インドの鉄道駅というものは実に絵になる。
行き交う人々、汽笛とともに入構してくる各駅停車に急行列車、大きな荷物、赤シャツのポーター。まるで良く出きたステージのセット上のように旅情が演出されていく。もちろん作為的なものではなく、人生というリアルな舞台の上で、それぞれの役割を担うひとりひとり。
客室の鉄格子越しに語り合う乗客と見送りの人。車両がガタンと動き出すと、それに合わせホームで見送る人は歩き出し、長い長いプラットフォームの上で、やがて列車が歩いて追っていくことのできない速度に達するまで語らいは続く。昔から映画にも出てくる定番の眺め。
大きな駅も小さな駅も、鉄道駅はどこも旅情と風情に満ちている。




コメントを残す