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カテゴリー: travel

  • ジャグダルプル空港

    ジャグダルプル空港

    南の方角から走ってくると、ジャグダルプルの市街地に入るあたりで空港が見える。まだ新しい施設だが昨年11月から乗り入れがなくなっている。昨年6月からラーイプル→ジャグダルプル→ヴィシャカパトナムというフライトが就航したのだが、半年も持たなかった。
    市街地に隣接しており、繁華街はすぐ目の前。利用者にとっては大変便利な立地だったはずだが、その数については大変ずさんな試算のもとで空港の建設がなされたということなのだろう。
    近年のインドでは、数多くの空港建設が進んでいるが、せっかく完成しても乗り入れる定期便がない、就航したもののすぐに乗り入れ停止というケースも少なくない。ジャグダルプル空港もそうした中のひとつである。

    ジャグダルプルの空港の市街地からのアクセスの良さはインド最高クラス。繁華街から徒歩でも行ける距離だ。

    PM Modi Inaugurates Flight Service From Jagdalpur To Raipur (NDTV)

    Why flight services to Maoist-hit Bastar region have been discontinued 5 months after launch (FINANCIAL EXPRESS)

  • 視力測定板

    視力測定板

    日本で言えば、片目を塞いで「上」「右」「下」「左」などと、円の切れ目の方向を言ったりするが、ジャグダルプルで道を尋ねた眼鏡屋でこんなものを見かけた。
    デーヴァナーガリー文字で「ダ」「パ」「タ」「ナ」「ガ」・・・などと読んでいくのだが、ずいぶん文字も文字列も少なく、いい加減な感じがする。
    文字が左右逆になっているのは、このボードを背にした反対側の壁に置いてある鏡に映った像を読んでいくためである。

  • インド人にとっては「安・近・短」のブータン訪問

    インド人にとっては「安・近・短」のブータン訪問

    IRCTCといえば、インド国鉄子会社で主にチケット予約とケータリングサービスを主な業務としている。加えて豪華列車その他の国鉄を利用したツアーはもちろんのこと、鉄道がルートに含まれないツアーなども販売している。リンク先はIRCTCによるブータンツアーに関する記事。
    日本ならば民業圧迫だと非難されそうだが、インドにはまだ民業と被る業種の公営企業が少なくないためもあってか、同様の例はけっこうある。

    さて、そのブータンだがネパールと並んでインド人にとっては「安・近・短」の外国であり、国内にブータン人が多いこと、ブータン事情についてのニュースも日本と較べて格段に多いこともあり、「幸せの国がブータン」というブータン政府プロパガンダに影響されることなく、「ただのインド周辺国のひとつである」という正しい認識がされているようだ。

    インド・ブータン間では相互査証免除となっていることもあり、わたしたちと違って高額なツアーを利用する必要もなく、自国内を旅行するのと同じように、気のおもむくままに移動や宿泊ができる。通貨もインドルピーとブータンニュルタムは等価なので、インド人は自国ルピーでそのまま日々の支払いができるのだ。インド国内と違うのは、たいていお釣りはルピーでなく、ニュルタムで返ってくるところか。

    ブータンでは初等教育から国語のゾンカ語授業を除いて、インド政府の協力を得て、すべて「英語化」されたのは1970年代。またブータン人たちの間ではヒンディー語が広く普及しており、よほどのおじいさん、おばあさんでなければ、たいていの人たちはどちらもごく当たり前にしゃべることができるようだ。

    日本人にとっては訪れてみたいと思っても、けっこうハードルが高いブータンだが、インド人旅行者には大変親和性が高く、費用的にも訪問しやすい国なのである。そんなこともあり、ロンリープラネットの「ブータン」ガイドブックについては、あまり知られていないが「インド人専用版」がインド国内限定で販売されている。

    Lonely Planet 「Bhutan」のインド人専用版

    インドパスポートを持って、見た目ブータン人と似た顔のモンゴロイドながらも実はインド人という立場でブータンを安旅行できたら大変面白そうなのだが、それが可能なのはインド北東地域のモンゴロイド系の人たちに限られるのは残念である。


    IRCTC Tourism Bhutan Tour: Destinations Covered, Fares And Other Details (NDTV.COM)

  • 宿の前に見えるお家

    宿の前に見えるお家

    クルマがあるときとないときで、ここのお父さんが在宅かどうかがわかる。
    おばあちゃんが一緒に暮らしており、子供は中学生くらいの女の子と小学生の男の子がいる。小学生の子は、休み日の朝から近所に出かけたと思いきや、アヒルの行列みたいに大勢のお友だちを連れて家に戻ってきた。
    朝の時間帯はお手伝いさんが入ってきたり、お父さんがクルマで仕事に出かけるのをお母さんが門の外まで出て見送っていたりするのが見える。
    中学生の子は、よく自転車に乗って出かけているようだ。ちょうど学校は休みの時期なのでヒマなのだろう。
    何泊かしたジャグダルプルのホテルで、宿代に込みの朝食を取っていると目に入ってくる幸せそうな家族の日常風景。

  • 犬も見た目によらない

    ジャグダルプルでの投宿先は、表通りから路地に入ったところにある。
    路地沿いの家で飼っていることが後で分かったのだが、けっこう大きな犬が路地の真ん中に2匹いて、こちらを「ギロリ」と見ている。

    嫌だなぁ・・・。

    一人で通過するのは心細いので、誰か来ないものかと待っていると、ほどなく路地に入っていく人がいたので、すぐ後にくっついて行くことにした。

    そんな風にして、幾度か通って気がついたのだが、私が歩いていくと、なんとなく立ち上がって家の敷地の中にチョロリと入ってしまったり、あるいは家の敷地ギリギリまでのところまで引いて、通りすぎていくこちらを眺めていたりする。

    ホテルの窓から路地を眺めていて気がついたのだが、誰か人が来ると、奴らはスタコラと家敷地内に入ってしまうことがよくあるようなのだ。

    でかい図体していながらも、案外気が小さいらしい。まぁ、そんな犬でこちらは良かったのだが。

  • 案外都会なジャグダルプル

    案外都会なジャグダルプル

    Googleジャグダルプル支社(笑)
    BINAKA MALL

    ジャグダルプルに着いて、宿にチェックインするころには夕方になってしまっていたが、少し周囲を散歩してみた。
    驚いたことに、この田舎町であるにもかかわらず、天下のGoogleが出店しているように見えるし、やや小さいけどモールまであるのには驚かされた。
    このBINAKA MALLだが、昼間訪れてみると、中は閑散としていて入っているテナントは少ない。グラウンドフロアーから上に行ってみると、入居募集中のプロットのみだ。
    やはりある程度の人口規模、経済規模がないと、こういう物件は成り立つはずもない。

    昼間のBINAKA MALL
    まだ新しいモールなのに空きプロットだらけで閑散としていた。
    グラウンドフロアーより上は空きだらけ。とてもやっていけそうにない。
  • ジャグダルプルの宿

    ジャグダルプルの宿

    ピカピカで気持ちの良い部屋

    郊外にあるため宿の背後の風景はこんな具合

    チャッティースガル州のバスタル地方の中心地、ジャグダルプルにて、ちょっと奮発して
    一泊2700Rsの宿を利用した。

    田舎にあるけど、ほぼ新築でスタイリッシュな感じのホテル。とにかくピカピカで清潔なホテルだ。でも空いている・・・というのがポイントで、料金以上に素晴らしい。ほとんど宿泊客は無く、スタッフたちのほうが人数が多いようだ。

    少し郊外のほうにあるため、近くをふらりと歩いても、食事処がまったく見当たらなかったので、その宿泊先レストランで食べた。ピュアヴェジであるにもかかわらず、とても楽しめた。料理人の腕がよいのだろう。宿代に込みの朝食は、毎日内容を替えている。夕食もここで食べることが多かったが、インド料理、インド式中華料理、そしてデザートの類も美味しかった。

    ホテルのマネージャー氏は、一週間前に着任したばかりというオリッサの人で、42歳なのに大変初々しい。他のスタッフも感じがよいのだが、このガラガラ具合では先行き暗いようにも思う。ここから少し西へ進んだところに、同じマネジメントによる同様のホテルがもう1軒あるのだというから、さらに驚く。

    マネージャー氏いわく、バスタルの今後には大きなポテンシャルがあるのだということだが、ホントに大丈夫なのだろうか。
    だが、この人は親子二代続けて観光業に携わっているとかで、幼い頃から親に連れられて、インド全国各地を訪問したとのこと。彼の父は観光関係担当の役人だったそうで、プライベートでもあちこち訪れたり、何か調べてまとめたりすることが好きだったらしい。

    彼の出身地オリッサ州の話になり、チャッティースガル同様に様々な先住民族が暮らしている地域があるが、そうした部族の中で名前は忘れたが、決して笑顔をみせてはいけない部族がごく一部あるとのこと。初対面なのに笑顔だと、侮辱されたと受けとられて危険なのだという。

    Peace & smileは、「あなたに悪意を抱いていませんよ、好意を持ってますよ」という世界共通のメッセージかと思っていたが、そういう例外があるらしい。
    まあ、そのあたりについては、日本で接客業でお決まりの、心のないわざとらしい作り笑顔というのは、見ていてあまり気持ちのよいものではないため、初対面でヘラヘラしないという質実剛健な気風というのも、なかなか良いと私は思う。

  • カーンケールのハート(定期市)

    カーンケールのハート(定期市)

    チャッティースガル州カーンケールのハート、つまり定期市は、国道30号線上にあるバススタンド敷地内で毎週日曜日に開催される。
    市街地で開かれるハートは部族色が薄く、ちょっといまひとつに感じる。お客の大半が部族ではない一般の人々となるため、雰囲気が異なるだけではなく、商う内容にも違いが出てくる。売り手にしても部族以外の人たちのほうが多いかもしれない。

    やはり不便なところで開かれるからこそ、ハートの主役、売り手も買い手も部族民となるため、私たちのような部外者にとっては面白いのだ。それでも、ここに出入りする部族の人たちの姿は確かにあるし、活気あるやりとりを見ているのは悪くない。

    ハートにはよくこうした装飾品屋が来ている。この地域では、ほぼ毎日どこかでハートが開かれているので、日々あちこち回っている専業の人たちなのだろう。こうした人たちの家族は町で店舗を構えているのかもしれない。部族の女性たちが着用する金のノーズリングや太い銀の首輪なども含めていろいろ持ってきている。

    村落などでのハートには普遍的に見られて、町中ではあまり見かけないのは、村で自家醸造した地酒を持ってきて開く「青空バー」だろう。会場であるバススタンドの真横に警察署があるため遠慮しているのかもしれないし、町の人は普通に酒屋で売られている酒のほうに関心があり、部族の酒など見向きもしないのかもしれない。

    村からこうしたハートに出てきて商う部族の人たちの場合、品物が手に持てる範囲であれば20km、25kmくらい平気で歩くそうだ。マーケットは昼からなのに朝3時くらいに村を出るというケースもよくあるらしい。近郊の村、つまり道路が通っている村から大量の野菜などを運ぶ人はジープなどを手配して仲間たちと一緒に町へ出てきている。

    ジープをチャーターして品物を持ってくる人たちもいる。

    国道上にある交通の要衝の町なので、かなり大量に売り買いする人が多いいっぽう、あまり欲のないご夫婦もいた。
    「週に一度、こうして売りにくるだけだよ。他の日はどうしてるかって?寝てるか畑仕事だなぁ。」
    なんだか売り物もずいぶん少ない・・・。

    巨峰くらいの粒サイズのジャングルトマトも売られていた。部族の村の特産品とのことで、味が濃く滋養に富むとのこと。町の人たちにも好評だそうだ。

    通称「ジャングルトマト」

  • 再びHMT

    再びHMT

    1月に「HMTの手巻き腕時計」と題して書いたが、このたび改めてHMTの手巻時計をいくつか購入した。

    再びHMTの時計を購入

    すでに2016年に時計部門は解散しており、現在は製造されていないため、手に入るのは今も流通している限りとはなるものの、規模の大きな国営企業による製品であった。ゆえにバーザールで古くから営業している店などで尋ねると、まだ少数のストックを持つところは珍しくはない。

    できれば、以前HMTと代理店契約していたような店が見つかれば、なお良いだろう。一般の店とは抱えている在庫の規模が違うため、チョイスの幅が広がるからだ。HMTでは自動巻、クォーツなども製造していたが、生産打ち切りとなるまで、主力は一貫して頑なに手巻時計であった。

    80年代半ばまでは圧倒的なシェアを誇ったHMTだが、その後90年代に入るあたりまでは1984年創業のTATAグループのTITANが猛烈な追い上げをかけ、個性的なデザインでは一定の存在感を放つAllwynとともに、ジリジリとマーケット規模が縮小していった。

    Allwynは中央政府傘下の国営企業のHMTとは異なり、アーンドラプラデーシュ州政府傘下の企業。創立は1942年で独立前、ニザームが支配するハイデラーバード藩王国時代から続いた公営企業、しかも自動車、スクーター、家電製品、時計といった製品の製造という技術で売る会社という点で非常にユニークな存在だった。

    さて、本題に戻る。
    HMTの時計には、多彩なブランドがあり、それぞれバリエーションの幅広い商品を展開していたが、ボディやユニットはほぼ共通で、文字盤のデザインのみが異なる、実質上の同一モデルでの展開が多かった。PILOT, JAWAN、JANATA、PRIYA、JHELUMなどの名前で販売されていたモデルは、その好例である。90年代以降においては、TITANとの競合のため、柄やカラーバリエーションを広げることにより対抗するようになったため、末期のモデルにはなかなか面白いものが多い。

    製造してからしばらく放置されているため、購入時の動作確認や巻き部分がスムースであるかどうかのチェックはもちろんのこと、個体によって遅れ、進みが出るケースも散見されるため、購入後1、2回程度、購入店での調整が必要となる場合もあるかもしれない。
    特にそのあたりで何もなければ、極めて正確に時を刻んでくれるのは、ムーブメントはHMT時計部門の合弁相手であったシチズンの設計であるがゆえのことだろう。

    携帯電話の普及により、腕時計の需要は激減しており、スマートウォッチと違って「時間を知る」のみの単機能の時計は必要とされないかもしれないが、アナログ時計に興味のある方には、インドのレトロな機械式時計はコスパの高さからもなかなかオススメである。高めの価格帯でも1,500Rs~1,600Rsあたりで購入できるはずだ。

  • SAREGAMA CARVAAN MINI BHAKTI

    SAREGAMA CARVAAN MINI BHAKTI

    SAREGAMAのCARVAANシリーズの中のバジャン版だ

    300のバジャン(ヒンドゥーの神への賛歌)が収録されており、この機器自体でも音質は良好し、ボリュームもかなり出るのだが、Bluetoothスピーカーへの接続も可能。この点は、すべてのCARVAANシリーズに共通している。

    これもまた選曲は、さすがSAREGAMAによるものなので、実に素晴らしい。
    なお、このCARVAAN MINIのシリーズには、スタンダードなCARVAAN同様にヒンディー語映画ソング懐メロが収録された「Hindi Legends」とともに、スィク教の神への賛歌「Gurbani」も用意されている。

    いずれも大変魅力的だが、個人的には、いつかカッワーリー版も発売される日が来ると大変嬉しい。

  • CARVAAN GO

    CARVAAN GO

    CARVAAN GO
    CARVAAN GO外装
    上の画像の上箱の中にブリキ缶が入っており、この中に本体が収納されている。

    SAREGAMA社から販売されている好評のCARVAANシリーズ

    このシリーズに新たに加わった新製品で、ウェブで先行販売された後、つい先週から店頭でも出回るようになったCARVAAN GO

    3000曲ものヒンディーソングの映画懐メロが収録されている。キショール・クマール、ラター・マンゲーシュカル、モハメド・ラーフィーその他のレトロな曲を楽しむことができる。SAREGAMAによるものだけあって選曲も素晴らしい。

    重量わずか88g、バッテリー駆動時間は7時間(USB端子で充電)とのこと。収録曲の再生以外に、マイクロSDスロットを備えているので自分で収録しておいた曲目を再生することもできるし、AM/FMラジオ機能も付いている。価格は3990Rs。

    家での使用はもちろんのこと、スマホの2/3程度のサイズなので、外出や旅行にも気楽に持ち出せる。インド懐メロに多少なりとも関心のある方は、ぜひお勧めしたい1台だ。

    蛇足ながらインド製品にしては、ずいぶん包装も凝っており、「開封の儀」を楽しむことができる。

  • 傑作CM

    インドでセメントに関するCMはBanger Cementその他、いろいろ見かける機会は多い。
    どれも自社製品を利用した建物などの頑丈さをアピールする作りになっているが、この日本企業、三井セメントのものは秀逸だ。
    古いタミル映画のシーンを利用しているのかな?と思っているうちに、話が展開していく。
    近隣の男の子からバラの花を贈られて喜ぶ女の子。それを彼女の父親が見咎めて家の中に引き戻す。続いて父親はセメントとレンガを持ってきて、両家の間に大きな壁を築いてしまう。
    男の子は壁を壊そうと試みるが、丈夫な壁はびくともしない。
    やがて向こう側へと小さな穴が空くのだが、その時にはすでにふたりとも老人になっていた。カラー映像となった画面で老婆が手にしているのは、大昔に男の子にもらったバラのドライフラワー。
    インドの古風なテーマと場面設定、一生かけてもわずかな穴しか開けられないほどしっかりしているという大胆な主張。このCMは鑑賞に値する傑作だろう。

    MITSUI CEMENT (facebook)