インド系イベントが続く10月

近年、ある日を境に突然季節が改まることが多くなったように思う。9月23日には東京をはじめとする関東地方で朝から雨が降っていたが、気温がかなり下がっていた。

外出すると、前日までの盛夏と同じ装いから一転して、セーターや薄手のコートをまとって外出する人たちの姿が目に付いた。翌日9月24日は前日とは打って変わり、すっきりと晴れ渡った青空とひんやりした空気。誰もが「秋が来た!」と実感したことだろう。

今後しばらくは、心地よい気候がしばらく続くことになるが、そんな中でインド関係のイベントがいくつか予定されている。

ディワリ・イン・ヨコハマ 【10月13日(土)・14日(日) 横浜・山下公園】

インディアフィエスタ2012【10月20日(土) 東京都中央区・築地本願寺】

東京ディワリフェスタ西葛西【10月27日(土) 東京都江戸川区・新田6号公園】

屋外イベントをのんびりと心身ともにリラックスして楽しむことができるのはこのあたりまでで、以降は屋外でじっと留まるにはそれなりの気合いと防寒の備えが必要になってくる。

アウトドアでの催しではないが、インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパンにも大いに注目したい。近年公開された秀作が一気に上映されるため、東京・大阪で今どきのボリウッドのトレンドを感じるには良い機会だろう。10月6日(土)から12日(金)まで。東京の会場はオーディトリウム渋谷、大阪の会場はシネ・ヌーヴォだ。上映スケジュールは東京と大阪で異なるのでご注意願いたい。

Namaste Bollywood #34

Namaste Bollywood #34

Namaste Bollywood#34が発行された。今号ではボリウッド映画界とベンガルとの繋がりに焦点が当てられている。

近世以降、文学、絵画、演劇といった様々な方面の芸術が豊かに花開いてきたベンガル地方由来の小説を下敷きにしたボリウッド作品はいろいろある。そうした文化的な背景もあってのことかと思うが、ベンガル出身あるいはベンガル系の血筋の演技者も多い。ベンガル出身の芸術映画、左派映画の製作者も多いことは広く知られているが、たぶん製作者以外にも映画関係で撮影や舞台装置その他の技術系の仕事に携わる人の中にもベンガル系の人々が占める割合は少なくないことだろう。

さて、今号には日本のボリウッド映画ファンが、決して見逃すことのできない大変重要なニュースが掲載されている。10月6日(土)から12日(金)に渡って開催されるインディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン。東京の会場はオーディトリウム渋谷で、大阪の会場はシネ・ヌーヴォである。この期間中に上映される映画は合計23本。どれも選りすぐりの素晴らしい作品だ。東京と大阪とで、それぞれの作品の上映日時が異なるのでご注意願いたい。

過去の『インド映画ブーム』により、ある程度以上の年齢の日本人観衆の間に定着してしまったインドの娯楽映画に対する「単純明快」「勧善懲悪」「唐突に挿入される歌と踊り」「ハッピーエンド」等々の紋切型かつどれもがB級、C級といった誤ったイメージを払拭(そうしたイメージを抱いて映画祭を観賞した人はこれまでと考えを180°転換させることだろう)して、個々の作品のクオリティの高さを正当に評価するきっかけになることを願っている。

ナマステ・インディア2012

9月22日(土)と23日(日)に、東京都渋谷区の代々木公園で開催されるナマステ・インディア。例年どおりの大変な賑わいとなることだろう。台風が本州に上陸・通過することも多いこの時期は、季節の変わり目で秋雨に見舞われることも少なくない。屋外のイベントなので、天気次第でもある。

その2週間前、9月8日(土)と9日(日)には、同じ場所でスリランカフェスティバル2012が開催される。毎年おなじみのチャンナウプリ舞踊団のステージに期待したい。

南アジア関連のイベントだからこそ、会場で「おー、久しぶり!」「ハハハ!来てると思ったよ」「やっぱりお会いしましたね」等々の再会がある。

どちらのイベントも好天に恵まれますように。

タイ・フェスティバル2012

東京都渋谷区の代々木公園にて、5月12日(土)と13日(日)に、タイフェスティバル2012が開催される。

代々木公園にて行われるイベントの中でも最大級の催しであることから、天気に恵まれれば、広々としているはずの会場で身動きできないこともしばしば・・・といった混雑具合となる。あまりの盛況ぶりに、そろそろ他にもっと広い会場を見つけなくてはいけないのではないか?と、他人事ながら気になってしまうくらいだ。

代々木公園でのイベント予定を眺めてみると、タイ・フェスティバルの翌週はワンラブジャマイカフェスティバル2012、その次週はラオスフェスティバル2012と続いている。

梅雨入りする前に、週末を太陽の下でゆったりと過ごしたいものだ。

 

The Lady

The Lady

今年7月21日(土)から、映画The Ladyがi日本で公開される。

母国ミャンマー(ビルマ)の民主化を目指して長い闘いを続けているアウンサンスーチー氏とその家族愛を描いた作品だ。

英語によるインタビュー映像しか見たことがない(私はビルマ語はわからないので・・・)が、上品な物腰とウィットに富んだ受け答えには誰もが魅了される。スレンダーな外見からは想像できない闘志と粘り強さを発揮して民主化運動を率いてきたスーチー氏の努力がようやく報われようという動きになってきている今、ミャンマーが今後本当に良い方向に動いていくことを願わずにはいられない。

建国の父、アウンサン将軍の娘であることによるカリスマと責任感はもちろんのこと、彼女自身の持つ人間的な魅力とこれまでの行動により示してきたリーダーシップと高潔さについて、誰もが称賛を惜しまない。ミャンマーの人々の間での支持とともに、遠く離れた家族との絆と信頼もまた、彼女を力強く支えてきたのだろう。

この夏、より多くの方々と感動を分かち合いたい。