里帰りしたサイクルリキシャー

 日本でも「サイクルリクシャー」が着実に数を増やしつつある。遠目にはピザ宅配バイクのような形で、人間がペダルを踏んで進む「タクシー」を目にしたことがある人は少なくないだろう。このVELO TAXI(ベロタクシー)、ドイツ発の環境に優しい交通機関とのことだ。
 現在、東京と京都の一部地域で運行中。客席から見た風景の動画ファイルもある。車体のカタチはかなり違うものの、インドのオートリクシャーのそれを彷彿させるものがある。
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 移動中、運転手の足元はチャカチャカ忙しく動いているわけで、サイクルリキシャー同様、上り坂では気の毒な想いがしそうだ。日本には、数年前まで人力車を取り締まる法律があった(?)ため、届け出が必要だったが、現在はその必要はない。 こういう乗り物が出てくる背景にあるものは、環境意識の高まりなのか、それとも長引く不況の影響か…。なんにせよ、人力車が巡り巡って発祥の地(本当は東京や京都ではなく横浜だが…)に戻ってきたことになる。
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 デザインもカラフルで、いろいろとバリエーションがある。調べているうちに、人に乗せてもらうのではなく自分で乗り回したくなった。気になる値段は一台約百万円と、「自転車」としてはずいぶん高額。どうも手が出そうにないが、先日取り上げたバジャージといい、近ごろニッポンの三輪市場の動きがチョット気になっている。

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