めとして、ラーマ寺院、ラクシュマン寺院、スラング・ティーラーその他、いくつもの仏教寺院跡があるのだが、ほとんどが基壇しかないものであるため往時については想像に任せるしかない。一部復元してあるものもあり、石柱が立っているものもあるとはいえ、ほとんどドルメンを眺めるようなものとなってしまう。

    だが一部には手をかけて修復された寺院もあり、これらを訪れると往時の姿を想像できるような気がしてくる。

    入場料を取るのはラーマ寺院のみでインド人は25Rs、外国人は300Rsと書かれている。25Rsを出して「切符1枚」と言うと、そのまま買える。切符切りのゲートでは「見た感じ外国人かと思いました。アッサムからですか?」と笑う係員。

    ラクシュマン寺院に併設されている博物館には、展示物について何の説明の表示もないのは残念である。

    スィルプルに限ったことではないのだが、インドでは今でも、それまでは知られていなかったものが次々に発見されている。このスィルプルについても、ここで仏教が栄えたこと、いくつかの寺院跡は昔から知られていたのだが、2004年から2005年にかけての発掘により新たに発見された遺構が相当あるそうだ。

    しかしながら、遺跡に関する看板の大半がヒンディー語で書かれていることから、これを読めない人(インド人にも決して少なくない)が訪れたとしたら、大変不親切であると感じることだろう。

    それはさておき、彫刻類は実に素晴らしいものがふんだんに残されており、実に見ごたえがあった。こうしたものについて詳しく知りたいと思っても、何の説明さえもなかったのは残念だ。

    ところどころで、こうしたガイドを標榜する人物の連絡先が貼られているのだが、専門的知識を持つ者なのかどうかはまったく不明だ。

    スィルプルに来るときに一度国道53号線で渡った河だが、蛇行しているためスィルプルの村のすぐ裏手にも流れている。だがほとんど干上がっていることから、雨季には河床が流れで一杯になると言われても、にわかに信じがたい。

    乾季のマハーナディー(という河)

    かつて仏教が栄えたこの地域だが、現代においても寒村にこれほど多くのヒンドゥー寺院が林立しているのは、なかなか壮観でもある。


  • ドゥードダーリー寺院

    ドゥードダーリー寺院

    ドゥードダーリー寺院

    せっかくラーイプルまで来たので、地元の名刹を訪れないわけにはいかない。
    ここはなんと、ゴーシャーラー(牛飼い区画)まであった。
    ゴーシャーラー

    ゴーシャーラー入口で眺めていると、子牛が鉄柵越しに「遊んで遊んで」と寄ってくる
    牛はネコと少し似た面があり、自分の気が向いたときだけ人にじゃれようとする。さすがに大人になると、喉元を撫でてもらって仰向けに「ゴロニャン」となることはあるが、子牛のように自ら人にスリスリと迫ってくることはあまりないだろう。いや、そうされると危ないし。まぁ、小さいうちは可愛いものだ。
    「遊んで」とやってくる子牛

    そうしていると派手な楽隊とともに女性たちの行列がやってきた。みんな着飾っていて楽しそうだ。



    境内ではこの集団とは別の地元の子供たちが「一緒にセルフィー撮ってください!」と集まってくる。
    お寺周辺にはいくつものタラーブ(池)とあり眺めもよい。このあたりはプラーニー・バスティーという昔から人々が住んでいたエリアらしい。由緒ありそうなお寺とチャッティースガルの伝統的な家屋が建ち並び、19世紀もかくや?といういい光景だ。
    ターラーブ

    このあたりは昔から人々が住んでいる旧市街


    ロンリープラネットのガイドブックに「チャッティースガルの醜い州都」とか「スィルプル」等近郊の遺跡を観に行くためのベースとして使う以外に滞在する理由のない街」などと書かれているが、いったい何を見てそんなことを書いているのだろうか?
    そんな記述を信じて「ここには見るべきもの無し」と素通りする人がたくさんいるとしたら、大変もったいない。
    バジャンのため木の下に集う人々

    日が傾いてきた頃、近所の主婦たちがお寺近くの祠のところに集まり、バジャン(神への賛歌)を演奏して歌う。心安らぐ夕暮れ時だ。