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カテゴリー: society

  • バルサラー=ワルサード

    バルサラー=ワルサード

    ワルサードに到着

    1991年亡くなったクイーンのヴォーカリスト、フレディー・マーキュリー。タンザニアのザンジバルにて、インド出身のゾロアスター教徒の両親のもとに生まれた彼の元々の名前は「ファルーク・バルサラー」だが、この「バルサラー」はインドのグジャラートにある町の名前。現在の「ワルサード」の旧名だ。
    先祖が定住した土地の名前がそのまま苗字となっており、比較的よるある姓といえる。そんな土地なので、きっとパールスィーの人たちの姿は少なくないだろうと予想できるが、調べてみるとこの町にはゾロアスター教寺院がふたつもあるとのことなので、間違いないことが確信できた。
    ゾロアスター教寺院

    町にもうひとつあるゾロアスター教寺院

    町では、たまたま知り合ったパールスィーの方のお宅にお邪魔させていただき話を伺うことができた。
    ゾロアスター教寺院では信者以外が入場することができないし、取り立てて見どころはないワルサードではあるが、落ち着いた町並みと趣のある家屋を目にするのはなかなか楽しい。
    なかなか趣のある家屋が多い。



    パールスィーの女性たちもランゴーリーを描く。

    パールスィーはさておき、グジャラート州に限ったことではないのだが、それぞれの家屋になんとかバワンとかかんとかクリパーとかいった屋号が付いていることが多いのが面白い。優雅な感じがして良い。
    「チャームンダー・バワン」とある。

    「ガーヤトリー・クリパー」と記されている。

  • 州境を越えると文字が変わる

    州境を越えると文字が変わる

    マハーラーシュトラ州からグジャラート州に入ると文字が変わるため、ずいぶん遠くまで来たような気がしてしまう。降車したのはワルサード。ムンバイから3時間程度なのだが。
    グジャラート文字は、デーヴァナーガリー文字の上の棒、シローレカーを抜いたような形だが、文字のカタチ自体が変形しているため判読には、かなり目ヂカラが必要。




  • ダーラーヴィーを通過中

    ダーラーヴィーを通過中


    ムンバイで、アジア有数の規模と言われるダーラーヴィーのスラムをクルマで通過中。大変狭小な構造物の中に居室があったり店があったりする。地上階と上階はそれぞれ別々に貸し出されていること、スペースが狭小であることから、上階へは階段ではなく、ハシゴで上るようになっていることが多い。
    こんなエリアなのに路肩にはなぜかロイヤルエンフィールドの若者向けのカッコいいバイクが置かれていたり、こうした家屋のハシゴから降りてくる青年が大型画面のスマホを手にしていたりする。こんなスラムだが、けっこう大きな金額が日々動いており、けっこう可処分所得の高い個人、世帯もあるとは聞くのだが。

  • ムンバイのフォート地区コロニアル建築

    ムンバイのフォート地区コロニアル建築

    チャーチゲートやマリンドライブのあたりによく見られるモダンでポップなアールデコ建築とは対照的なフォート地区の重厚なゴシック建築、そしてインド・サラセン建築など様々なコロニアル建物群。

    ムンバイの植民地支配の中心部であったので、「ロンドンもかくや」と思わせる荘厳な眺めに満ちている。




















  • コラバのFood Inn

    コラバのFood Inn

    ツーリストゾーンとはいえ、良質な食事処に事欠かないコラバ。その中でも特定のエリアの食事(ゴア料理など)にこだわらなければ、コラバの宿泊施設が集中するエリアにあるFood Innは、良心的かつ信頼できるレストランだ。お客の大半が外国人という時間帯も多いのだが、実にちゃんとした料理を提供している。

    Food Inn (zomato)

  • クラーバーかコラーバーか、アダムかアドムか?

    クラーバーかコラーバーか、アダムかアドムか?

    デーヴァナーガリー表記で「クラーバー」「アダムストリート」がそれぞれ「コラーバー」「アドムストリート」となる。

    現地語から英語に入ったもの、英語から現地語に取り入れられたもので、相互に微妙に音が異なるケースが少なくない。
    19世紀前半まで植民地行政用語として広く使用されていたペルシア語の表記による影響(ウとオが区別されず同じ表記)で、これらがひっくり返ったのかな?と思うこともあるが、現地での音声的な慣習などもあるかもしれない。
    よくschool、stationを「イスクール」「イステーシャン」と言う人がインドでかなり多いように、発音しやすいというような。
    これがベンガルだと、他の北インド地域と同じように文字上での母音はア、アー、イ、イー、ウ、ウー、エー、アェー、オー、アォーだが、現代ベンガル語ではNarayanganjが「ノロヨンゴンジ」に聞こえるし、マングローブがあるSundarbanがシュンドルボンになる。
    独立後、政治的な背景から地名、ストリート名などから英国的ないしは英国人に因んだもの、地元地名の英語的な綴りはかなり排除された(それでも地域的にはまだかなり残っている)が、それでもこうした不整合についてはまったく気にもかけないのはインドらしい。

  • いただけない朝食

    いただけない朝食

    ムンバイで利用した宿では朝食込み、午前8時から10時までの間に提供ということになっていた。早起きして外出してすでに食べているのだが、宿で用意しているのはどんなものかと、一応朝食時間に戻って確認してみることにした。
    外から戻った際にフロントで「朝食を」と伝えると、「部屋に届けさせる」とのこと。このホテルでは宿泊客が顔を合わせるような場所は、このフロントしかないのであった。

    部屋に戻ると、間もなくスタッフがプラスチックのトレーを持ってやってきた。
    食パン、バター、ジャム、ティーバッグ、インスタントコーヒー、砂糖とミルクパウダーという簡素なもの。それは構わないのだが、やはり部屋の中で一人で食べるというのはつまらない。他の宿泊客と会話しながら、あるいはそうでなくてもそうした人々を目にしながらというのがやはり楽しい。
    一度おしゃべりしてから二度ともう会う機会のない人がほとんどであったりするが、話をしながら何か良い情報をもらうなど新しい発見があったり、一日行動を共にしたりすることもある。ある程度親しくなればSNSで繋がり、しばしば近況のやりとりをしたり、ときどき会うようになったりする相手もある。それらもまた旅行の楽しみである。
    朝食をひとり自室で食べると、気楽かもしれないが、何も良いことは起こらないのである。

  • インドによるパキスタン領内空爆

    2月26日午前3時半(インド時間)にパキスタンへの領越境空爆が実施された。

    パキスタン側の反応時代で核保有国同士の戦争となりかねない事態となった。今月14日にカシミールでインドの治安部隊を狙った大規模なテロが起きる前まで、あんな融和ムードであったのに、わずか12日でこのように急変してしまった。まさに印パ関係の難しさを象徴しているようだ。

    Mirage jets destroy Pakistan terror camp with 1,000 kg bombs in pre-dawn strike: Sources (INDIA TODAY)

    インド空軍によるパキスタン領内のテロ組織への「サージカル・ストライク」を賛えるAAP(Aam Aadmi Party庶民党)のアルヴィンド・ケージリーワル。個人的には最も好意を持てるクリーンで誠実、民主主義を尊ぶ政治家だが、こういう人でも対パキスタンとなると、タカ派となる。

    実はこの関係については、右翼のシヴセーナー、BJPから中道の会議派、左翼の共産党まで、全党一致でパキスタン強硬派しか存在しないのがインド政界。
    インドによるパキスタン領内への直接攻撃は2016年にもパ領カシミールにて小さな規模で起きたが、あのときはパキスタンはそうした攻撃自体を否定したが、さすがに今回は次元も方法も違うので、同じようにスルーできない状況だ。

    Kejriwal lauds IAF pilots for striking terror targets inside Pakistan (THE TIMES OF INDIA)

    今回の空爆について、インド側はあくまでもパキスタン領内にあるテロ組織のキャンプを叩くための「サージカル・ストライク」であったと強調している。

    当初は「インド軍機がパキスタン領内を侵犯。これを受けてパキスタン空軍機が緊急スクランブルをかけて、侵犯機を領外に追いやった。侵犯機は爆弾を投下したが被害はなし」というような発表をしていたのだが、インド側による華々しい成果の公表と、標的となったバラーコートにおける人的・物的被害の大きさから、発表の方針を転換した模様だ。

    しかしながら、インド軍が攻撃した先は市街地ではなく、パキスタン軍の庇護下にあるとされる過激派組織のトレーニングキャンプであったので、「被害なし」という部分については変更できない。

    しかしながら、今のところ幸いであるのは、パキスタンは少なくとも現時点までにおいては、それなりに抑制の効いた対応をしているように見えることだ。

    NSC on LoC violation: Pakistan will decide time and place of response to India (GEO News)

    「パンドラの箱」を開けてしまったのは、果たして今月7日にカシミールで移動中のインドの治安部隊へ大規模な攻撃を仕掛けたパキスタンのテロ組織なのか、本日の越境空爆を実施したインドなのか。

    それにしても、パキスタンに本拠地を置くテログループがこれまで幾度もインド側に出て、こうした事件を起こしている(多くは最後に自爆する覚悟で来ている)ため、もういいかげんインドの堪忍袋の緒が切れたという具合だ。

    今後の進展がとても気がかりなところだが、パキスタンという国にとっては、自国のありかたをしっかり見直さなくてはならない、これまでの責任を取らなくてはならないときに来ていることは間違いない。

    繰り返されるテロについて幾度も抗議しつつも、まともな対応をしない相手国を容認する国がどこにあるだろうか。

    IAF strike in Pakistan killed 300 terrorists: Government source (THE TIMES OF INDIA)

  • ムンバイ国際空港で入手するSIM

    話は前後してしまうが、ムンバイ国際空港でのSIMカード購入の件。

    ムンバイから夕方以降に入国、すでに街中のSIM販売店は閉まっており、明日の早い時間帯にムンバイを出て、田舎に向かう・・・というようなケースは少なくないだろう。朝10時だか11時だかにマーケットの店が開くのを待っているような時間はないというような。

    大都市圏を出ると、SIM購入は容易ではないことが珍しくないし、そうでなくともアクティベートされるまで数日かかってしまうというようなケースも多い。観光客が多いゴアのパナジで購入しても足掛け3日くらいはかかる。

    そんな場合、ムンバイ空港でSIMを購入することも視野に入れておくと良いかもしれない。

    インドのプリペイドでお馴染みのキャリアAirtelのカウンターが、税関を通過して出迎えロビーに出たところにある。先客がいなければ、パスポートを見せてSIMが出てくるまで、なんと30秒ほどしかかからない。これはバンコクの空港並みのスピードだ。

    ただし使えるようになるまではかなり時間がかかる。

    宵の口の時間帯に入手してから2時間ほどで電波が入っていること示す表示は出てくるのだが、SIMカードそのものと同時に購入したインターネットと通話のパッケージが使えるようになったのは翌朝のことであった。

    SIM購入にかける時間がない場合、Amazon等で販売されている海外で使用できるデータ通信専用SIMを購入するのもひとつの手だが、やはり電話として通話することができない点で、かなり利便性に劣る。

    即座に開通とはならないものの、空港での購入をお勧めしたい。デリーから入国の場合でもやはり税関を通過して出迎えロビーに出たところにAirtelのカウンターがあり、プリペイドのSIMを購入することができる。

  • 各地のパーン勢揃い

    各地のパーン勢揃い

    バリエーション豊かな品揃えのパーン屋さん。売り手のお兄ちゃんは西ベンガル出身とのことで、やたらとカルカッタ式のものを勧めてくる。
    私はパーンを嗜む習慣はないので、それぞれどのような特徴があるのかについては、トンと見当もつかないのだが。
    映画「Don」に出てきた挿入歌にKaike Paan Banaraswalaというのがあったが、その「バナーラスワーラーはどれだい?」と尋ねると、下の画像上部に見える小さなちまき風のものがそれだとのこと。
    (アミターブ・バッチャン主演で1978年に公開された「Don」は、シャールク・カーン主演でリメイクされ2006年にリリースされている。)

  • ムンバイの「いかのおすし」

    ムンバイの「いかのおすし」

    コラバの映画館入口付近に貼られていたのだが、おそらく在ムンバイの日本国総領事館によるものなのだろう。

    ご存知のとおり、「いかのおすし」とは、もともと日本の小学校で児童たちへの不審者に関する注意喚起からきているものである。

    防犯標語 「いかのおすし」のルーツを探る!(JAPAN SPORT COUNCIL)

    ムンバイに限らず、インドで日本人旅行者がターゲットとなる事件・事案が後を絶たないことから、こうした形で注意が呼びかけられているということだろう。

  • 「スワッチ・バーラト (Clean India)」ミッション

    「スワッチ・バーラト (Clean India)」ミッション

    コラバの海に面したところに出来た有料トイレ

    ムンバイのコラバで海に面したエリアに使用料金5Rsのキレイな有料トイレができていた。
    このあたりを散歩するおのぼりさんたちは多く、たいていはこのあたりで立ちションしていたものため、ちゃんとしたトイレがあるのはいいことだ。
    散歩している人たちによると、「確かに良いことだ。だが問題はこれがいつまで維持できるかということだね。」とのこと。
    「スワッチ・バーラト」ミッションの関係で、インド各地で村などの家にトイレを作らせたり、街中などでは公衆トイレを整備したりしている。この関係の事業には政府からお金が出ているため、かなりの活況らしい。
    だがこのキャンペーンが終わったらどうなるのか、政権交代したらどうなるのかという部分については、まさに神のみぞ知る・・・といったところだ。

    コラバの夜明け
    優美なタージマハルホテルの建物