ダルガー・ハズラト・クワジャ・バンダナワーズに参拝。デリーのニザームッディーンにあるダルガー、アジメールのダルガーと同じくスーフィーのチシュティー派の聖者廟(ダルガー)であるため馴染み深い。
ここに来るのは初めてだが、Googleマップで見る限りでは、そのバンダナワーズ様がある場所の界隈に他のダルガーが点在している様子を想像していたが、そうではなくバンダナワーズの敷地にこれらのダルガーも存在しているのであった。なんという強力なバラカ(ご利益)スポットだろうか!
きれいさっぱりとホワイトウォッシュされたダルガーの外観とは裏腹に聖者自身が葬られた墓のある建物内部の美しいミラー細工や彩色が素晴らしかった。中は撮影禁止となっており、いつの時代か目にした眺めがそのまま画像としてスマホに出力されるような、そんな日が来ないものだろうか。
イスラーム教といえば厳格な一神教で私たちのような多神教世界とは相容れないと思っている人は少なくないが、このような聖者信仰は信者たちの動態としては日本のお不動様信仰に近いものがあるとともに、インド亜大陸のような多神教の土壌の中では、ムスリム以外からも受け容れ易く、事実非ムスリムによる参拝も少なくない。
このような形態を許容しないのはワッハーブ派の影響下にある原理主義勢力で、このような信仰は異端ということになる。
イスラーム教といっても様々な形態があり、自身に多様性、多重性を持つ奥行きの広い世界であり、先述のワッハーブ派、その影響をインドのタブリーギー・ジャマアト経由で受けたターリバーン、そしてISその他の原理主義過激思想は、イスラーム世界の大半とかけ離れた異質なもの、ということになる。



コメントを残す