_4月14日(日)に東京都豊島区の池袋西口公園で「第14回カレーフェスティバル & ボイシャキメラ バングラデシュ正月祭」が開催された。
開催場所に集まっている人々の大半はベンガル人、とりわけバーングラーデシュ人たちであるのは、この催しをオーガナイズしているのがJAPAN BANGLADESH SOCIETYという団体であるがゆえのことである。
同胞たちと出会うことができる年に一度のイベントに参加するために、群馬県、茨城県といった首都圏周辺地域はもちろんのこと、関西その他のエリアからも泊りがけで来る人たちが多い。
私自身も、この催しで知人や顔見知りの人たちをあちこちで見つけては、世間話に興じるのがとても楽しいことを思えば、在日バーングラーデーシュの人たちにとってはまさに欠くことのできない一大イベントなのだろう。
会場でときどきヒンディー語が聞こえてくるのは、在日バーングラーデーシュ人の勤務先等で接触のあるインド人が来場しているためのようだ。
開催地の池袋西口公園のそこここで、在日の彼らの二世たちが遊んでいる姿を見ると、往々にして会話が両親の母語のベンガル語ではなく、日本語であることに気が付く。
妻子連れで日本在住のケースに限れば、主にITその他の企業による派遣で日本に来ている人たちが多いインド人たちに比べて、在日バーングデーシュ人たちは「骨を埋める」覚悟で来ている人たちが多い。もちろん公立学校以外の選択肢を取った場合のコストの大きさの関係があるかとは思うが、在日の彼らの日本に対する心情や期待感に応えることができる日本であることを願いたい。