














3月27日(水)から5日間に渡り、インド大使館敷地内で開催されていた桜バザーの最終日、3月31日(日)に訪れてみた。
もうだいぶ前、大使館が改築されて現在の姿になる前には、外交官の家族たちが自ら作った料理や菓子などを販売していたりもしていたものだが、何かにつけてアウトソースするのが時流の昨今らしく、このイベントで出店しているのはすべて外の業者となっている。
その分、開催が1日のみであったものが、ここ数年来、つまり大使館の改築後からは複数の日付にまたがって開かれるようになっている。
開催する側の都合や目的あってのことなので何とも言えない。少なくとも訪れる人々に対して複数の機会が用意されていいかもしれないが、中身はずいぶんよそよそしい感じになったと言えるし、訪れる人々の数も減ったと思う。開催日が数日間に渡るようになったため、延べ人数では多いのかもしれないが、1日の訪問客数で見ると、明らかに少なくなっているに違いない。
もちろんタイミングも良くなかった。桜の開花時期とはいえ、すっかりピークを過ぎてしまっており、もはや花見を楽しむという具合ではなくなってきているし、天気もすぐれなかった。桜が一気に開花した先週末であれば、また少し違った様子になっていたかもしれないが、事前に準備しなくてはならないので、こればかりは仕方ない。
インド大使館の前では、現在スリランカで起きている重篤な人権侵害を糾弾する座り込みの抗議活動が展開されていた。参加している人たちは、タミル系の人たちで、インド国籍の人たちもいれば、スリランカ国籍の人々もある。
剛腕でLTTEを壊滅させたラージャパクサ大統領については、その手腕に高い評価を与える向きも少なくない反面、あまりに行き過ぎたやりかたについて、内外からの批判も多い。現在もLTTEの残党狩りは続いており、治安当局による不当な拘束、監禁、拷問、殺害などが続いている。
だが、これらについて日本では人々の関心は非常に薄い。そうした状況であることを知らない人も多いのではないだろうか。通りかかる人たちの無関心ぶりには考えさせられるものがあった。

4月14日(日)に『第14回カレーフェスティバル&ボイシャキメラ
バングラデシュ正月祭』と題して、東京都豊島区の池袋駅西口公園にて、在日バーングラーデーシュの人々のイベントが開かれる。
もちろん私たち日本人も普通に参加できる。しかしながら、池袋駅西口公園という非常に人通りが多くてアクセスも良く、開催について事前に知らなくても、たまたま通りかかって立ち寄る人たちが多いにもかかわらず、この催しの人混みの中で、私たちが「マイノリティ」であることを感じる稀有な機会でもある。
首都圏一円はもちろんのこと、その周辺地域や遠くは関西からわざわざ駆けつける人々もあるくらいで、年に一度の同胞たちとの再会の場としてガッチリ機能していることが窺える。
インド人と異なり、日本での定住志向が強い在日バーングラーデーシュの人々。彼らが大挙して来日したのは、日本のバブル期前後だが、定住の在留資格はもちろんのこと、すでに日本国籍を取得した人たちも少なくない。早い時期に移民してきた人たちの場合、子供がすでに成人する年齢に差しかかっている例も少なくない。
移民第一世代の親とはおそらく異なるアイデンティティ、祖国への視点、同胞たちとの繋がりに対する意識を持つ彼らが結婚して子供をもうける時期に入ってくると、彼らのコミュニティにもまた厚みが出てくることと思う。
また、在日バーングラーデーシュの人たちと国際結婚している日本人(この場合、ほとんどのケースで女性側が日本人)も少なくない。彼女たちは、日本に定住することを決意したバーングラーデーシュの人々のコミュニティの変遷をつぶさに見てきたことだろう。
ともあれ、せっかくの年に一度の大きなイベントだ。当日は好天に恵まれることを祈る。
東京都千代田区九段のインド大使館にて、例年開催されている桜バザーの日程は、今年2013年は3月27日(水)から3月31日(日)となるようだ。年によってかなり時期が前後するが、その名の示すとおり、桜が満開となる時期に合わせているようだ。
ただし、何らかの理由により、事前に聞いていた時期から多少変更となることもあるようなので、開催予定時期が近くなったら、インド大使館に電話確認したほうが良いかと思う。
お堀端の桜を見物するついでにちょっと立ち寄ってみるのも良いし、桜バザーを訪れるがてらに界隈の桜を愛でるのもいいだろう。
長い冬も終わり、ようやく屋外イベントの時期がやってきたことを歓迎したい。
春が来た!
インドの隣国バーングラーデーシュの首都ダーカー近郊のトンギにて、毎年1月あるいは2月に、3日間に渡って行われるビシュワ・イステマーは、ムスリムの人々が一堂に集まる催しとしては、サウジアラビアのメッカにおけるハッジに次ぐ規模の人々がやってくるという。
北インドのデオバンド学派の流れを汲むタブリーギー・ジャマアトの呼びかけにより、1946年に始まったものであるというから、まだ歴史は浅いものの、近年ではそこに集う人々の数は400万人とも500万人とも言われるようになっている。タブリーギー・ジャマアトの影響力の大きさを感じずにはいられない。
一国の首都に匹敵する規模の人数がその祝祭のために各地からはるばるやってくるということになるから大変だ。そんなわけで、交通機関も大変混み合うことになるようだが、その典型的(?)なラッシュぶりや祝祭の様子を伝える写真を掲載したウェブサイトへのリンクが、Facebookでシェアされていた。
こちらがその驚異的な混雑ぶりだ。機関車の形や客車の色合いさえもよくわからないほどで仰天してしまう。
願わくば、トンギに集うすべての善男善女たちに幸多からんことを。
近年、ある日を境に突然季節が改まることが多くなったように思う。9月23日には東京をはじめとする関東地方で朝から雨が降っていたが、気温がかなり下がっていた。
外出すると、前日までの盛夏と同じ装いから一転して、セーターや薄手のコートをまとって外出する人たちの姿が目に付いた。翌日9月24日は前日とは打って変わり、すっきりと晴れ渡った青空とひんやりした空気。誰もが「秋が来た!」と実感したことだろう。
今後しばらくは、心地よい気候がしばらく続くことになるが、そんな中でインド関係のイベントがいくつか予定されている。
・ディワリ・イン・ヨコハマ 【10月13日(土)・14日(日) 横浜・山下公園】
・インディアフィエスタ2012【10月20日(土) 東京都中央区・築地本願寺】
・東京ディワリフェスタ西葛西【10月27日(土) 東京都江戸川区・新田6号公園】
屋外イベントをのんびりと心身ともにリラックスして楽しむことができるのはこのあたりまでで、以降は屋外でじっと留まるにはそれなりの気合いと防寒の備えが必要になってくる。
アウトドアでの催しではないが、インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパンにも大いに注目したい。近年公開された秀作が一気に上映されるため、東京・大阪で今どきのボリウッドのトレンドを感じるには良い機会だろう。10月6日(土)から12日(金)まで。東京の会場はオーディトリウム渋谷、大阪の会場はシネ・ヌーヴォだ。上映スケジュールは東京と大阪で異なるのでご注意願いたい。

Namaste Bollywood#34が発行された。今号ではボリウッド映画界とベンガルとの繋がりに焦点が当てられている。
近世以降、文学、絵画、演劇といった様々な方面の芸術が豊かに花開いてきたベンガル地方由来の小説を下敷きにしたボリウッド作品はいろいろある。そうした文化的な背景もあってのことかと思うが、ベンガル出身あるいはベンガル系の血筋の演技者も多い。ベンガル出身の芸術映画、左派映画の製作者も多いことは広く知られているが、たぶん製作者以外にも映画関係で撮影や舞台装置その他の技術系の仕事に携わる人の中にもベンガル系の人々が占める割合は少なくないことだろう。
さて、今号には日本のボリウッド映画ファンが、決して見逃すことのできない大変重要なニュースが掲載されている。10月6日(土)から12日(金)に渡って開催されるインディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン。東京の会場はオーディトリウム渋谷で、大阪の会場はシネ・ヌーヴォである。この期間中に上映される映画は合計23本。どれも選りすぐりの素晴らしい作品だ。東京と大阪とで、それぞれの作品の上映日時が異なるのでご注意願いたい。
過去の『インド映画ブーム』により、ある程度以上の年齢の日本人観衆の間に定着してしまったインドの娯楽映画に対する「単純明快」「勧善懲悪」「唐突に挿入される歌と踊り」「ハッピーエンド」等々の紋切型かつどれもがB級、C級といった誤ったイメージを払拭(そうしたイメージを抱いて映画祭を観賞した人はこれまでと考えを180°転換させることだろう)して、個々の作品のクオリティの高さを正当に評価するきっかけになることを願っている。
9月22日(土)と23日(日)に、東京都渋谷区の代々木公園で開催されるナマステ・インディア。例年どおりの大変な賑わいとなることだろう。台風が本州に上陸・通過することも多いこの時期は、季節の変わり目で秋雨に見舞われることも少なくない。屋外のイベントなので、天気次第でもある。
その2週間前、9月8日(土)と9日(日)には、同じ場所でスリランカフェスティバル2012が開催される。毎年おなじみのチャンナウプリ舞踊団のステージに期待したい。
南アジア関連のイベントだからこそ、会場で「おー、久しぶり!」「ハハハ!来てると思ったよ」「やっぱりお会いしましたね」等々の再会がある。
どちらのイベントも好天に恵まれますように。
東京都渋谷区の代々木公園にて、5月12日(土)と13日(日)に、タイフェスティバル2012が開催される。
代々木公園にて行われるイベントの中でも最大級の催しであることから、天気に恵まれれば、広々としているはずの会場で身動きできないこともしばしば・・・といった混雑具合となる。あまりの盛況ぶりに、そろそろ他にもっと広い会場を見つけなくてはいけないのではないか?と、他人事ながら気になってしまうくらいだ。
代々木公園でのイベント予定を眺めてみると、タイ・フェスティバルの翌週はワンラブジャマイカフェスティバル2012、その次週はラオスフェスティバル2012と続いている。
梅雨入りする前に、週末を太陽の下でゆったりと過ごしたいものだ。


今年7月21日(土)から、映画The Ladyがi日本で公開される。
母国ミャンマー(ビルマ)の民主化を目指して長い闘いを続けているアウンサンスーチー氏とその家族愛を描いた作品だ。
英語によるインタビュー映像しか見たことがない(私はビルマ語はわからないので・・・)が、上品な物腰とウィットに富んだ受け答えには誰もが魅了される。スレンダーな外見からは想像できない闘志と粘り強さを発揮して民主化運動を率いてきたスーチー氏の努力がようやく報われようという動きになってきている今、ミャンマーが今後本当に良い方向に動いていくことを願わずにはいられない。
建国の父、アウンサン将軍の娘であることによるカリスマと責任感はもちろんのこと、彼女自身の持つ人間的な魅力とこれまでの行動により示してきたリーダーシップと高潔さについて、誰もが称賛を惜しまない。ミャンマーの人々の間での支持とともに、遠く離れた家族との絆と信頼もまた、彼女を力強く支えてきたのだろう。
この夏、より多くの方々と感動を分かち合いたい。
4月15日(日)午前10時から午後6時まで、東京都豊島区池袋の池袋西口公園にて、「第13回カレーフェスティバル&バングラデシュボイシャキメラ」が開催される。
毎年、大盛況のJBS(Japan Bangladesh Society)主催によるこのイベントには、東京周辺はもとより、関西その他各地から多くのベンガル出身の人々が集う。
同じ日に、千代田区の日比谷公園で、在日ビルマ(ミャンマー)人たちによるダヂャン(水祭り)も開催される。
母国から遠く離れた日本で、バーングラーデーシュとビルマ(ミャンマー)という隣り合う国々の人々が、それぞれの正月を祝う。
日本人の私たちも、お正月気分をシェアさせてもらって、大いにおしゃべりに興じることができれば幸いである。
イベント当日は好天に恵まれますように!
今年も東京都千代田区九段にあるインド大使館にて、さくらフェスティバルが開催される。
さくらフェスティバル2012 (インド大使館)
会期は3月31日(土)から4月8日(日)までと長いが、日によって開催時間が異なる。詳細については、上記リンク先のPDF文書をご参照願いたい。
なお、先日『春の足音』と題して取り上げてみたとおり、今週末の3月24日(土)と25日(日)には、東京都渋谷区の代々木公園にて、『パキスタン・バザール2012』と『ソンクランフェスティバル2012』が場所を分け合っての開催となる。
今年もいよいよ屋外イベントの季節が始まろうとしている。