マンドヴィー2 〈Vijay Vilas Palace〉

マンドヴィー市街地に着いた。ルクマワティ河に架かる橋を越えたところで下車して、オートでヴィジャイ・ヴィラース・パレスに向かう。広くはない市街地を外れて、海岸線に平行して走る軍用の滑走路を左手に眺めながら進むと、やがて到着する。

敷地に入ったところで乗り物の通行料を徴収されるが、ここから宮殿まではさらにちょっとした距離がある。ここのパレスは今も王家の所有であり、外国人料金の設定はなく、誰が訪れても入場料は一律である。そのため、インド人にとっては国有のものと比較して少々割高(入場料30Rs、カメラ使用料40Rs)ということにはなる。

1929年にカッチの王家の夏の宮殿として完成したこのパレスは、幾度もヒンディー語映画のロケで使用されているため、何となく見覚えのある人もいるだろう。ラージプート建築と西洋建築のハイブリッドだが、上部の装飾に散見される大ぶりなベンガル風の丸屋根がアクセントになっている。瀟洒な外観の割に内部はやや地味ながらも、屋上からの周囲の眺めは実に素晴らしい。

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